心理学的な説明 [2012年01月16日(月)]

心理学的な説明

 アメリカのマインドフルネス心理療法者は、心理学的に説明しています。 宗教的な目標を求めるのではなく、心の病気を治す理由を心理学的に説明しています。 5年前に書いた記事です。  自己洞察瞑想療法(SIMT)も同様です。 SIMTは、西田哲学や神経生理学の研究成果を活用して、心理療法的な説明(仮説、治癒理論など)で、症状発現、その発現原因、治癒方針、治療法(自主的課題、支援者が行う介入)を構築しています。
    (原因については、過去には求めません。「今、心理的柔軟性に欠ける」のが原因である、今、非叡智的フュージョン(価値崩壊の反応をするから)があり、今、神経生理学的フュージョン(脳神経生理学的な変調がある)がある。 それが原因である。非定型うつ病、パニック障害など病気や問題によって、もう少し詳しく原因探求をする。 )
 これらの仮説は、神経生理学の研究を基礎にしているので、新しい研究成果が発表されると、一部修正していきます。新しい領域(たとえば、パーソナリティ障害、非行犯罪の更生、青年期のうつ病不安障害の予防を見据えた学校における生徒の教育、ターミナルケア、被災地における予防と治療、高齢者のうつ病予防など)、 の治療や予防に、効果があると判断する西田哲学の知見も新しい技法の追加に考慮します。 習得容易性、治療効率(患者と支援者のさく時間と治癒割合のバランス)を常に考慮して研究発展していきます。 3年前とは、かなり変わりました。まもなく出版される本をごらんください。
 私は、これまで、うつ病一般についての自己洞察瞑想療法(SIMT)の体系を構築することに努めてきました。患者さんや 支援者の方に実際使っていただいて、修正すべきところは修正していたければありがたい です。 この見直しは、使っていただいた方からの意見を参考にして、何年後かの行うことにして、私自身は、 これからは、新しい領域への展開(もっと多くの人が苦しんでおられるはず)に関心があり、機会があれば、臨床的に行い、結果をまとめたいと思っています。
 新しい領域に取り組むと、近辺(埼玉、東京)の一般の人のうつ病、不安障害の治療プログラムを提供できないかもしれず計画の策定に苦慮しています。 本で自習していただいて、それでも自習できない人のためにカウンセラーが大勢現われることを祈らずにはおられません。そのために、マインドフルネス心理療法の啓蒙宣伝をしています。出版社のご好意で本を出版できることになり、大変嬉しいです。これは、初心者向けです。 機会があれば、支援者(医師、心理士、看護師など)向けのテキストも公開できるようにしていきたいと思います。時間が許せば。
Posted by MF総研/大田 at 08:57 | 新しい心理療法 | この記事のURL
宗教でなく医学=自己洞察瞑想療法(SIMT) [2012年01月15日(日)]

宗教でなく医学=自己洞察瞑想療法(SIMT)

 自己洞察瞑想療法(SIMT:Self Insight Meditation Therapy)は宗教ではなくて、 医学ですが、決定的な違いを指摘しておきます。論理的(西田哲学や神経生理学的な)に説明不能 の部分は用いないことです。「開祖の言葉だから信じてやればいいのだ」というような論理的では ないものはとりいれないことです。
 心理療法、医療ならば、その体系の中で、その病気の症状の記述、その症状が起きる原因 (病因=仮説でよい、後に述べるセロトニン仮説、認知のゆがみ仮説と同様)、それを治す理論(仮説に基づく)が、科学的に、医学的に説明されなければならないこと、 それと治療法(心理療法としての介入方法、課題)が論理的か神経生理学的か心理学的に説明され ていることです。宗教の論理では医学になりません。釈尊や開祖の言葉だから「これをする」というのは宗教であって、医療になりません。病気との関連の説明がありません。
 SIMTでは、哲学や神経生理学の成果を利用して、「仮説」を立てて、ある程度の理解度を持つ人 には納得するような説明をつけています。 他のマインドフルネス心理療法も心理学的に説明しています。同様の態度です。

