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NO:5106 5月15日『レバノン国会議員選挙はヘズブラ大勝利』 [2018年05月08日(Tue)]
*先に、レバノンで行われた国会議員選挙は、9年ぶりだったが、当時とは相当様相を異にしているのが、昨今のレバノン内政であろう。その結果、ハリーリ首相が率いる西側寄りの、与党『将来への運動』は、3分の1の議席を、失うこととなった。*

*もちろん、その議席数はヘズブラに大幅に、水をあけられる数であった。ヘズブラは公にはしていないが、外国特派員の語るところによれば、128議席のうちの67議席をヘズブラが取ったようだ。*

こうなると、ハリーリ首相が首相の座に留まれるのか、連立で何とか乗り切れるのか、ということが問題になってこよう。確か、レバノンの憲法では、大統領はマロニット・クリスチャンから、首相はスンニー派イスラム教徒から、国会議長はシーア派イスラム教徒からという、役職分けがなされていたと思う。

 しかし、これだけ負けこんでしまうと、ハリーリ首相は権限を発揮できなくなる、というのが実情ではないか。ちなみに、ハリーリ首相の党が獲得した議席数は、21議席であり、選挙前は33議席を、確保していた。

 選挙の有権者は360万人、投票率は49・2パーセントということだ。

 この選挙の結果は、今後イランのレバノン及ぼす影響が、拡大するということであり、それはイスラエルとレバノンとの関係が、緊張の度を高めていく、ということであろう。そして、アラブ湾岸諸国などからの援助金が、減るということでもあろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:51 | この記事のURL
NO:5105 5月14日 『イランがIS女性16人投獄』 [2018年05月08日(Tue)]
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イランにも大分IS(ISIL)の浸透が、目立つようになってきているのであろう。今回イラン政府が発表したのは、16人のIS(ISIL)メンバーの女性を、投獄するということだ。これだけの数を集めて、一気に投獄するというのだから、大分乱暴な気もするが、致し方ない理由があるのであろう。*

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彼女らはシリアに行きIS(ISI)に、参加することを計画していた。そして、そのためのトレーニングも積んでいたということだ。その上で作戦の一部に、関与していたとも伝えられている。シリア行きはトレーニングの成果を見る、実戦配備だったのであろうか。*

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2017年にも相当数のIS(ISIL)メンバーが、作戦実行の段階で、イラン国内で逮捕されている。イランの情報部の活動には、目覚ましものがあるようで,作戦立案の段階で暴いたり、作戦遂行時に対応したりして、テロを未然に防いでいるケースが多いようだ。
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イスラム教条主義のイランで、同じようなイスラム原理主義のIS(ISIL)がテロをしようというのだから、いかにイスラム世界が、複雑かが分かろう。もちろん、IS(ISIL)の生みの親はアメリカなのであろうが、根本にある宗教的情熱は、サウジアラビアのスンニー派ワハビーの思想を、受け継いでいるのだ。*

* そう考えると、イラン国内で増えているIS(ISIL)のテロ活動は、イランとサウジアラビアとの前哨戦かもしれない。*
Posted by 佐々木 良昭 at 11:05 | この記事のURL
NO:5104 5月13日 『シリアのアサド大統領各国それぞれ』 [2018年05月08日(Tue)]
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シリアのアサド体制にどう対応するかで、各国の対応と見解に、意見の相違があるようだ。最も厳しいのはイスラエルであり、それは当然であろう、イスラエルはシリアと隣接しており、戦争状態にある、しかも、シリア国内のイスラエルに近いゴラン地域には、イラン軍が陣取っているのだ。*

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そこからイランとシリアに攻撃をされるのでは、さすがのイスラエルも対応が困難であろう。最新鋭の兵器は破壊力も大きいが、性能が大幅に向上しているからだ。そのため、イスラエルのネタニヤフ首相は、もしイランがシリアからイスラエルを攻撃するのであれば、アサド体制を打倒する、と語っている。つまり、最終的な対応案を公表したということだ。*

