自殺実態白書に思う(2) [2008年07月08日(火)]
自殺実態白書に思う(2)自殺実態白書をNPO法人「ライフリンク」(清水康之代表)がホームページに公開した。これに関 して、7日、NHK総合テレビが「自殺を防ぐ1」を放送した。自殺は、直前にはうつ病になっている人が多 いが、うつ病になるのは種々の社会構造的な要因があるという白書の内容を紹介した。これから自治体や事業体は、これで明らかになった要因の改善対策をとることが迫られる。これは 、社会構造的要因からの対策になる。これらは、これから対策を考え、予算化して、実行していくか ら相当の期間がかかるだろう。 社会構造的な要因でもあるが、うつ病の治療法、再発予防法(社会構造的な要因ばかりではなく医 療として)がすすんでいないのも忘れてはならない。そうでないと、今でもうつ病が治らない(必ず しも社会的要因は問題なくても)人がいる。これを治す治療対策をすすめないといけない。 そうでないと、自殺が減少しない。 テレビで、秋田県能代市では、うつ気味の人の家庭を何度も訪問して、きめこまかい接触をしたら 自殺を思いとどまったケースを紹介した。これは、貧困とか多重債務とか過労ではない。こういうス トレスがなくても、あるいは、しばらく解放されても、うつ病が治らないケースが多い。薬物療法で も。ところが、能代では、人的なケアで自殺を減少させた(多分、うつ病になっていた人が回復した のだろう)。だから、うつ病は薬物療法以外の取り組みで治していくことも重要だ。 ゲストの人が指摘していたが、人口の多い都市部では、能代と同じような取り組みはできそうもな い。もし、うつ病になっても、しばらく休養をとって治療すれば、けろっと治るのであれば、また、 復帰できる。他の社会的要因があっても、うつ病が完治すれば、新しい気持でもう一度、むつかしい ストレスにたちむかうことができる。一度うつ病になった体験から学習して、再発しないように注意してとりくむつもりである。しかし、薬物療法でもカウンセリングでも完治しない人が多い 。うつ病の専門家でも治せないというのがおかしい。だから、 うつ病を治せないというのも、重要な社会的要因である。 うつ病の治療法、予防法も重要。医者、カウンセラー団体、自治体、事業体、地域住民、家族、本人 は何ができるか対策をとらなければならない。 今回明らかになった、うつ病以外の社会的要因からの対策も重要である。両方から対策を考えてい かねばならない。 今夜、第二回の放送がある。 |