簡単に「仮説」を説明

 SIMTの仮説とはこのようなことと、説明してみます。
 原因については、過去には求めません。「今、心理的柔軟性に欠ける」のが原因である、今、非叡智的フュージョンがあり、今、神経生理学的フュージョンがある。 (これはACTも同じです。背景が違うので内容は少しちがいますが。道元禅に「柔軟心」があります。基本的には、それです。)
 うつ病は心理的柔軟性の欠如により、何かの出来事に遭遇して、否定的な思考を起こし、扁桃体 、HPA系(視床下部ー下垂体ー副腎皮質)を興奮させてストレスホルモンを過剰に分泌させて、前頭前野、海馬などを障害して発症す る。非定型うつ病は、扁桃体の興奮が鉛様麻痺感の部位にスイッチを入れる。 治すためには、否定的な思考をコントロールしなければならない。思考をコントロールする意識作 用を西田哲学では意志作用という。意志作用を活性化して、思考のコントロールをすれば、 ストレスホルモンの過剰分泌がとまるし、鉛様麻痺感へのスイッチが入らない。 これ以上は傷つかない。止まるだけでは、悪化したまま回復せず現状維持で推移するかもしれない。 しかし、 一方、 意志作用の使い方自体が、ワーキングメモリ(作業記憶 )としての前頭前野、帯状回などのリハビリテーションにあたっており、傷ついた神経細胞を修復する・・・。もう省略します 。SIMTには、いくつかの仮設があります。西田哲学や神経生理学の研究成果から仮説をいくつか立 てました。その仮説により、治療する。そうすると、かなり治った。効果がある。こういう理屈で す。
 抗うつ薬の仮説は、うつ病はセロトニン神経の低下によるというものです。認知療法の仮説は、 うつ病は認知のゆがみが引き起こすというのが仮説です。ある程度治るが、どうも、この仮説では 治らない人がいる。仮説がゆらいでいる。
 SIMTの仮説、意志作用の活性化は、認知を置き換える手法ではなくて、思考を観察し、中断し、 価値実現の行為を選択することである。そのような訓練をすれば治る。具体的な方法を示している 。 こういうわけでうつ病が治る。過去の実践でも効果が証明されている。
 こういうふうに、論理的に説明されています。論理的に説明できない課題は、儀式、作法は行わ ない。こういうわけで、SIMTは医療です。

医療は有用性のために変化していく

 宗教は、論理的ではなくて、釈尊や開祖がいうから信じなさい。問答無用、論理的な議論は無用 、開祖の言葉は絶対であると解釈されます。絶対に変化、追加してはならない。
 ごく大雑把に、医療としてのSIMTの方法を説明しました。病因、治す理論は、神経生理学の研究 の進展によって変化していきます。宗教のように絶対不変ということはありません。 いくつかのマインドフルネス心理療法がありますが、将来は、いいところを取り入れて、一つのも のに集約されていくような気がします。治療割合の高いこと、習得容易性など5つの条件が心理療 法の条件だからです。リネハンの弁証法的行動療法は大変壮大ですから、これが全体の基盤でいい 。 その中の一部に、SIMTの技法が吸収されてもいい。 リネハンは「弁証法的」といいいますが、弁証法には種々あるのだそうです。西田哲学も弁証法的 です(そうではないという哲学者もおられるそうですが心理療法には厳密な差異は問題とはならな いでしょう)。弁証法的行動療法が、SIMTと同様に、西田哲学をその弁証法の根拠にしていいわけ です。西田哲学は大変、緻密で論理的に自己というものと現実の世界を洞察する実践的な哲学です から、 病気の治療や支援者の実践を説明するのに都合がいい(説得的)ような気がします。