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アメリカはどうしてもアサド体制を、打倒したいと考えているようだ、あるいは、シリアの北3分の1の領土を、実質的に支配したい、と考えているのであろう。そこはシリアの石油ガス埋蔵地域だからであり、ペルシャ湾の海底ガスの地中海への、移送ルートに当たるからだ。*

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アメリカにはアサド体制を打倒しないまでも、シリアを分割して自国の利益を図る、という妥協的な考えもあるといわれている。イスラエルに比べればアメリカの考えは少し緩いのかもしれないが、アメリカはシリア対応のための、傭兵を大量に抱え込む方針でいる。*

*
フランスのマクロン大統領は、シリアが旧フランス植民地であったということからか、もう少し緩やかな対応を考えており、アサド体制打倒は絶対条件ではないとしている。それでもフランスは経済的権益は抑えたい、と思っているであろうから、アメリカとあまり変わらない対応を、考えているのであろう。*

*
フランスの経済状況はよくないため、シリアに限らずイランに対しても、アメリカとは異なる立ち位置にいる。それが和平へ道を開くのであれば、マクロン大統領に対する国際的な評価も、上がるのであろうが、実際はどうであろうか。マクロン大統領の心の中に潜んでいるのは、悪魔の考えであろう。*
Posted by 佐々木 良昭 at 09:21 | この記事のURL
NO:5103   5月12日 『トルコはF35戦闘機買えず米に怒り爆発』 [2018年05月07日(Mon)]
トルコはアメリカのF35戦闘機が輸入できず、相当怒りが拡大しているようだ。外務大臣がこのことについて、トルコとアメリカの関係を見直す、と言い出している。アメリカにしてみれば、最新鋭の戦闘機を、簡単にトルコに売るわけには、いかないということかもしれないが、根底にはトルコのエルドアン政権に対する、不信感が膨らんでいるのであろう。

 こうした最新鋭の兵器をトルコに売ることにより、いま関係が促進しているロシアに、F35
の構造がばれてしまう危険性が、あるからであろう。専門家にしてみれば、内部構造は別に、外部の構造を知るだけでも、大きな成果であろう。

 加えて、アメリカはトルコに対し『ロシアのS400ミサイルを買うな』と圧力をかけている。しかし、このS400の取得を熱望したエルドアン大統領は、既に代金を支払っており、ロシア側はトルコを取り込むチャンスと考え、引き渡し時期を、1年も早めているのだ。

 そうなると、NATOの兵器体系に支障をきたすというのが、アメリカやヨーロッパ諸国の反対理由なのだが、そのようなものであろうか、私は武器の専門家ではないので、わからない。

 トルコに言わせれば、アメリカはトルコが敵対関係にある、クルド主体のSDFに対しては、無償で大量の武器を供与している、と非難している。述べるまでもなく、それらの武器は将来、トルコに向けられることは必定であろう。

 このことに加え、アメリカはトルコで来月行われる、大統領選挙に対しても厳しい眼差しを、向けているようだ。多分に、選挙が公正に行われない懸念がある、と非難を始めることであろう。

 どうやら、エルドアン大統領は大統領選挙に勝利できても、その後の対米関係は、相当厳しいものに、なるのではないか。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:25 | この記事のURL
NO:5102 5月11日 『アバーッスの失言が尾を引く』 [2018年05月06日(Sun)]
*パレスチナ自治政府のマハムード・アッバースが、パレスチナ内部の会議のなかで、口にした一言が、いま大きな問題になっている。それは彼がホロコーストは、ユダヤ人の強欲と傲慢が、ドイツ人などの反発を買って、起こったことだと言ったことが、原因だった。*

*ある意味では、それは彼なりには、正しい判断かもしれないが、相手はユダヤ人、しかもホロコーストはユダヤ人とイスラエルが手にする、プラチナ・カードなのだから、放置するわけは無い。たちまちにして、このマハムード・アバースの一言は、世界中に広がり、反発を生んでいる。なかでもイスラエルはもとより、アメリカやヨーロッパでの反発は、激しいようだ。*

*アメリカ国内からはマハムード・アッバースを、政治と国際舞台から、追放しろという声すらも、出ているのだ。そこで問題になるのは誰が考えても、大事になるこのマハムード・アッバース議長の発言を、誰が外部に漏らしたのかということだ。*

