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NO:5123   6月1日  『ISにとってリビアは重要拠点なのか』 [2018年06月01日(Fri)]
リビアには東部にデルナという街があるが、そこの支配をめぐって、最近相当激戦が戦われているようだ。一方はISやその他のイスラム原理主義組織、他方はハフタル将軍の率いるリビア軍だ。

このデルナにはISなどが運営する、処刑広場というのがあるそうだ。そこではイスラム法に反する者、敵対する者などが斬首刑などによって、殺されているということであろう。そこで非人道的な処刑を行っているのは、アンサール・イスラーム組織、アブー・サリーム部隊、
ISなどと言ったイスラム原理主義組織だ。

どうやら、ハフタル軍側の発表によれば、これらのイスラム原理主義者たちの組織は、敗北してデルナから逃れたようだが、再度集結してくることであろう。それはデルナが長い間、イスラム原理主義者の集まる場所になっていたことと、デルナには戦闘員の訓練所があったこと、そしてそこで訓練を受けた者たちは、シリアやイラクのISなどに戦闘員として、送り出される場所になっていたからだ。

そのことは、デルナの住民の多くがIS(ISIL)支持者たちだった、ということであろう。そうでなければ、長期間一定の場所を抑えておくことは、IS(ISlL)にとっても、簡単なことではなかったろう。

このデルナだけではなく、リビアの南西部や砂漠の中央部(シルテに近い)場所などにも、IS(ISIL)は集結している.最近になって東のハフタル将軍と西のセラジ首相の妥協が、イギリスやフランスの後ろ盾で進んでいるようだ。

今年の12月には選挙が行われ議員と大統領が選出される予定となっている。そこにはトリポリのミリシアのボスやトリポリ議会議長、ミスラタのミリシアのボス、そしてトブルク議会議長も、ハフタル将軍やセラジ首相と並んで、顔を連ねるかもしれない。

そのことは、リビアの内部対立が解決した段階で始まる、リビアの石油支配をめぐり、アメリカも本格的な動きに、出てきているということであろう。それがIS(ISIL)の動きを、活発化させているのであろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:43 | この記事のURL
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