マインドフルネス心理療法が欧米に現われた現在、今後西田哲学が見直される

 欧米のマインドフルネス心理療法の大部分(弁証法的行動療法=リネハンやMSRP=ジョン・カバト ・ツィン)は、東洋哲学を応用しているといわれます。 東洋哲学をマインドフルネス心理療法で説明するために、欧米のマインドフルネス心理療法者が西 田哲学のようにもう少し論理的な言葉にするために、西田哲学を研究するのではないでしょうか。 ACTも、弁証法的行動療法も、内奥の場所のような自己について記述していますが、翻訳されたもの ではわかりにくい。言葉で説明するなら、結局、西田哲学のように言わざるをえないのではないで しょうか。なぜなら、西洋ではあまり見られなかったもので、彼らが「東洋哲学」だというのです から。東洋哲学でも昔の大乗仏教や平安、鎌倉仏教であり、現在の仏教の解釈説明では、現代の医学には使いにくいでしょう。昔の仏教にあった 深い哲学はこれまであまり解明されていないと東洋大学学長、竹村牧男氏はいいます。「日本の仏教においてはいまだじゅうぶんに検討 されていないことも事実である。」(「入門 哲学としての仏教」竹村牧男、講談社現代新書、255頁)
 こちらに、アメリカのマインドフルネス心理療法者の言葉を紹介しました。あちこちに、 東洋哲学を賛美しています。現代人の苦悩を救うと。 アメリカのマインドフルネス心理療法
 ところが、日本の仏教者は、こういう哲学をいうひとがほとんどいないということです。アメリ カの人がいう宝が埋もれています。
 だから、今後、若い人に深い東洋哲学の解明を期待されるのである。昔の大乗仏教の哲学が西田哲学に近いという(同167頁)。
 「もっと、仏教が本来持っていた豊かな思想・議論に耳を傾けるべきではなかろうか。そして、それらを現代社会の課題に応えうるよう、さらに鍛え上げていく必要がある。」(同257頁)
 「若い人々こそが、この貴重な「心の世界遺産」としての仏教思想、仏教哲学に関心を持ってくださり、それを鋭意、時代に活かしていくことをめざしてくれるなら、心からうれしく思うのである。」(同262頁)
 今後、西田哲学や昔の大乗仏教が欧米でも見直され、尊敬され、研究されるのではないでしょうか。 哲学者が西田哲学を評価しています。
 たとえば、「西田哲学の論理と方法」(板橋勇仁、法政大学出版局)では「学問としての厳密な 論理」「厳密な学の立場に立つ」(213頁)など評価しています。 日本の学問、専門家には、厳密ではないところがある。ある立場を作って自己に都合のいい論理を 展開する、自己の利益を優先する立場をとるものがあり、世界的立場、立場のない立場に立たない 専門家がいる、そういうことを批判する西田哲学。
 また「西田哲学の基層」(小坂国継、岩波現代文庫)では「西田哲学は一貫して生の根本の意味 を究明しようとする哲学である。現実の世界の真相を解明しようとする哲学である」(あとがき)、 「今後、西田哲学は西洋においてますます多くの関心と共鳴を得るのではなかろうか」(まえがき) とされています。
 日本人が軽視した、心の病気を禅、東洋哲学の方法で治すことを欧米の人が始めた。日本人が捨 てた状況になっている西田哲学が欧米によって再評価されるかもしれません。
Posted by MF総研/大田 at 17:50 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
セッション10が終わっても自己洞察をやめないで [2012年01月13日(金)]

セッション10が終わっても自己洞察をやめないで

 自己洞察瞑想療法(SIMT)を各地(福井、山梨、大阪、その他の地区で) でセッション10か12まで受けた方、その後も1,2年、継続して自習してください。 やめると、また、再燃します。 なぜなら、セッション10(12)くらいまでは、まだ、価値崩壊の反応をする神経生理学的な通 路が冷え切っていません。何かのストレスのかかる出来事でまた、価値崩壊の反応パターンを使ってしまいます。 しかし、その後も継続している人は再燃していません。
 ただし、セッション10までやった人は、ワーキングメモリ(作業記憶)や抑制機能には神経生理学的な変化がおきていますから、以前ほどひどい抑うつ症状、鉛様麻痺感、パニック発作にはなりません。 再燃しても、以前よりは悪化の深さが浅く、期間は短いはずです。また、自己洞察をセ ッション1からやり直しましょう。すぐ回復するはずです。一度、薬を減薬、断薬できたのなら、 またしばらくしてから、挑戦するといいです。今度こそ、5年、油断せず、自己洞察を継続して、 価値崩壊の火山爆発するマグマの通路を冷え切らせて死火山にしてください。 10−12月で(自習も)やめると、マグマは冷えていない活火山状態です。 抑制機能、意志作用の回路で爆発を抑制している感じです。その意志作用を用いず、嫌悪的思考回路を渦巻かせると、小爆発をし ます。2年再燃しないと休火山といってよいでしょう。かなりもストレスをうけても、もはや、価値崩壊の反応パターンは使用しないです。セッション10のあとも、呼吸法、行動時自己洞察をおこたりなくやってきているから、容易に嫌悪的思考回路にhはいりません。ストレスへの耐性ができています。
 セッション10か12のテキストの課題のところに、自己洞察を生涯(5年くらいするともう自 動化されますが)続けましょうと記載してあります。守ってください。あなたのために。再燃するとショックですよ、また、抑うつ症状や鉛様麻痺感が起こりますよ。短期間だけど寝込む羽目になります。
  • 2011年版は、セッション10、または、12までを1クールとしているのでセッション10、と、12に書いてあります。たとえば、セッション12ですが。
    「これから、数ヶ月、実践してください。
    その後も、この課題をずっと続けていけば、課題(E)(F)(G)が進展するでしょう。再発防止のためには、セッション10またはセッション1の課題を生涯続けることをおすすめします。」
 「なぜ、生涯もか?」と思いますか。当然ですね。ストレスの強い出来事が高齢になるほど多くなります。子どものことで悩む、昇進による重責、親の介護、自分の病気、配偶者の病気、配偶者か自分が介護状況、配偶者や自分のがん、死亡・・。価値崩壊の反応パターンを用いていいはずがありません。
 一度よくなった人が、再燃するには、マインドフルネス心理療法がまずいのではありません。限界を超えるストレスが起きたとか、油断して、価値崩壊の反応パターンをして しまう、意志作用を忘れる油断が問題ですね。でも、一度、軽くなった人は大丈夫、すぐ回復します。また、やればいいのです。 今度こそ、死火山にするまで怠りなく、自己洞察を続けていただきたいです。
Posted by MF総研/大田 at 15:07 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
自殺者14年連続3万人超=昨年は3万513人 [2012年01月12日(木)]