*パレスチナ自治政府内部には、実はイスラエルのスパイが、相当数いるということではないのか。そうでなければ、このようなデリケートな発言が、パレスチナの内部から外部に、漏れるはずが無いからだ。*

*スパイとは言わないまでも、デリケートな発言を耳にしたとき、人はそれを誰かに語りたくなるのは、極めて自然なことかもしれない。ましてや、長期政権となり、巨万の富を手にしているマハムード・アッバース議長に対する、ねたみと反発は、パレスチナ幹部の中にも、相当高まっていよう。*

*そこで問題は犯人探しよりも、誰がこれを何処まで押し上げて行き、マハムード・アッバース議長を権力の座から、引きずり下ろすかということだ。もちろんその主役はイスラエルであり、そのバックになっているアメリカであろう。*

*アメリカは既に、パレスチナ自治政府に対する援助を、相当額カットしている。それをより徹底するだけではなく、アラブ湾岸諸国からの援助も、締め付けるのではないか。そうなれば、パレスチナ自治政府はスタッフへの、賃金支払いも難しくなり、賃金支払い遅延、賃金カット、そして首切りが起ころう。それは自殺行為なのだが。*

*実はいまの段階で、ガザのパレスチナ公務員に対する、給与の支払いは、止まっているのだ。従って、ヨルダン川西岸地区の、いわば、パレスチナ自治政府のお膝元でも、同じようなことが起こるということは、充分に予測できよう。*

*マハムード・アッバースという老練な政治家の、歳ゆえの失言は、今後イスラエルとパレスチナとの関係を、大幅に変えるかもしれない。彼はもう少し早く権力を、次世代に委譲すべきであったのだろう。晩節を汚すという言葉が、いまの彼にはぴったりなのかもしれない。*
Posted by 佐々木 良昭 at 09:50 | この記事のURL
NO:5101 5月10日 『ロシアはバグダーデイ死亡確認できず』 [2018年05月05日(Sat)]
 ロシアのモロトフ副外務大臣は、『ロシアは未だに、アブーバクル・バグダーデイの死亡を確認できていない。』と語った。彼は『アブーバクル・バグダーデイの死亡に関する情報資料は不十分だ。』と語っている。

 モロトフ副外務大臣『これまでアブーバクル・バグダーデイの死亡説は、10回も飛び出したが、未だに彼の死亡は確認できていない。』と語った。

*昨年6月の段階では、その前の5月28日に、ロシア空軍が敢行した、シリアのラッカ(ISが首都と宣言していた街)への空爆で、アブーバクル・バグダーデイを殺害したものと思っていた。そのため、アブーバクル・バグダーデイの死亡確認を急いでおり、死亡説を流していた。*

* しかし、その後にアメリカは『アブーバクル・バグダーデイは、重傷を負った可能性はあるが、死亡していない。』という判断を、発表している。*

* 今回のモロトフ副*外務大臣の発言は、それに倣ったものであろう。だがどうもこれは、アメリとロシアとの取引のような感じが、しないでもないが。アブーバクル・バグダーデイがいまでも生存しているとすれば、ロシアもアメリカもシリアに居座り、IS(ISIL)を掃討するという名目で、駐留し続けけることが出来るからだ。*
Posted by 佐々木 良昭 at 12:21 | この記事のURL
NO:5100 5月9日 『エジプトはシリアへの派兵に玉虫色回答』 [2018年05月05日(Sat)]
*エジプトのシュクリ外相は、シリアへのエジプト軍派兵について、玉虫色の回答をしたものと思われる。彼はエジプト軍のシリアへの派兵について『エジプトが外国に軍隊を派兵するのは、憲法と法律の条項に、沿わなければならない。』と語り、加えて、『国連の平和維持を目的とする、シリアへの派兵はありうる。』とも語っている。*

 これは先の、マクロン大統領の要請に基づく発言であり、フランスのマクロン大統領はエジプト政府に対し、軍のシリアへの派兵を要請していた。フランスは一歩踏み込み、エジプト軍にIS(ISIL)との戦闘を、希望した模様だ。

