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身体と精神は一体、相互影響 [2008年06月21日(土)]

身体と精神は一体、相互影響

 この1カ月、身体に種々の変調が起こり、積極的であった私の心を消極的にしてしまいま す。
 3週間前からかぜもひき一向に治らず、今日は症状がひどくなっています。こういう時、 身と心は一体、「心身一如」ということを思いしります。 かぜのために起きる内部の神経、ホルモン、免疫などの作用だと思いますが、「意欲」を抑 制させます。もうすぐ、マインドフルネス心理療法の講座があるので、テキストの改訂編集作業をしたいのです が、やる意欲がおきません。無理にやろうとしても、集中できません。また、頭がすばやく は回転しません。人とのコミュニケーションもおっくうです。こんな時、むつかしいコミュ ニケーションはできません。
 こうして、かぜという身体の病気は、意欲がない、集中できない、頭が回転しない、人と のコミュニケーションもしたくない、という、「うつ病」の症状と似た精神作用の変調を起 こしています。この症状がもっと強くて、何カ月も治らないという状況(ほかにも症状があ ります)がうつ病です。仕事ができない、人にあえない。家族から責められても、こういう 症状があるのだから、がんばれない。うつ病になった人は、本当に、つらいです。追い込ま れて症状が悪化します。パニック障害、対人恐怖症などで仕事ができないのも同様です。症 状があるのだから、家族から何と言われても外出できない。やがて、うつ病を併発する人が 多いです。
 自殺が10年連続で3万人を超えています。減少のきざしがみえません。勤務問題、貧困 問題がありますが、ほかに、うつ病が治りにくいという医療の問題があります。過労によっ てうつ病になった時、休職、退職して治療をしてもうつ病が治らない人がいます。というこ とは、勤務問題ばかりが自殺の要因ではないということです。休職したら、もう、過労状況 からは解放されたのです。休職中には過労状況はありません。うつ病がからっと完治すれば 、また復帰して、あるいは、転職して、また、数年元気よく働けそうです。でも、現実はそ うではない。うつ病は社会的ストレスから解放されても(つまり「休養」)治らない人が多い。そ ういううつ病が多くなってきている。経済的にはめぐまれている人でも、うつ病が治らない 人も多くいます。大切なもの、大切な人、大切な健康、大切な地位名誉などを失うことによるうつ病も社会的ストレスではなく、個人的な特徴の強い悩みですが、これも、現在の治療法では治らない人がいます。
 教育、勤務、貧困、いじめ、福祉、などの社会的なストレスは改善していかなくてはなりませんが、うつ病 を効果的に治す治療法の開発が重要です。治れば、復帰できます。治療しても治らないとい う医療の問題解決に真剣にとりくまなければなりません。また、そのように、つらい病気な らば、予防法も重要です。自分の愛する人がうつ病によってなくなったら、本当につらいこ とです。だから、うつ病の予防、治療法の開発普及はすべての家族にとって重要な問題です 。
 体調が思わしくないと、こうしたこともできなくなっていきますね。心と身の健康が本当 に重要ですね。
Posted by 埼メンタル協会/大田 at 07:30 | 自殺防止対策 | この記事のURL