自殺者14年連続3万人超=昨年は3万513人

 2011年の自殺者数が、3万513人だったことが警察庁の調べでわかりました。 14年連続で3万人を超えたのです。前年比3.7%減です。
東日本大震災の被害を受けた岩手、宮城、福島の3県ではいずれも減少し、 愛知、愛媛、福岡、宮崎、沖縄などで増加しました。
 男女別では男性が2万867人、女性が9646人でした。  3万人以上の尊い生命が14年連続です。経済、雇用の問題がありますが、うつ病や不安障害の治療の医療にも問題があります。14年も・・・。うつ病や不安障害さえ治れば、生きていける人が多いはずです。治癒率が低い心の病気。
Posted by MF総研/大田 at 17:41 | 自殺防止対策 | この記事のURL
マインドフルネスには種々ある [2012年01月11日(水)]

本の原稿

 春の頃、自己洞察瞑想療法(SIMT)の本が出版されます。 昨日、原稿を出版社に送りました。頁がオーバーしている可能性があり、 一部削除、簡素化の手直しがありますが、 これは簡単にできます。地方展開の合間をぬって、手法の再編成をすすめて 原稿を少しづつ書き進めましたが、1年以上も遅れてしまいました。 出版社に大変ご迷惑をおかけしました。 出版とは大変難しいものですね。

マインドフルネスには種々ある

 ホームページで見ると勘違いなさっておられる人がいます。マインドフルネス総合研究所の心理療 法は、 MBCT(Mindfulness-Based Cognitive Therapy)ではありません。MBCTは、3回以上再発を繰り返し て今はほとんど軽くなった人の「再発予防」プログラムです。
 マインドフルネス総合研究所のは、SIMTです。自己洞察瞑想療法(SIMT:Self Insight Meditation Therapy)です。そして、グループセッション、講座のテキストで公開しているのは、うつ病、不安障 害、過食症のための自己洞察瞑想療法(SIMT)です。再発防止ではなくて、治っていない人、重症期にある患者さんの「 治療」プログラムです。治った段階の予防プログラムだと簡単です。「治す」よりは。
 マインドフルネスには種々の流派があり、単に、形式的にマインドフルネスの技法を とりいれているものもあり、心理療法になっていないものもあります。 背景の理論も違っています。 自分が受けているのは、SIMTかMBCTかACTか、MBSRか、弁証的行動療法かちゃんと知っていたほうが いいです。 それぞれ得意な適応症がありますから。SIMTだけが日本で開発されたもの、他は外国で開発されたものです。
 私の考えでは、マインドフルネスが、心の病気、病理レベルを治す心理療法になるためには、 5つの条件が必要であろうと考えています。  日本には、色々なカウンセリング技法がありますが、それぞれ、それだけでは「心理療法」になっ ていないものがあります。「心理療法」ではないから 、程度が低いとか、否定しているわけではありません。 心の病気以外の領域のカウンセリング、相談に多大な貢献をしています。 しかし、「心理療法」は、狭い分野(心の病気)に顕著な治療効果を出すものです。 心理療法にするならば、「うつ病の治療のためのXX(その手法)」として、 うつ病の病理論、XXのカウンセリング技法で治る原理、その原理と技法との関係を説明する理論が必 要になるでしょう。
 マインドフルネス心理療法で定期的に病気の治療のために徹底して行っているところは、 ほとんどないようです。検索してもみつかりませんから。 マインドフルネス心理療法は中途半端でやるといい効果がでません。
 今、途方もなく遠いところの人が希望されます。うつ病、不安障害、過食症などを治すマインドフ ルネス心理療法を、常時、提供する心理士、看護師を増やして、どの県でも受けられるようにしたい ものです。
 うつ病、不安障害などをよく知り、「治す」効果のある「心理療法」を提供できる専門家が必要です。種々の悩みごとについて幅広い知識は必要ありませんが、心の病気の深い知識と治す心理療法を提供できる人です。そういう医師、看護師ならば、健康保険で受けられるようにしていただきたいです。長期間、薬づけにするのでなく、心理療法の併用です。 10年も20年も薬を飲みつづけるのでは、本人がかわいそうですし、保険の財政も厳しいです。半年ほどの薬物療法で治らないならば、心理療法の導入を。早い段階で心理療法を提供すると、再発が少なくなると思います。10年も薬を飲んで、苦悩の回路を過敏にした後ではなくて、 半年、1年ほどたった時点で早い段階で、心の使い方を変えるのです。