 アメリカもフランス同様にアラブ諸国に対して、シリアへの派兵を要請『要求』している。アメリカの場合は、主に北シリア地域にアラブ軍の展開を希望している。そこには、アメリカ軍の部隊が駐留しており、アラブ軍はアメリカ軍のガードに回される、ということであろうか。つまり、アラブ諸国の軍隊に、汚れ仕事をさせる、という腹であろう。

 アメリカやフランスは要請するという形で、実質は強制しているのであろう。まさに傭兵作戦であり、アメリカやフランスの軍隊は、エアコンの効いた事務室のなかで、作戦を立案し、武器の調達を図ることに、専念するということであろうか。

 もし、このアメリカやフランスの要請に従わなければ、アラブ諸国は経済制裁を受け、外交でも孤立させられることになろう。アラブ湾岸諸国のサウジアラビアなどには、イランの脅威を煽り、脅しをかけることにより、軍隊の派遣だけではなく、武器の大量購入を強要する、ということでもあろう。

 エジプトに対しては経済支援を止めることや、エジプトの資源開発に動く、ヨーロッパ企業に圧力を掛け、開発計画を遅らせることもありえよう。アメリカやフランスの手法は、極めて露骨な、乱暴なものということだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:39 | この記事のURL
NO:5099 5月8日 『リビアでISが拡大展開』 [2018年05月05日(Sat)]
*イラクとシリアで敗北を来たしたIS(ISIL)は、いまシリア政府との交渉で、残存部隊が他の場所に、逃れようとしている。その行き先はリビアであり、アフガニスタンのようだ。最近入った情報では、IS(ISIL)がリビアで拡大傾向に、あるということだ。*

*そのリビアでの拡大傾向で目立つのは、IS(ISIL)のメンバーが、イラクやシリアから移動しているのだが、彼らはアラブ人ではない他の外国人、つまり、ヨーロッパ人が主体ということのようだ。*

 この新参入者というか、新に移動してきたIS(ISIL)のメンバーは、150人から800
人と見られ、もっぱらIS(ISIL)メンバーの移動の安全確保、隠れ家の構築などを行っているということであり、彼らが関与したとされる作戦は、最近、リビアの西部トリポリの選挙管理事務所を襲撃した事件だ。
 なにやらこれは、アメリカ軍が現地人で構成される庸兵を使い、アメリカ軍将兵がアドバイザー役に回っている構造と、似通っているような気がするのだが。

 IS(ISIL)の新参メンバーは少数で、国境を越えて入っており、彼らは140人程度だと見られている。これに加え、アフリカ中央部の国々からの、侵入者たちは130人、現在ではトリポリに多数が、潜伏しているようだ。

 なかには7000人のIS(ISIL)メンバーが、リビアで展開している、という者もいるが、専門家たちはそれだけの多数の移動は、目立つし困難だと否定的意見を述べている。

 このIS(ISIL)のリビアでの増加は、何を意味しているのであろうか。誰かがシリアは第2のサラエボになる危険性がある、と評しているが、リビアもまた第三のサラエボにしようというのであろうか。

あるいは、リビアの石油などを狙う欧米が、本格的な軍事介入を進める口実を、作ろうとしているのであろうか、真相は分からない。
Posted by 佐々木 良昭 at 10:53 | この記事のURL
NO:5098 5月7日 『トルコ・リラ下げまくり・危険水域か』 [2018年05月05日(Sat)]
**8日から外国へ行くのでその分も書くつもりです*

*6月24日に大統領選挙を控えているトルコでは、トルコ・リラの対ドル・レートが、下げまくっている。そのことはトルコでインフレを、引き起こすことは確実であろう。つまり、トルコ・リラの下落は、トルコの経済を破壊する、危険性があるということだ。*

*今年トルコ・リラはドルに対して11パーセントも下げているのだ。もっとはっきり言えば、11パーセントの値下がりは、4月だけで起こった現象なのだ。そのことは、トルコ・リラの値下がりが、いかに衝撃的であるか、ということであろう。*

