マインドフルネス心理療法をやってみて疑問(1)
マインドフルネス心理療法(自己洞察瞑想療法)の課題(呼吸法など)をやっ
てみると、疑問や「うまくいかない」「できない」などの考えが出てきて、もう
、練習をやめたくなることがあります。やめるのであれば、「すぐ失望する」「
ながつづきしない」従来の反応パターンです。つらさのうずから、ぬけられませ
ん。色々なこと(大きく分類しても、6つの柔軟性の欠如)を学びますので、3
か月は、カウンセリングに来ていただきたいとお伝えしています。
ここに掲載するのは、たいていの人に予想される疑問、反応です。
(マインドフルネス心理療法は、
別の記事に書きましたように、すぐれた効果があります。アメリカでは
、盛んに行なわれて効果が確認されています。)
1.否定的反応が変わらない
- 「うまくいかない」と思った。
「うまくいかない」というのは、評価判断だから、そういう評価判断は、やめ
て、実行を続けてください。薬の場合も、きくしくみがわからないのに、服用す
るではありませんか。課題が「うまくいかない」と思っても、しばらく、続けて
ください。他の効果的な治療法があれば、それをするために、こちらはやめると
いうのであれば、やむをえませんが、やめて何もしないという状態を続けたら、
、つらい症状、つらい状況が続くのではありませんか。
- 「呼吸法は、面白くなかった。イライラした。」
面白くないものは、嫌いだという考えを重視して、やめようといういつもの逃
げる(回避、逃避)方向が出てきています。「自分のお気にいり(何もしないで
いる楽)に執着する」傾向が変わっていません。薬は苦いが効果があります。呼
吸法は面白くなくても効果がでてくるかもしれません(治療法ですから、個人差
がありますが)。
「面白くない」「イライラ」したり、やめたい、思いが起きたら、そういう思
いが起きていると確認して、また、呼吸にもどってください。イライラが起きた
ら、起きた、と観察して、呼吸法を続けます。面白くないけれど、やったのです
から、やっただけのことはあります。イライラしたけれど、やれたのです。そう
した練習を繰り返していけば、別なこと(対人関係とか)で面白くないことやイ
ライラしたときでも、呼吸法をやれば、つらい思いから心が離れて、無茶な行動
をしなくてすむ力がそなわってくるかもしれないと思えませんか。
- 「30分できないから、自分にはできない。」
最初は、5分でも、10でも、いいでしょう。少し、長期戦でやっていきまし
ょう。どのくらいできるかは、症状の程度、病気になってからの期間など、個人
によって違いがあります。他の人とくらべず、少しづつふやしていけるようにし
てください。
<理解しておきたいこと>
しばらくの間実践しないで、従来のように、すぐに、否定的、悲観的な判断を
、しないようにしていただきたい。そういう反応パターンをくりかえしてきたか
ら、病気になった、ながびくということがあります。前頭前野の機能低下が起き
ていて、評価判断する機能自体が低下しています。療法について、否定的な判断
をしてやめるのではなくて、しばらく、課題を実行することが大切です。
心理的ストレスが関係する病気ならば、呼吸法は、程度の違いはありますが、効
果がゼロということはないでしょう。「呼吸法を用いる心理
療法の効果」を理解して下さい。呼吸法をしっかり実践すると、否定的
な思考が長くは続かなくなります。否定的な思いが起きても、呼吸法にもどる。
これを繰り返します。
カウンセリングは、ただ、呼吸法をするだけではありません。多くの心得を学
びます。3カ月は、通ったほうがよろしいです。薬だって、6カ月、3年でも医
者に通院するのです。カウンセリングも3カ月、通ってもいいではありませんか
。
(続く)
やってみて否定的な思いがまた、やらないで否定的回避的思いが
=マインドフルネス心理療法