被災地のほか全国に治すスキルを持つ人材が

 自殺は、種々の領域の悩みから起きるので、その解決支援のカウンセラー(これは全国にたくさんおられる)と病気を治すカウンセラーの両方が必要です。治すカウンセラーが極めて少なく、薬物療法で治らない患者さんを支援するカウンセラー、看護師などが必要です。 それと、住民の心の状態を把握している保健師です。看護師、保健師と連携して、治す心理療法のスキルを持つ人がいて、そこで、提供する仕組みが必要です。看護師、保健師が忙しいのであれば、そこと連携してうつ病、PTSDを治す着るを持つ心理士につなぐのです。その心理士には、臨床心理士、カウンセラー、これからカウンセラーになりたい人などです。
Posted by MF総研/大田 at 09:56 | 新しい心理療法 | この記事のURL
本の原稿 [2012年01月09日(月)]

本の原稿

 本を出版しますが、原稿が完成しました。 明日、出版社に送ります。
でも、どうも、頁がはるかに突破しているようです。2冊分かもしれないなーと いう感じです。
概要部分(1章ー4章)と、5章の治すための具体的な課題セッション1から10の2つに分かれます。 セッション1から10までを全部収録するとこうなってしまいました。 自己洞察瞑想療法(SIMT)の最初の本ですから、 概要部分ものせたいし、自習のためには、 セッション1から10まで詳しいガイドを掲載したいところですが、 大幅にカットするのでしょうね。
  • 第1章 うつや不安で悩むあなたへ
  • 第2章 治りにくいわけ
  • 第3章 なぜ心理療法がうつや不安障害に効くのか
  • 第4章 うつ病、不安、トラウマを克服した人たち
  • 第5章 自己洞察瞑想療法の実践
    • 第1セッション
    • 第2セッション
       ・・・
    • 第10セッション
Posted by MF総研/大田 at 21:58 | 新しい心理療法 | この記事のURL
医療現場の宗教 [2012年01月08日(日)]

医療現場の宗教

 医療現場で宗教が貢献する場面があります。ターミナルケア、ホスピスです。  うつ病になるのではなくて、死の恐怖、死後のことについての苦悩です。 医療の問題ではなくて宗教的な問題です。理解ある病院では、こういう患者さんのために 宗教者がはいってくるのを歓迎しています。 そうでない病院では患者さんと家族が苦しみます。死について触れないとか、死の不安でひどく苦し んでいるのをおろおろと眺めるだけになるでしょう。
 ホスピスでの支援は、支援者にとって力量がないと難しいでしょう。尊敬します。 1カ月以内くらいでおなくなりになるかもしれない人の、死の苦悩と向き合うのですから。
 通常のマインドフルネス心理療法は、半年くらいかけてうつ病を治すのですから、そういう長い時 間をかける通常の方法ではできません。患者さんは死後のことについても問われるでしょうし。宗教 的な問題です。
 いずれ近いうちに、おなくなりになる可能性のある方ですので、「自分の信者になってもらいたい 」という利益も期待しておられないでしょう。無償の行為のようで、尊い活動で尊敬します。
 宗教が医療の現場で貢献しています。これは、医療行為(身体疾患、精神疾患を治す)ではなく、 宗教活動です。がんや難治性の身体疾患に伴う死の不安によって、うつ病になってしまったら、医療 の問題になります。病理レベルであるか、病理レベルでないかです。病理レベルにならないように予 防的に支援するのも、予防医学になります。マインドフルネス心理療法は予防医学にも貢献できるの ですが、予防したいという人は極めて少ないですね。 20代、30代、40代の人にもうつ病、不安障害が多いのですが、予防のために、心理療法の課題 をするという人はほぼ皆無でしょう(本当はやったほうがいいのに)。なってから、薬物療法を受け る、そして治らない人がようやく心理療法を受けるという状況でしょう。うつ病は生命にかかわる病 気で、薬物療法だけでは治りにくいもの(非定型うつ病、不安障害、依存症など)が多いので、予防 医学は大切なのですが。
Posted by MF総研/大田 at 17:42 | がん・ターミナルケア | この記事のURL
マインドフルネス心理療法(SIMT)は医学 [2012年01月05日(木)]