*こうした状況を見て、S&P社はトルコの状態は、まさにジャンク(くず)だ、と非常に厳しい評価をしているのだ。S&P社によれば、トルコが抱える対外債務は、危険水域にあり、マクロ・エコノミー的には評価を下げなければ、ならないということだ。*

*トルコの経済悪化は、同国にインフレを引き起こし、通貨価値にも大きな影響を、及ぼそうということだ。その結果、トルコは経済面で、対外的信用を低下していくことになろう。*

*いまトルコ・リラは対ドル・レートで4・288リラまで下げている。S&P社の専門家はこうした状況では、通貨をめぐる中央銀行主催の会議は、予定通り6月7日に行うのではなく、もっと早めなければ間に合わなくなるだろう、と語っている。*

*S&P社は中央銀行は金利を上げたが、もっと上げなければ、状況をコントロール出来なくなる、と見ている。トルコの中央銀行はインフレの目標値を、5パーセントとしているが、既に、現在の時点で13・7パーセントに、達しているのだ。中央銀行が金利を上げなかったのは、エルドアン大統領の指示に従ったものであり、エルドアン大統領の判断では、金利を上げれば企業が経営難に、陥るということだった。*

 また、2年もののボンドは3月の時点で、15パーセントであったものが、いまでは15.28パーセントに上がっている。

 経済状況はあるポイントを超えると、コントロール出来なくなる、性格のものであろう。いまトルコはまさに、危険水域に猛スピードで向かっている、ということだ。外部の要因としては、トルコを弱体化させようと考えている、アメリカやヨーロッパが通貨戦争を、トルコに仕掛けている、という見方も出来るかもしれない。

通貨安はいま、イラン、トルコなどで起こっているが、近い将来、トルコやイランなどに続き、韓国や中国も、通貨安に見舞われるのではないか。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:50 | この記事のURL
NO:5097 5月6日 『エジプトがエネルギー大国に』 [2018年05月05日(Sat)]
*エジプトは広大な国土面積を持つ国だが、以前からこの国の持つ地下資源の、種類や量は膨大なのではないか、と言われてきていた。古代エジプトのファラオ(王)たちの、墓から出てくる遺物には、ツタンカーメンの黄金のマスクを代表する、沢山の黄金や宝石が含まれてる。*

 エジプトにはハラーイブという、スーダンとの国境の紅海に近い地域に、莫大な量の金の埋蔵地域があることは、以前から知られていたし、ムバーラク大統領の時代に進めた、ナイル川西部の開発では、アスワン・ハイ・ダムから運河を引いたところ、砂漠の砂が流され、その下にあった金の鉱脈が発見されている。

 そしていま、エジプトはエネルギー開発ブームに、沸いているのだ。地中海東部の海底には、膨大な量のガスが眠っている。このガス資源の開発が、イスラエルその他の国によって進められ、イスラエルはエネルギー輸入国から、輸出国に変貌しているのだ。

 エジプトの海域でもガス資源が発見され、イタリアのENI社によって、ゾホル・ガス田の開発が進んでいるが、ゾホル・ガス田からは現時点で、800MMSCFDのガスが生産されている。それは石油に換算すると、15万バーレル・日相当の産出量だ。しかも、ゾホル・ガス田では日増しに生産量が、増えていると報告されている。

 もうひとつの発見は石油だが、これはリビアに近いエジプト南西部の砂漠のなかであり、良質の石油が産出されているということだ、確かにリビア東部で産出される石油は、低硫黄・低タールの良質な石油といわれているが、鉱脈が近いのでエジプト側からも、似たような良質の石油が、出ているのであろう。

 この油田はA−2X地区と呼ばれ。5090メートルの深度まで掘り下げて、掘り当てたということだ。また、船積みにするにはエルハムラ・ターミナル港が近い、という好条件に恵まれてもいるということだ。

 最近、IMFの代表がエジプトを訪問し、借款供与後のエジプト経済は、健全な方向に向かっている、と賞賛したが、石油やガスの生産が増えることは、ますますエジプトの経済状態を、良くしていくのかもしれない。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:00 | この記事のURL