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NO・3082 『エルドアン体制は維持できるのか大胆予測』 [2014年01月30日(Thu)]

最近、トルコのメトロポール戦略社会研究所が行った、世論調査の結果がまとめられ、マスコミで発表された。1月14日から21日にかけて、対面取材調査したものであり、1545人の成人を対象にしている。
最初に記されているのは、検事が汚職問題を追及することは正しい、と答えた人の割合が60・5パーセントと報告されている。これに対し、26・5パーセントが反対の立場を示した。
39パーセントの与党(AKP)支持者が、検察の捜査を支持している。野党(CHP)の支持者は、84パーセントが捜査を支持している。野党(MHP)支持者の77パーセントが、検察の捜査を支持している。クルド党(BHP)の支持者の72パーセントが、検察の捜査を支持しているとなっている。
これまでに、汚職事件に絡み、閣僚の子息3人と、その他20人が逮捕されているが、彼等は建設業者に対し、開発禁止区域の開発を出来るように、便宜を図った容疑だ。そして、外人にトルコ国籍を与える便宜を図った容疑、書類の偽造の容疑、輸出への関与、金の密輸などが彼らによって行われた、犯罪容疑者として挙げられている。
もちろん、これらによって逮捕された者たちは、その対価として、賄賂を受け取っていたということだ。その額は日本人の想像をはるかに上回る、高額に達しているようだ。
検察の活動について、妨害ではないと答えた与党(AKP)支持者の割合は60パーセント、野党(CHP)の支持者は87パーセントが検察の活動を評価している。加えて、マスコミの活動については、世論調査に加わった64パーセントの人たちが、自由ではないと評価している。
これまで汚職捜査に厳しく対応していた、100人を超える検察幹部が左遷されているし警察幹部も同様に左遷されている。一説によれば、検察警察双方で、1000人以上のエリートが左遷され、捜査が止められた状態に、なっているということだ。
このことは、他の犯罪の捜査にも影響を与えることになり、社会は危険で不安定になる事が予想されよう。それは敏腕な検察官や警察官が、左遷されているのだから、当然の帰結であろう。
今回の汚職事件をめぐり、48パーセントの人々が、与党(AKP)に対する信頼を失ったと述べている。これに対し、21・9パーセントの人々が、相変わらず与党(AKP)を、信頼していると回答している。
検察や判事は、エルドアン首相が進めようとしている、最高法律委員会(HSYK)の権限強化に関する憲法の改正に、30・9パーセントが賛成しているだけだ。反対に回ったのは52パーセントに上っている。
エルドアン首相は法務省や裁判所よりも、最高法律委員会の権限を拡大し、汚職事件の捜査と裁判を、止めようという意図なのだが、この結果は、エルドアン首相が力で法を捻じ曲げて、汚職を隠ぺいしようとすることが、困難な状況にあるということであろう。
野党(CHP)の支持者80パーセントが、憲法改正に反対しているが、同様に、野党(MHP)支持者の74パーセントが、憲法改正に反対している。
こうしたなか、エルドアン首相の政治手法への支持率にも、大幅な減少が見られ、2011年12月段階では71・1パーセントが支持していたものが、ここにきて2014年1月の段階では、39・4パーセントにまで落ち込んでいる。
全体では、汚職捜査支持は60・5パーセント、汚職捜査は妨害を受けているかについては、57・9パーセントがイエスと答えている。マスコミの報道は自由かという点については、63・8パーセントがノーと答えている。
エルドアン首相はテレビ新聞など、マスコミ媒体については、反対する会社には圧力をかけ、賛成する会社には情報を提供し、財政支援も行っていると言われている。
さてこの世論調査の結果をどう判断するかだが、エルドアン首相に対する信頼が大幅に低下していることは明らかだ。そして、与党(AKP)支持者の間でも、エルドアン首相に対する評価が次第に下がり、現段階では21・9パーセントが、支持しているに過ぎない。
