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慢性ストレスから犯罪、心の病気 [2008年07月24日(木)]

慢性ストレスから犯罪、心の病気

 また、無差別殺傷事件が起きました。
 決まって、慢性的にストレスをかかえたあげくの事件です。
ストレスを持続させていると、やがて、精神疾患の発症か非行犯罪になる割合が高いという経験的な 仮説があります。

急性ストレスと慢性ストレスは相互に関係しあう

 急性ストレスと慢性ストレスは相互に関係しあう。日常的にあまり強くはないがストレス、不満、 精神症状、身体症状などがある(慢性ストレス)と、通常の人では大きく反応しないような出来事、 刺激に大きく反応して、強い感情をおこしたり、発作を誘発したり、非機能的行動が起こりやすい。 一方、急性ストレスが頻繁に起こると、言語による否定的思考、予期不安の拡大などが起こり、慢性 ストレスを起こしやすい。
 治療方針として、日常感じている慢性ストレスの対処法をトレーニングすることによって、慢性ス トレスが軽減されると、心理的、神経生理学的な苦痛が軽くなる。それが、急性のストレスの対処法 や発生頻度に影響する。

 ストレスによってイライラ、不満、怒り、不安、悲しみ、絶望などがほぼ日常的にあるのが「慢性 ストレス」。これがあると、何かの刺激、出来事があった時に、急性ストレスを強めて、病的な発作、対人関係のトラブル、無益な行動(まぎらし)、非行犯罪 などが起きる。
 ストレスが持続する時、(A)批判、攻撃のほこさきが自分に向かう場合と、(B)他者・外部に向かう 場合がある。(A)だと、精神疾患になりやすいし、(B)だと対人関係のトラブル、家庭内暴力、虐待、 非行犯罪になりやすい。一般的ですが。(A)の反応パターンを繰り返す人と(B)の反応パターンを繰り 返す人がいる。神経回路が過敏になるので同じ反応パターンをとりやすい。しかし、(A)だった人が 、突然、(B)になることがある。
 慢性ストレスは、持続しているのだから、自覚して治せばいい。そうでないと治らず繰り返されて 、やがて、ささいなきっかけで、急性ストレスとなってしまう。
 こういう慢性ストレスの心は心理カウンセリングで軽くできる。

 誰かに相談したり、ストレスを緩和できることがあればいいのだが、家族がその役割を果たせなく なっている。成長期の子どもを持つ親は、こういうことを自覚して家族が支えられるようにしないと いけないでしょう。そういう年代の人たちに家族が緊張の場、人間不信の場になっていないかチェッ クしてもらう必要があるのでしょう。社会教育もそういうことに力点をおかないと。

 9月10日(水)午後、埼玉県蓮田市の会場で「自殺防止に地域住民ができること」というテーマ で小さなシンポジウムを開きます。
 資金がないので、高名な方はおよびしません。パネリストだけが発言するというのではなく、30人程 度しか入れない会場で、 座談会形式で、みながアイデアを出し合う。うつ病、不安障害の人の支援をどうしたら自殺がなくな るか。住民ができること、行政に予算ゼロでもできることはないのか、市や県への要望、とっぴなアイデアもいいから何で も言ってみよう。
  • うつ病、不安障害が治らない 患者さんは、「こういう場所がほしい。こういうカウンセリングがほしい。」と言 ってみる。
  • 家族の方は「こういことをしてほしい。こういう場がほしい。」
  • 患者の会、患者家族の会の人は、どういうことを希望するかアイデアを出していただく。
  • ボランティア希望の人は「こういうことならできる」と言う。
  • NPOの方は、こういう支援なら連携できるとか、まわしてくれてもいいとか。また、NPOの会員や家族がうつ病になって活動しなくなることはありませんか。会員、スタッフの心の健康のためにすることがあるのではありませんか。
  • 中小企業の経営者は「うちでは産業医など持てない。従業員のために、こんな支援がほしい」
  • 働く人は、会社の人には言いたくない。会社を超えて、「このような場所、サービスがほしい」と。
  • 労組として経営者に頼らずできることはないか。
  • 子育てのお母さん、介護する人は「こういうメンタルな支援がほしい」と。
 実現する、しないは構わない。むつかしいから簡単にはいきません。
アイデアだけでも出してみよう。誰かが動くかもしれない。まず、第一歩です。


 そんなミニ・シンポジウムです。

暫定的なプログラム
  • (1)もしできたら行政の担当者から対策の現状、計画などのお話。
  • (2)他の地域の活動をみる(ビデオ)
  • (3)ビデオから学ぶ地域住民や行政の取り組みのヒント(当代表が総括)
  • (4)ディスカッション(上記のように座談会)
  • (5)今後の活動をすすめるための連絡会議のようなものを結成するか。
  • (6)うつ病、不安障害患者の会、または、患者家族の会をたちあげるか。
     こういう病気の方が薬で治らない場合、ながびいてしまう。患者または家族ができることはないのか。 すでにある会があれば、連携していくか。新しい会をたちあげるか。

シンポジウムにおいでになれない方はアイデアをメールでおよせください。
saitama@co.email.ne.jp
Posted by 埼メンタル協会/大田 at 10:20 | この記事のURL