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NO:5101 5月10日 『ロシアはバグダーデイ死亡確認できず』 [2018年05月05日(Sat)]
 ロシアのモロトフ副外務大臣は、『ロシアは未だに、アブーバクル・バグダーデイの死亡を確認できていない。』と語った。彼は『アブーバクル・バグダーデイの死亡に関する情報資料は不十分だ。』と語っている。

 モロトフ副外務大臣『これまでアブーバクル・バグダーデイの死亡説は、10回も飛び出したが、未だに彼の死亡は確認できていない。』と語った。

*昨年6月の段階では、その前の5月28日に、ロシア空軍が敢行した、シリアのラッカ(ISが首都と宣言していた街)への空爆で、アブーバクル・バグダーデイを殺害したものと思っていた。そのため、アブーバクル・バグダーデイの死亡確認を急いでおり、死亡説を流していた。*

* しかし、その後にアメリカは『アブーバクル・バグダーデイは、重傷を負った可能性はあるが、死亡していない。』という判断を、発表している。*

* 今回のモロトフ副*外務大臣の発言は、それに倣ったものであろう。だがどうもこれは、アメリとロシアとの取引のような感じが、しないでもないが。アブーバクル・バグダーデイがいまでも生存しているとすれば、ロシアもアメリカもシリアに居座り、IS(ISIL)を掃討するという名目で、駐留し続けけることが出来るからだ。*
Posted by 佐々木 良昭 at 12:21 | この記事のURL
NO:5100 5月9日 『エジプトはシリアへの派兵に玉虫色回答』 [2018年05月05日(Sat)]
*エジプトのシュクリ外相は、シリアへのエジプト軍派兵について、玉虫色の回答をしたものと思われる。彼はエジプト軍のシリアへの派兵について『エジプトが外国に軍隊を派兵するのは、憲法と法律の条項に、沿わなければならない。』と語り、加えて、『国連の平和維持を目的とする、シリアへの派兵はありうる。』とも語っている。*

 これは先の、マクロン大統領の要請に基づく発言であり、フランスのマクロン大統領はエジプト政府に対し、軍のシリアへの派兵を要請していた。フランスは一歩踏み込み、エジプト軍にIS(ISIL)との戦闘を、希望した模様だ。

 アメリカもフランス同様にアラブ諸国に対して、シリアへの派兵を要請『要求』している。アメリカの場合は、主に北シリア地域にアラブ軍の展開を希望している。そこには、アメリカ軍の部隊が駐留しており、アラブ軍はアメリカ軍のガードに回される、ということであろうか。つまり、アラブ諸国の軍隊に、汚れ仕事をさせる、という腹であろう。

 アメリカやフランスは要請するという形で、実質は強制しているのであろう。まさに傭兵作戦であり、アメリカやフランスの軍隊は、エアコンの効いた事務室のなかで、作戦を立案し、武器の調達を図ることに、専念するということであろうか。

 もし、このアメリカやフランスの要請に従わなければ、アラブ諸国は経済制裁を受け、外交でも孤立させられることになろう。アラブ湾岸諸国のサウジアラビアなどには、イランの脅威を煽り、脅しをかけることにより、軍隊の派遣だけではなく、武器の大量購入を強要する、ということでもあろう。

 エジプトに対しては経済支援を止めることや、エジプトの資源開発に動く、ヨーロッパ企業に圧力を掛け、開発計画を遅らせることもありえよう。アメリカやフランスの手法は、極めて露骨な、乱暴なものということだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:39 | この記事のURL
NO:5099 5月8日 『リビアでISが拡大展開』 [2018年05月05日(Sat)]
*イラクとシリアで敗北を来たしたIS(ISIL)は、いまシリア政府との交渉で、残存部隊が他の場所に、逃れようとしている。その行き先はリビアであり、アフガニスタンのようだ。最近入った情報では、IS(ISIL)がリビアで拡大傾向に、あるということだ。*

*そのリビアでの拡大傾向で目立つのは、IS(ISIL)のメンバーが、イラクやシリアから移動しているのだが、彼らはアラブ人ではない他の外国人、つまり、ヨーロッパ人が主体ということのようだ。*

 この新参入者というか、新に移動してきたIS(ISIL)のメンバーは、150人から800
人と見られ、もっぱらIS(ISIL)メンバーの移動の安全確保、隠れ家の構築などを行っているということであり、彼らが関与したとされる作戦は、最近、リビアの西部トリポリの選挙管理事務所を襲撃した事件だ。
 なにやらこれは、アメリカ軍が現地人で構成される庸兵を使い、アメリカ軍将兵がアドバイザー役に回っている構造と、似通っているような気がするのだが。

 IS(ISIL)の新参メンバーは少数で、国境を越えて入っており、彼らは140人程度だと見られている。これに加え、アフリカ中央部の国々からの、侵入者たちは130人、現在ではトリポリに多数が、潜伏しているようだ。

 なかには7000人のIS(ISIL)メンバーが、リビアで展開している、という者もいるが、専門家たちはそれだけの多数の移動は、目立つし困難だと否定的意見を述べている。