この支持の割合は、エルドアン支持者がほとんどであろうから。与党支持者内部の割合と、見ることができよう。つまり、そこまでエルドアン首相の支持は下がっているということだ。
この状態は今後ますます進み、エルドアン首相に対する支持と、与党(AKP)に対する信頼感は、低下していこう。そうなると、3月に予定されている地方選挙では、大幅な与党(AKP)への支持低下ということに、つながるのではないか。
これでは、エルドアン首相が夢見ていた、アメリカの大統領と同じ、実権を持つ大統領制に憲法を変更し、エルドアン首相が最初の大統領として、その座に就くことは、ほとんど不可能なのではないか。
Posted by 佐々木 良昭 at 16:55 | この記事のURL
NO・3081最近中東では歴史的呼称が流行している』 [2014年01月30日(Thu)]

最近、中東諸国では歴史上に出てくる単語が、頻繁に用いられる傾向が強いような気がする。それが何を意味しているのか分からないが、混迷する社会状況や、歴史の大転換期が自然に生み出す、現象なのかもしれない。
たとえば、トルコのエルドアン首相は彼がAKP( 公正発展党)結成時に、全面的な支援を受けていた、ヒズメトという宗教慈善組織と袂を分かち、今では仇敵と考えるようになっているが、そのヒズメトのメンバーの事を、アサシーンと呼んで話題になっている。
このアサシーンとは、もともとはハシャシーンであり、ハッシシを吸引する人たちという意味だ。歴史上ではペルシャの奇人ハサン・サバーフが創設した、世の中の腐った権力者たちを、次々と殺害して行った、暗殺集団の事を言う。
このハサン・サバ―フのメンバーが、ハッシシを吸引していたか否かについては、疑問の余地がある。彼等は厳格なイスラム教徒であった、と言われていることから考えれば、彼等をハシャシーンがなまってアサシーンと呼んだ、ヨーロッパ人が創りだした、嘘ではないかと思われる。
トルコの人の友人たちにその辺のことを聞いてみると、エルドアン首相はヒズメトのメンバーの事を、暗殺集団という意味ではなく、ハッシシを吸うでたらめな連中という意味合いで、使ったのだろうと答えていた。
このエルドアン首相に対し、多くの反エルドアン派のトルコ人は『ファラオ』と呼んでいる。つまり、古代エジプトの国王ファラオ(ファラオは国王の意味であり固有名詞ではない)と同じように、独裁色をあらわにしているという、非難の言葉として、ファラオを使っているのだ。
それほど古くはないが、エジプトでは次期大統領とうわさが高いシーシ国防大臣の事を、第二のナセルと呼ぶ傾向が強まっている。述べるまでも無く、ナセルとはエジプトが共和国になった後、1954年なら1970年まで大統領職にあった人物だ。彼ナセルは当時、アラブ全域で英雄として高い人気と、評価を得ていた。
こうしたシーシ国防大臣人気の傾向について、西側諸国は一抹の不安を隠せないでいる。そこから生まれてきた言葉に、シーシ・フォビアというのがある。シーシ・フォビアの前には、オスマン・フォビア(オスマン帝国フォビア)があり、その前にはイスラム・フォビアという言葉が広まった時期がある。
人は皆簡単にその時の社会現象や、人物を表す言葉を求めるのかもしれない。それが『000・フォビア』であり、ファラオであり、アサシーンなのであろうか。簡単にその時の社会現象や、人物を現すのには便利かもしれない。
しかし、こうした呼称は、場合によってはその言葉が、現実よりも強いイメージを、与えてしまう場合がある。それは社会の現実に対する、間違った判断をさせたり、ゆがめてしまう危険があろう。それは言葉の持つ怖い一面であろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 15:14 | この記事のURL
ご寄付の報告 [2014年01月30日(Thu)]
『ご寄付の報告』
皆さまからお送りいただいたご寄付を、日本トルコ文化交流会にお届けしましたので、領収書を添付します。
前回と合わせ21万円になりました。ありがとうございました。

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Posted by 佐々木 良昭 at 14:19 | この記事のURL
