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パニック障害の改善例ーその後(注) [2007年04月27日(Fri)]
(後編)その後(本文)


パニック障害の改善例ーその後
(注) 大田のコメント
  • (注3)たとえば、次の弁証法的行動療法のところにみられる変化は大きい。難治性 の境界性パーソナリティ障害(BPD)でさえも、マインドフルネスをとりいれた弁証法的行 動療法で治っている。(ただし、BPDの場合、クライアントとセラピストに、相当の努力 が必要である)
  • (注4)これは、体験談の公表についての謝意をあらわした、協会のメールの言葉の 引用。
  • (注5)「第二の目」が自覚されている。次の記事でいっている「メタ認知」とか「 広い視野をもてるように気づきのカメラをずっと後方に配置する」というようなことであ ろう。大田が教えたわけではないのに、この方の瞑想実践が深まったのである。  マインドフルネス、アクセプタンスの実践を障害が治癒した後も、長期間継続している と、心の大きな変革がもたらされるようである。パニック障害やうつ病だった人が、治っ て後も、マインドフルネス心理療法の生き方を継続していると、見方考え方がさらに深ま っていく。マインドフルネスであることは、一言でいえば、注意集中である。その集中で きることが深まっていく。アクセプタンスは、一言で言えば、受容であるが、受容するこ とが拡大、深化していく。母なる心は、子のわがまま、母に向ける敵意、反抗、批判など でさえも受容することにおいて極地だろうか。たとえ、母ほどでなくても、他者に対して 受容の心が深まっていく時に、その人の生き方、種々のことの受け止めかた、人格的なも のが変化していくのだろう。
  • (注6)「その仏教を基本にした療法」とあるが、マインドフルネス心理療法は、仏 教や禅の実践を応用して心理療法としたものであることは、次の記事などで言及されてい る。  禅は弁証法といわれる。リネハンは、東洋の禅からヒントを得て、その心理療法を作 り上げて、弁証法的行動療法と名づけた。大田の自己洞察瞑想療法と類似するが、全同で はない。大田は、禅を応用して心理療法としたが、禅は「自己とは何かを洞察すること」 であると言われている。その時に、思索によらずして、もっぱら坐禅、呼吸法など(ここ に、マインドフルネスやアクセプタンスの実践がおりこまれているのが禅である)の実践 を通して直接体験的に自覚していく。こういう実践は「瞑想」の一種であるから、「瞑想 療法」と名づけることにした。
     この方には、仏教や禅の思想を教授したことはないが、パニック障害が完治の後も、実 践を続けていると、さらに、自己や世界の洞察が深まり、必然的に、「これは何だろう。 すでに仏教や禅で言及されているのではないか」と、そちらに関心が向かっていくのだろ う。心理療法としては、セラピストとクライアントとの関係は、障害、精神疾患などの治 癒で終結する。しかし、クライアントが、数年、何十年と、さらに実践を続けていくと、 深い禅や仏教に親近していく。だが、ここは、開祖への崇拝や来世について言及すること が多い、日本の仏教とはかなり違うだろう。あくまでも、自己洞察を深める初期仏教や禅 である。思想的なものがうすい。当協会は、3カ月から2年くらいの短期間の実践で、精 神疾患の治癒で終結する段階の心理療法としてのマインドフルネス、アクセプタンスの実 践を指導する。あまり深化したものではないが、クライアントが継続すれば、自分から洞 察を深めていく。
  • (注7)セラピストへの感謝の言葉があるが、セラピストのおかげではない。これも 、本人の力、瞑想の力である。セラピストの指導助言は、前編で終わっている。その後の 向上は、全く、ご本人の実践が生んだ洞察力である。この心理療法の興味あるところであ る。
Posted by MF総研/大田 at 23:29 | パニック障害 | この記事のURL