連載<働き盛りのうつ病予防・概要>
=マインドフルネス心理療法の視点より
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(4)うつ病の症状
うつ病になると種々の症状がつらくて、重くなると次のような状況になります。
重くなると自殺したくなる深刻な病気です。身体症状にまどわされて、うつ病であることを見落としてはなりません。
- 仕事に行けない、家事ができない
- 人にあいたくない、あうのがこわい
- 電話にでられない
- 朝起きられない
- 死にたくなる思いが起きる。実際、自殺するに至る。
うつ病には種々の症状があって3つに分類してみる。相互に影響していて別物ではないのだが
うつ病に気づくのに効果があるだろう。
(A)精神症状、(B)身体症状、(C)態度・行動の変化
図の@からHまでは、重症のうつ病(大うつ病エピソード)に該当するかどうかの診断基準に
ある症状である(定型うつ病)。このほかにも次のような症状がある。
これらの症状は一日のうちで変動があり、特に朝から午前中に調子の悪い人が多い。ただし、非
定型うつ病は夕方に悪化することも多い。
(A)精神症状
前頭前野、海馬、大脳辺縁系などに関連する精神症状があらわれる。
- 抑うつ気分
- 悲哀の感情
- 疲労感。非定型うつ病には鉛様麻痺感がある。
- 意欲がない
- 思考力・集中力の減退
- 無価値観
- 希死念慮、自殺念慮=「死にたい」と思う。
- 妄想が起きることもある。事実ではなく、誤った想像である。
心気妄想、
貧困妄想、
関係妄想、、
被害妄想など。
(B)身体症状
自律神経系の失調、ストレスホルモンの影響などにより、身体症状があらわれる。
- 睡眠障害=早朝覚醒、眠りが浅い。非定型うつ病では過眠。
- 食欲低下、性欲の低下という生命活動に関する欲望が低下する。非定型うつ病では過食。
- 胃腸障害=下痢、便秘、腹痛。
- 痛み=頭痛、胸痛、筋肉痛、四肢痛などの痛み。
- その他自律神経失調症に似た症状
(C)態度・行動の変化
このような症状のために、態度、行動の変化がみられる。
- 外出できない。閉じこもって何もしない、職場に行けない。主婦がなると買い物にもいけな
い。
- 人に会いたくない。電話にもでられない。
- 働く人の仕事の能率がおちる。
学生の成績が下がる。登校できない。主婦がなると家事ができない。
- 楽しめていたことが楽しめずもと趣味としていた事をしない。
- 非定型うつ病では対人関係で拒絶過敏。ささいなことで傷つく。
- 自殺行動を実行する。
<続>
(5)
連載<働き盛りのうつ病予防・概要>
=マインドフルネス心理療法の視点より
=働く人のうつ病、自殺を防止するために
(「働き盛りのうつ病予防・メンタルヘルス」講演の詳細なテキストがありますが、その要点を抄録し
ます。講演はご依頼により行います。)