NO・3080『サウジアラビアの外務大臣が交代するか』 [2014年01月29日(Wed)]

中東からサウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣が、辞任するという情報が伝わって来ている。
サウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣が辞任する理由は、サウジアラビア政府の外交上の、失敗によるものだということだ。つまり、外務大臣を入れ替えることによって、新しい外交を展開しようということであろう。
そうなるとすれば、サウード・ファイサル外務大臣の外交の舞台は、つい最近開催された、ジュネーブ会議が最後ということになるのであろう。サウジアラビアばかりではなく、他のアラブ諸国も外交の転換を、余儀なくされそうだとアラブの専門家はみている。
さて、サウード・ファイサル外務大臣の後任に、誰が就任するのかということについては諸説あるが、そのなかで最も有力な候補として、アブドルアジーズ・ビン・アブドッラ―王子の名が挙がっている。彼は現在外務副大臣であり、順当な昇格人事ということであろうか。
しかし、もう一人の有力者の名前も噂に上っている。それは元情報長官を務めた、トルキー・アル・ファイサル王子だ。一説によれば、彼が外務大臣に就任する確率は、アブドルアジーズ・ビン・アブドッラ―王子よりも高い、ということだ。
このような問題が持ち上がったのは、述べるまでもなく、サウジアラビアの外交が失敗し、シリア問題がサウジアラビアの望まない方向に、向かっていることに対する不満からだ、と言われている。
シリアのアサド大統領追い落としのために、サウジアラビア政府は巨額な出費をしたにもかかわらず、アサド体制はいまだに盤石であり、アメリカは次第にシリア問題から、手を引きつつある。
このサウジアラビアのシリア対応の失敗の裏には、バンダル情報長官の存在があることも、忘れてはなるまい。同長官の考えで、シリアの反体制側には大量の武器が送られ、資金も供与されてきていたからだ。ここに来て、そうしたいままでのサウジアラビアの動きを、再検討することになるかもしれない。
Posted by 佐々木 良昭 at 18:52 | この記事のURL
NO・3079『3月選挙を控えトルコ非難合戦激化』 [2014年01月28日(Tue)]
今年の3月にはトルコで地方選挙が行われる。それに先立ち種々の動きが活発化している。昨年12月に始まった政府閣僚とその家族の金銭的スキャンダル問題が公になり、エルドアン首相はその火消しに躍起になっている。
まず、3月の予定されている地方選挙で、イスタンブール市長に立つ候補予定のサルギュル氏が彼に対する、誹謗キャンペーンをエルドアン政府が始めた、と非難した。
述べるまでもなく、トルコ最大の都市であるイスタンブールの市長に、反エルドアンのCHPの人物が選出されれば、トルコのあらゆる活動が、分裂状態になるであろう。
エルドアン首相に関してはウルラの別荘5〜6棟を、業者から賄賂として受け取った、と非難してもいる。エルドアン首相の子息ビラールの賄賂問題は、検察や警察レベルで既に調査済みなのだが、エルドアン首相が検察や警察の幹部を左遷させることで、捜査から逮捕への課程を、麻痺させているのだ。
エルドアン首相にとって不都合なのは、トルコ・リラが国内問題の拡大に伴い下落し、一時は1ドルに対して1・8トルコ・リラであったものが、2.3リラまで下がり、近い将来2・4トルコ・リラまで下がるだろう、と経済界の人たちは予測している。
このことは、輸出はいいとしても、輸入には大きな痛手となる。トルコはエネルギー資源を持たない国である事から、その輸入額は莫大なものになっており、トルコ・リラの下落はダブル・パンチになっている。
トルコの中央銀行はドルを市場に放出することによってトルコ・リラの価値を維持しようと思っているがうまくいかないのではないか。
そもそもの今回のトルコ国内混乱は、エルドアン首相がフェイトッラー・ギュレン氏が主導する、ヒズメトと呼ばれる組織との衝突で始まっている。ギュレン氏のトルコ社会での影響力が、極めて大きい事に恐れをなしたエルドアン首相が、彼らの経営する私学を閉鎖する動きに出たからだ。
