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うつ病は「心のかぜ」ではない [2007年09月24日(月)]

うつ病は「心のかぜ」ではない

 読売新聞(9/21/2007)に、「うつニート」<読者のお便りから>で、薬物療法の効果のない側面を 伝えています。
     「連載2回目では、よく言われる「うつ病は心のかぜ」という表現によって、患者の苦しみが軽く受け止められがちだという問題点を指摘した。」

     「防衛医科大学の野村総一郎さんは「うつ病は多様であることを患者も周囲も知ってほしい 。大うつ病の中でも、約3割はかなり治りにくい。また、職場復帰を果たしても、仕事の能力 が以前に比べて落ちていることもある。これからはハンデを持った人を職場でどう受け入れて いくかを考えないとけない」と話す。」
   「職場復帰を果たしても、仕事の能力が以前に比べて落ちていることもある。」というのは 、前頭前野の機能低下が充分回復していないせいでしょう。薬物療法だけでは、気分や意欲は 回復しても、集中力、作業記憶が充分に回復しない。だから、仕事をまだうまくこなせない。 この段階で、周囲が多くを期待して、仕事をさせると、「できない」という苦悩がまして、再発する。 リハビリの心理療法が必要でしょう。
 今、政府主導で、内科医もうつ病を発見して、抗うつ薬治療をすすめようとか、内科医がうつ病患者を精神科医に紹介すると、報酬がもらえるようになります。これから薬物療法がさらに、広まりはじめますが、効果がないのが3割です。100万人が薬物療法を受けても 30万人の患者は治りにくい。薬物療法が効果のない患者さんのための心理療法を普及させる 対策がどうしても必要です。自殺予防対策のかなめの一つです。
Posted by 埼メンタル協会/大田 at 07:50 | 自殺防止対策 | この記事のURL