マインドフルネス心理療法(SIMT)は医学

 マインドフルネス心理療法は欧米の流派(マインドフルネス認知療法や弁証的行動療法)でも、 日本の自己洞察瞑想療法(SIMT:Self Insight Meditation Therapy)でも、 うつ病や不安障害が治りますので、医学です。心理療法です。
 しかし、欧米の人が、東洋の仏教、東洋の哲学を応用したものであるというので、 仏教!! それなら宗教か? と疑い?をかけられます。 アメリカでは、宗教が尊敬されて、宗教を持たない人は警戒されます。よりどころがエゴを持つ自 分 になるからです。宗教のない人は、自分を律する宗教的倫理観がないので、何をするかわからない 人・・。
 誠実な宗教には、倫理があるので、人や社会に貢献している側面があります。殺すな、うそをつ くな、自殺するな、姦淫(浮気)するな、だますな、いじめるな・・など、宗教の倫理があります 。宗教を持たない人は、そういう倫理は自分の都合次第です。 だから、欧米では、宗教を持つ人は警戒されない・・。
 アメリカでは、マインドフルネス心理療法が仏教と混同されてもあまり不都合は起こりません。 しかし、日本では、困ります。 宗教者が(オウムのように)犯罪を犯したので、特に、東日本では宗教は警戒されます。 関西は、京都、奈良が仏教のメッカですから、マインドフルネスと仏教の混在でも警戒されないの で しょう。関東は違います。宗教活動ならば、公的施設を使うことや教育現場、医療現場に宗教を持 ち 込むことは 制限されます。
 関東を拠点とする私は、自己洞察瞑想療法が宗教とは違うことを強調せざるをえません。 誤解されて、医療や福祉、教育の現場で活用できないのでは、社会的損失だからです。 だから、私は、自己洞察瞑想療法は宗教と違う点を鮮明にしてきました。日本で創始したマインド フ ルネス心理療法(SIMT)をすすめるために苦労しています。しかし、 おかげで、宗教語のあいまいさ、解釈が学者によってまちまちなのに 巻き込まれる心配もありません。宗教としての境涯、境地は問題ではなく、 うつ病を治す効果が高いかどうかが決め手です。 オウム事件のあった関東では特に 両者を区別することが必要なのでしょう。

●心理療法の5つの条件

 SIMTは禅の自己探求の実践(言葉では説明できないとされています)と自己探求について論理的 に 言葉 で説明している西田哲学と神経生理学を参考にしましたが、禅と西田哲学と神経生理学はそのまま で は心理療法にはなりません。心理療法となるには、
    @治療理論が明確であること、(病気の原因論、治癒理論、治療手法)
    A患者の習得容易 性、
    B治療割合の高いこと、
    C脱宗教的であること(患者や支援者の特定宗教への警戒を尊重するこ と、つまり医療、教育などの現場での宗教の中立性を確保すべきこと。 そのために、心理療法の現場では、仏教語を用いない、仏教思想に入らない、仏教者の言葉を引用 しないなどに注意すること)、
    D支援者の習得容易性
の5 点を満足するように研究と臨床を重ねてきました。 宗教としての坐禅は、これらの条件をみな満たしていませんので、SIMTと宗教の坐禅は違うもので す。
 宗教としての禅は、心の病気でない人の実践を重んじるために、病気を治す方針のような言葉を 用 いないとはいうものの、それぞれの宗教目標に到達させようとして、説法、語録の膨大な言葉があ り ます。説法はわかりにくく、公案による指導もきわめて難解です。僧侶でもない一般人が理解して 実 践して、その境地に達することは容易ではありません。そういう状況は、患者と支援者の習得容易 性 と治療割合の高いことの条件を充たすことができず、心理療法とはなりません。心理療法ならば、 1 年程度の理論の学習と実践によって習得できるものでなければなりません。心理療法の支援者とな る べき人、病気や問題を治したいクライアント(患者さん)が、1年くらいで習得でき、治癒できる ス キルを習得するための理論と習得容易な指導法を生みだすまで長期間試行錯誤を繰り返してきまし た 。 脱宗教的という条件のために苦労したことは仏教、禅の用語は用いないこと、仏教や禅の人の言葉 を 引用しないことでした。類似の実践があるのですが用語を置き換えて宗教とは別であることを徹底 し ようと努力を続けています。たとえば、坐禅は呼吸法、自己洞察法、瞑想などに置き換えました。 煩 悩は本音に置き換えました。内容も違っています。 宗教に警戒、不安を持つ、あるいは、他の宗教の信者である患者さんは、仏教の言葉を聞きたくな いはずです。そういう患者さんの気持ちを尊重したいです。
 他の人にこの手法を指導して効果を得た始めての問題は70歳くらいのかたの睡眠障害でした。 それ 以来、うつ病、不安障害の方々を中心に おあいしてきました。5つの条件を満足させるために、治療法も理論的な説明も日々改訂を加えて き ました。
 うつ病、パニック障害、PTSDのかたが治っていますので、患者の習得容易性や治療効率を証明し てくださって嬉しいことです。そして、カウンセラーになった方もおられるので、支援者の習得容 易性も証明されていると思います。これも嬉しいことです。 東日本大震災の被災地の方に習得していただきたいというのはこのためです。 多くの人が、うつ病、PTSDになる可能性があり、薬物療法だけでは間に合わないでしょう。うつ病 、PTSDを心理療法で治す支援者が多数必要です。

