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NO:5093   5月2日   『シリア基地攻撃は誰が、イランの報復は』 [2018年05月01日(Tue)]
シリア北部ハマとアレッポに近い位置にある、シリア軍の47部隊基地が、何者かによってミサイル攻撃された。この攻撃を誰が敢行したのかは、まだ明らかになっていない。

 シリアの反政府の幾つかのミリシア・グループは犯行声明を出したが、信じられるものではない。レバノンのヘズブラは、「攻撃はイスラエルによって行われた。」とアルアフバール新聞で伝えている。その方が信ぴょう性があろう。

 この攻撃は夜中の10時30分に行われたのだが、26人ほどが死亡し、18人のイランの革命防衛隊将兵も死亡している。一説には死者の数は40人ともいわれている。負傷者の数は60人を超えている、ということであり、死傷者の中には子供たちも、含まれているということだ。

 この48部隊基地には地下があり、それは北朝鮮の援助で作られたものだ、ということだ。地下内部にはミサイルその他の武器が、収納されていたということだ。つまり、本格的な基地であったということであろう。

 なおこの基地にはシリア軍に加え、イランの革命防衛隊員、レバノン人、イラク人、アフガニスタン人、パキスタン人の戦闘員もいたということだ。これらのうち、パキスタン人やアフガニスタン人の戦闘員は、イランが連れてきたものと思われる。

 問題は、攻撃がイスラエルによって行われたことが、ほぼ明らかとなったいま、イランはイスラエルに対して、報復攻撃を行うかといことだ。そして、報復が行われる場合、それはイスラエル本土なのか、あるいは他の何処になるのかだ。

 これまでイランの核問題をめぐり、イスラエルはイランを激しく非難してきており、欧米ではイスラエルとイランとの間に、戦闘が起こり戦争に発展するのではないか、という懸念が広がっていた。

 今回の攻撃はその懸念をより、信ぴょう性のあるものにした、ということであろう。しかし、イスラエルはイランとの戦争を、アメリカ抜きに始める気はない。ポンペオ国務長官はイスラエル訪問時に、『もし、イランとイスラエルが戦争を始めれば、アメリカはイスラエルを支援する。』とは言っているのだが、実際にはどうなるかわからない。
Posted by 佐々木 良昭 at 13:21 | この記事のURL
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