最近になって、アルンチ副首相は妥協案を出すべく、3月の選挙前にこの問題を解決したい、と言い出している。しかし、ゲジ公園問題でアルンチ副首相やギュル大統領が提案した妥協案を、エルドアン首相は簡単に否定したといういきさつがあり、そう簡単ではあるまい。この問題は政治取引よりも、エルドアン首相のメンツの問題になっているからだ。
最近では、エルドアン首相の圧力が強化されているにもかかわらず、次第に法曹界が反エルドアンに動き出している。エルドアン首相と何人かの閣僚のスキャンダルを、法廷に持ち出すと独立弁護士団が発言している。
ギュレン氏はトルコのインテリも一般人も、既に今回の汚職問題を良く知っており、スキャンダルを隠すことができないばかりか、誰もエルドアン首相を支援しないと語っている。したがって、結論はエルドアン首相にとって、極めて厳しいものになるということだ。
アメリカもエルドアン首相がイラン訪問を発表すると、イランとのビジネス関係に警告を発している。そのことはこれまでエルドアン首相が果たしてきた、イランのためのマネー・ロンダリングをアメリカは知っており、それを阻止することと、エルドアン首相の汚職の証拠を、隠滅するためのものだ、と判断しているのであろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 23:03 | この記事のURL
シリア難民へのご寄付報告 [2014年01月28日(Tue)]
ご寄付への感謝
私の海外出張中運に新たに以下の方々からのご寄付を頂きました。
早速トルコ日本文化協会に寄付金をお渡しします。
後日領収書をこの欄に添付してご報告します。
ありがとうございました。
なお出張後で報告書やいろいろ雑用に追われておりますのでお許しください。
急ぎ報告させて頂きます。

タツミイッセイ
イソベ
タシロフジコ
サノタイゾウ
クボタヨシオ
ヤマグチサトシ
Posted by 佐々木 良昭 at 00:13 | この記事のURL
シリア難民へのご寄付報告 [2014年01月28日(Tue)]
ご寄付への感謝
私の海外出張中運に新たに以下の方々からのご寄付を頂きました。
早速トルコ日本文化協会に寄付金をお渡しします。
後日領収書をこの欄に添付してご報告します。
ありがとうございました。
なお出張後で報告書やいろいろ雑用に追われておりますのでお許しください。
急ぎ報告させて頂きます。

タツミイッセイ
イソベ
タシロフジコ
サノタイゾウ
クボタヨシオ
ヤマグチサトシ
Posted by 佐々木 良昭 at 00:13 | この記事のURL
NO・3078『中東の今後―シリア』 [2014年01月27日(Mon)]

昨日帰国して今日職場に復帰した。インターネットを開いてみると、当たり前と言えば当たり前のニュースが伝えられていた。それは今年初めの私の予想に、極めて近いものだった。
:シリアの反政府FSA(自由シリア軍)とアルカーイダ系反政府組織が戦闘、FSA側死者6人。
:西側諸国はアサド大統領追い落としを急がず。
当然だろう。FSA.はここに来て外国から入ったジハーデストなる殺し屋集団はシリアの国民の安全を守るものでも、民主化を実現するためのものでもない、闘いという名の殺戮を繰り返していたのだということに気が付いたのだ。
彼等外人ジハーデストは、イラク・シャーム・イスラム国家樹立などと言っているが、それは表向きの話であり、残虐行為を繰り返し、シリアをズタズタにすることが、最終目的なのだ。
そのことにやっと気がついたFSAは、アルカーイダ系組織などの外人ジハーデストとの戦闘に入り、一部は政府軍に復帰してもいた。まずは自国を守らなければならない、と真面目に考えた結果であろう。アサド体制を打倒しなければならないのであればまずは外人ジハーデストを掃討してからという結論に達したのであろう。
西側諸国もシリア国内をだいぶ破壊し終えたいま、現実的な方向にシリアを向かわせる気のようだ。もし、今のままで闘いが続けられ、万が一にもアサド体制が打倒されることになれば、シリアはイスラエル攻撃最大の拠点国家になることを、懸念し始めたのだ。