宗教が悪いわけではない

 宗教と医療は区別しなければいけないのは法律の要請です。NPO法人法で、NPO法人は宗教活動を してはいけないことになっています。この点からも、宗教と心理療法とを峻別する必要があります 。

  「特定非営利活動促進法」の第2条に 「宗教の教義を広め、儀式行事を行い、及び信者を教化育成することを主たる目的とするものでな いこと。」とあります。 そのNPO法人の活動において、 宗教としての禅の言葉や宗教者の言葉の引用が多いと、この法律に触れるおそれがあります。 教育現場や公共の場で、宗教語が多いと、他の宗教の人が困惑されるはずです。

 教育現場(私立学校でなければ)でも、特定宗教の宣伝になるような言葉をいっては、問題にな るでしょう。アメリカと違って、宗教を分離している日本では、配慮すべきでしょう。まだ、研究 者の間でも、混在しているので、その流派は、日本では、いずれ、分けようと議論になるでしょう 。そうでないと、医療、教育、福祉などの現場で反対されるおそれがあります。特に 他の宗派の方から。 ちゃんと、反論できる自信があれば、別ですが、宗教との違いを説明できる 人は少ないでしょうし、宗教語を使うのであれば、なさら不審感を持たれるでしょう。
 とはいっても、宗教が悪いわけではありません。法律で認められています 。心の病気ではない人が自己存在の問題に苦悩する時に宗 教が大きな貢献をしています。病気、心理療法の範囲を超えた問題、苦悩の解決に貢献するのが 宗教でしょう。もちろん、心の病気の人が医師、カウンセラーに相談しても治らない場合に、宗教 にはいることはあるでしょうが。
 しかし、宗教者も心理療法を提供できるのはもちろんです。僧侶の人が学校の先生であったり、 医者であったりします。しかし、学校や病院で宗教の説法、宣伝はしません。
 厳密に使い分ければいいのです。心の病気の治療の現場、教育、医療、福祉の現場では、宗教の 宣伝になる活動はしない、宗教にひきいれる行為をしないのです。 カウンセリングの現場では、仏教語を用いない、宗祖の言葉を引用しないことも心がけるのです。 自分の宗旨の宣伝にならない、自分の宗教組織の利益にならない無償の奉仕に近くなります。病気 が治るまでの1,2年だけの支援です。信者とはならない人たちへの支援です。 そこから宗教の信者になる人はほとんどないと思います。カウンセリングを実際やってみますと、 本当は、完治までもう少しグループセッション、面談にくればいいのにと思うのですが、7−15 回でやめてしまわれます。忙しい、復帰、再就職、新しい生活をしたいのです。だから、せいぜい 、1,2年の治療関係です。
 学習やヨーガ、カウンセリングを標榜していて、宗教にひきいれるのは<カルト>の手口です。 宗教者であるカウンセラーは、これを自覚していないと、<隠れた本音>となります。患者が望ま ないのに、自分の利益をはかる(自分の宗教にひきいれたい)深層心理となる。心の病気の治療や 福祉、教育の現場では峻別すべきは当然です。
 ただし、マインドフルネス心理療法が宗教の禅や仏教と類似することは、カウンセラー講座の受 講者(支援者になる人)では、仏教、禅はどういうものであるか簡単に学習します。 脳神経生理学も、西田哲学も簡単に勉強します。しかし、患者さんには、宗教的なことは言わない (ターミナルケアの場面は除く)、宗教語は用いないということです。
 宗教の坐禅と類似している(坐って静かにしている)ので、禅寺、禅僧の方も、この心理療法を 習得して現代社会に貢献していただけると思います。 その場合、どうやっていくか、どこかで模範を示せばいいと思います。寺で、僧侶が提供する場合 には、 そこにくる患者さんは、指導者が僧侶で 場所が宗教施設であることを承知して参加されるのですから、 カウンセリングの時に、「開祖の言葉ではこういっているところです」というようなことを 交えてカウンセリングの課題をわかってもらうのはさしつかえないだろうと思います。 あまり多すぎて、病気の治療でなく開祖の思想の説法にならないように注意して。
 マインドフルネス心理療法を行う人材(医師、看護師、心理士)が少なくて、禅僧が提供すれば 、患者さんがうつ病、不安障害、自殺から解放される機会が増えます。治ったら、離れていきます ので、信者の獲得にはならないかもしれませんが。 ただ、やはり僧侶の方も本務で忙しいことがネックになるのではないかと思います。
 うつ病の心理療法、自殺防止に関心のあるリソースがないものでしょうか。 やはり、本務に忙しいと新しい活動はできません。それは、私自身もそうですから。 心理療法の研究やカウンセラー講座、福祉施設での心の健康体操などをする時間が忙しいと、患者 さんの治療セッションはできません。学校カウンセラーや企業の顧問となる臨床心理士も、一般者 向けの治療にさく時間がないでしょう。
 少しの時間でも多くの人が出し合う協同でなら、できるでしょうか。マインドフルネス心理療法 の担い手となるリソースはどこになるのでしょうか。
Posted by MF総研/大田 at 22:47 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
新年の祈り [2012年01月04日(水)]