 このIS(ISIL)のリビアでの増加は、何を意味しているのであろうか。誰かがシリアは第2のサラエボになる危険性がある、と評しているが、リビアもまた第三のサラエボにしようというのであろうか。

あるいは、リビアの石油などを狙う欧米が、本格的な軍事介入を進める口実を、作ろうとしているのであろうか、真相は分からない。
Posted by 佐々木 良昭 at 10:53 | この記事のURL
NO:5098 5月7日 『トルコ・リラ下げまくり・危険水域か』 [2018年05月05日(Sat)]
**8日から外国へ行くのでその分も書くつもりです*

*6月24日に大統領選挙を控えているトルコでは、トルコ・リラの対ドル・レートが、下げまくっている。そのことはトルコでインフレを、引き起こすことは確実であろう。つまり、トルコ・リラの下落は、トルコの経済を破壊する、危険性があるということだ。*

*今年トルコ・リラはドルに対して11パーセントも下げているのだ。もっとはっきり言えば、11パーセントの値下がりは、4月だけで起こった現象なのだ。そのことは、トルコ・リラの値下がりが、いかに衝撃的であるか、ということであろう。*

*こうした状況を見て、S&P社はトルコの状態は、まさにジャンク(くず)だ、と非常に厳しい評価をしているのだ。S&P社によれば、トルコが抱える対外債務は、危険水域にあり、マクロ・エコノミー的には評価を下げなければ、ならないということだ。*

*トルコの経済悪化は、同国にインフレを引き起こし、通貨価値にも大きな影響を、及ぼそうということだ。その結果、トルコは経済面で、対外的信用を低下していくことになろう。*

*いまトルコ・リラは対ドル・レートで4・288リラまで下げている。S&P社の専門家はこうした状況では、通貨をめぐる中央銀行主催の会議は、予定通り6月7日に行うのではなく、もっと早めなければ間に合わなくなるだろう、と語っている。*

*S&P社は中央銀行は金利を上げたが、もっと上げなければ、状況をコントロール出来なくなる、と見ている。トルコの中央銀行はインフレの目標値を、5パーセントとしているが、既に、現在の時点で13・7パーセントに、達しているのだ。中央銀行が金利を上げなかったのは、エルドアン大統領の指示に従ったものであり、エルドアン大統領の判断では、金利を上げれば企業が経営難に、陥るということだった。*

 また、2年もののボンドは3月の時点で、15パーセントであったものが、いまでは15.28パーセントに上がっている。

 経済状況はあるポイントを超えると、コントロール出来なくなる、性格のものであろう。いまトルコはまさに、危険水域に猛スピードで向かっている、ということだ。外部の要因としては、トルコを弱体化させようと考えている、アメリカやヨーロッパが通貨戦争を、トルコに仕掛けている、という見方も出来るかもしれない。

通貨安はいま、イラン、トルコなどで起こっているが、近い将来、トルコやイランなどに続き、韓国や中国も、通貨安に見舞われるのではないか。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:50 | この記事のURL
NO:5097 5月6日 『エジプトがエネルギー大国に』 [2018年05月05日(Sat)]
*エジプトは広大な国土面積を持つ国だが、以前からこの国の持つ地下資源の、種類や量は膨大なのではないか、と言われてきていた。古代エジプトのファラオ(王)たちの、墓から出てくる遺物には、ツタンカーメンの黄金のマスクを代表する、沢山の黄金や宝石が含まれてる。*

 エジプトにはハラーイブという、スーダンとの国境の紅海に近い地域に、莫大な量の金の埋蔵地域があることは、以前から知られていたし、ムバーラク大統領の時代に進めた、ナイル川西部の開発では、アスワン・ハイ・ダムから運河を引いたところ、砂漠の砂が流され、その下にあった金の鉱脈が発見されている。

 そしていま、エジプトはエネルギー開発ブームに、沸いているのだ。地中海東部の海底には、膨大な量のガスが眠っている。このガス資源の開発が、イスラエルその他の国によって進められ、イスラエルはエネルギー輸入国から、輸出国に変貌しているのだ。

 エジプトの海域でもガス資源が発見され、イタリアのENI社によって、ゾホル・ガス田の開発が進んでいるが、ゾホル・ガス田からは現時点で、800MMSCFDのガスが生産されている。それは石油に換算すると、15万バーレル・日相当の産出量だ。しかも、ゾホル・ガス田では日増しに生産量が、増えていると報告されている。

 もうひとつの発見は石油だが、これはリビアに近いエジプト南西部の砂漠のなかであり、良質の石油が産出されているということだ、確かにリビア東部で産出される石油は、低硫黄・低タールの良質な石油といわれているが、鉱脈が近いのでエジプト側からも、似たような良質の石油が、出ているのであろう。

 この油田はA−2X地区と呼ばれ。5090メートルの深度まで掘り下げて、掘り当てたということだ。また、船積みにするにはエルハムラ・ターミナル港が近い、という好条件に恵まれてもいるということだ。

 最近、IMFの代表がエジプトを訪問し、借款供与後のエジプト経済は、健全な方向に向かっている、と賞賛したが、石油やガスの生産が増えることは、ますますエジプトの経済状態を、良くしていくのかもしれない。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:00 | この記事のURL
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