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NO:5635   8月5日 『トランプ大統領の神経は正常か』 [2019年08月04日(Sun)]
トランプ大統領に関するニュースが、二つ伝えられている。一つはイランのザリーフ外相を、ホワイト・ハウスに招待したことと、もう一つは、アフガニスタンに関する発言だ。

ザリーフ外相をホワイト・ハウスに招待する、というニュースは、先月の話だったようだが、ある雑誌がそのことを、伝えたというものだ。時期がアメリカとイランの、緊張が高まっている時期だっただけに、信憑性を持っていたのであろう。

その真偽を、後でAFPがホワイト・ハウスや、イラン側に問い合わせているが、返事はあいまいなようだ。ザリーフ外相にしてみれば、ホワイト・ハウスを訪問しても、実質的な話にはならず、写真を撮られて、それが雑誌に載るだけだ、という判断のようだ。

トランプ大統領にしてみれば、北朝鮮に次いで、イランもねじ伏せた、と言いたいところであろう。しかし、そんな安っぽい話に引っかかるほど、イランは甘くはない。トランプ大統領はザリーフ外相に、軽くあしらわれた、ということであろう。

もう一つの話は、アフガニスタンに関するものだが、トランプ大統領は先に、アフガニスタン問題は簡単に解決できる、と言っていた。今回の発言はアフガニスタンで100万人殺すことは、容易だというのだ。

100万人ものアフガニスタン人を殺す、と平気で言う神経は、まともではあるまい。大法螺吹きのトランプ大統領の、せりふとしてはあまり驚くことは無いだろうが、これは国家の威信に関わるものであろう。

国家を代表する大統領が、他国を軍事攻撃して100万人も、殺せるということは、神経がまともだとは、思えない。アメリカ国民はそんな精神異常者を、大統領にして何とも感じない、とういうことなのであろうか。ただ、アメリカの暦代大統領たちは、ベトナム戦争でもイラク戦争でも、100万人単位の人達を、殺してきている。従って、アメリカ国民にはあまり驚く話では、ないのかもしれない。

 世界はいま、国家元首たちが、異常になりつつあるようだ。イギリスの新首相ジョンソンも、まともな人物とは思えないし、トルコのエルドアン大統領も、相当変わった人物だ。いまはこうしたスーパー・スターたちが、国民の鬱憤晴らしに、大口を叩く時代なのかも、知れない。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:40 | この記事のURL
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