新年の祈り

 新年ですね。今年もよろしくお願いいたします。

 東日本大震災や栄村大震災の被災地の かたの苦悩を思うと手放しでは喜べません。
 被災県の岩手県の詩人、童話作家である宮沢賢治に 「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という 言葉があります。これが、西田哲学と似ているのです。
    「おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらい
    もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい
    われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった
    近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい
    世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
    自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
    この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
    新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
    正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
    われらは世界のまことの幸福を索ねよう 求道すでに道である」
    (農民芸術概論綱要、1926年、宮沢賢治)
 「直観」という言葉が出てきます。この言葉は、通常の意味、常識的な意味とは違っています。 自分が宇宙、世界と一致している見方です。西田哲学の直観と似ています。
 西田幾多郎の「善の研究」が出版されたのは、1911年です。西田幾多郎の著書は次々と発刊されていきます。「直観」の特殊な意味、類似しています。 賢治は西田幾多郎の著書を読んだのでしょうね。 賢治の思想は西田哲学と類似するところが多いです。
 西田哲学における直観の意味は、哲学的思索が深まっていくにつれて、直観の意味も変化していき ます(西田哲学の研究者によれば)。直観は「自己のうちに自己を見る」ことです。「自己は自己の 内に他を見る」ともなります。中期においては、自覚とは「自己の内に自己を映す」こととなり、後 期になると自覚とは「自己の内に他を映すこと」と言われます。  自覚は「映す」ことであり、直観は「見る」(他を自と見る)ことです。自己は「創造的世界の創 造的要素」ということもあり、結局、直観は、自己が世界であり、世界が自己であることとなります 。直観は、自己(の心の内奥の場所)において他(他者、汝、世界)を自己と見ることになります。

祈り

 日本人は、1年に1回、大部分の人が「祈る人」になります。神社、寺院に初詣して祈ります。
    「(自分が)幸福になりますように」
    「(自分が)病気にならないように」
    「(自分の)病気が治りますように」
 少し広い世界を自分のことと見る人は、こう祈ります。
    「(自分と家族が)幸福になりますように」
    「(自分と家族が)病気にならないように」
    「(自分と家族の)病気が治りますように」
 宮沢賢治は、こうです。
    「世界がぜんたい幸福に」
 賢治の心は世界ぜんたいが自己のようです。 「銀河系を自分の中に意識して生きていく」「自分は宇宙の中の乗物の一員です」とも言います。(西田哲学の「自己は創造的世界の創造的要素」と同じですね)
 「ほんとうのさいわい」を求めて「どこまでもどこまでもいっしょにいこう」。
 「銀河鉄道の夜」は、西田哲学の実践を提案しているようにも見えます。 西田哲学では「世界」というところを賢治は「宇宙」「銀河系」といいますが、同じでしょう。 西田哲学と宮沢賢治の共通性の研究があるのでしょうか。興味あるテーマです。
 マインドフルネス心理療法は、西田哲学、宮沢賢治とも似ています。苦悩を心の場所にそのまま(あるがまま)映して冷静に見て、不幸にならない行動を選択していく・・・。
 私も東北地方のことが心の中に映り見えて幸福とは思えません。「東北地方の方が 救われますように」「東北方面にいけますように」祈りです。
Posted by MF総研/大田 at 07:36 | 私たち | この記事のURL
いい年になります [2011年12月31日(土)]
まもなく年が変わります。つらい人も多いでしょうが、来年はいい年になりますように。 東日本大震災の被災地や長野県栄村ではつらい中での年越しでしょう。 日本の一角が苦しいです。宮沢賢治がいうように「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」です。自己と世界がひとつであるならば、一角がつらいとぜんたいと一体の個人の心が痛みます。つらいです。 来年、いい年になりますように。いい年にするのは、「世界」に住み、世界を作り変えていく個人です。個人のぜんたいが変えていきます。 無数の人の行いが被災地の方にそそがれていきます。きっと、よくなります。
いい年になりますように。
Posted by MF総研/大田 at 23:40 | 私たち | この記事のURL