現在のシリアには、イスラエル攻撃をする能力はない。そこまで軍事力は低下しているし、国内の諸施設がだいぶ破壊されたからだ。この状態でアサド大統領体制が続けば、イスラエルにとってはもっとも好都合な、状態が維持されるということだ。
既にシリアはイスラエルへの戦闘能力を失い、アサド大統領体制が続けば、国内再建が最優先されよう。そもそもアサド体制は父親ハーフェズの時代から、イスラエルと本格的な戦争などする意思はなかったのだ。それはいずれの戦争でも、イスラエルに敗れたという苦い経験が教えたものだった。
シリア内戦問題は今後半年ぐらいで、収まる方向に向かおう。 その段階でシリア国民が目にするものは、全国規模の破壊と廃墟、そして膨大な数の死傷者。加えて帰還する何百万人ものシリア難民であろう。シリア内戦は何だったのかということを、シリア国民は悲しみの中に思い起こすのだろうか。
Posted by 佐々木 良昭 at 14:37 | この記事のURL
帰国しました [2014年01月27日(Mon)]
出張日数を少し切り上げて今日帰国しました。
エジプトもトルコもこれからが正念場という感じでした。
それにしても日本は平和ですね。
そのことに感謝しないといけないとつくづく思います。
Posted by 佐々木 良昭 at 00:05 | この記事のURL
NO・3077『ほぼ出揃ったエジプトの国民投票結果』 [2014年01月18日(Sat)]

 エジプトで1月14日15日に実施された、新憲法是非の国民投票結果が、ほぼ出たようだ。その結果には、最終的なものでないために、多少の差異があるが。大体の判断は出来そうだ。
 エジプトのサバア・アッヤーム(7Days )というアラビア語のサイトでは、投票率が38・6パーセントで、新憲法を支持の得票率は、98・1パーセントと伝えている。
 同じエジプトのアハラム・オンライン(政府系新聞)では、97・7パーセントが新憲法支持票を投じたと伝えている。アハラム・オンラインでは全投票率は伝えていないが、エジプト各県の新憲法への支持投票率を細かく伝えており、全体的に95パーセントを上回っている。
 最低の支持投票率を記録したのは、ワーデイ・ガデード県で93・3パーセント、最高の支持投票率を示したのは、ダクヒリヤ県で99・1パーセントとなっている。
 エジプトの首都カイロ市は95・2パーセント、カイロ市に隣接するギザ市では、98パーセントとなっている。ギザ市の支持投票率が高かったのは、ギザ市にはカイロ大学があり、大学内外でムスリム同胞団が主導する、デモが激しいことに、反発した結果かも知れない。
 文頭で示したように、投票率が38・6パーセントに達したということは、ムスリム同胞団の立てた、モルシー大統領候補が獲得した、30パーセントの得票率よりも、高いということであり、明らかにムスリム同胞団への支持を上回っており、新体制は力を得たということであろう。
 この後は出来るだけ早く、臨時政府は新大統領選出のための選挙を実施し、新たな体制をスタートさせるということであろう。
 エジプト国民は総じて明るい性格であり、我慢や忍耐を嫌う傾向がある。現在のようなムスリム同胞団主導の、流血デモを嫌う傾向がある。そうなると新体制が出来、その体制が強権であれ何であれ、国内を一日も早く、安定させてくれることを願っていよう。
 そのためには、シーシ国防大臣が新大統領に就任することが、最も好まれるということだ。エジプトから来日した友人が『わが国はどうなるのか?』という質問を向けてきたので、『今年後半から安定に向かう』と明るい見通しを披瀝した。
その理由を幾つか挙げると、彼は私の意見に納得し喜んでいた。各国の政治動向には、それぞれの国の国民性が、大きく影響を及ぼすのだと思う。シーシ国防大臣が獲得する大統領選挙得票率は、これでほぼ確実に、95パーセント以上を記録することになるのではないか。
Posted by 佐々木 良昭 at 10:34 | この記事のURL
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