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NO:4772 12月12日 『アフガニスタンにフランス・アルジェリアのIS潜入』 [2017年12月11日(Mon)]
*アフガニスタンが何故IS(ISIL)にとって、それほど魅力的な国家なのであろうか。かつてはイギリスが手を出し、次いでロシアが侵攻し、その後はアメリカが進出している。*

*今度はIS(ISIL)がアフガニスタンに、侵入している。簡単に言ってしまえば、イラクやシリアでのIS(ISIL)の敗北の結果、彼らの居場所がなくなったからだ、ということであろう。*

*そのIS(ISIL)メンバーとは、大半がフランス国籍と、アルジェリア国籍の者たちだということだ。つまり、フランス国籍を取った、アルジェリアからの移住者たちの、2世3世たちであろう。*

*アフガニスタンはアヘンや、マリファナの産地として、世界的に有名なのだが、それだけであろうか。実はアフガニスタンは、レアメタルや金を大量に、埋蔵しているところなのだ。*

* IS(ISIL)がアフガニスタンに侵入していったのは、これまで何度も書いてきたように、麻薬が目当てであろう。アフガニスタン産の麻薬を、ヨーロッパでばらまけば、IS(ISIL)は軍資金を得られるだけではなく、武力で戦わなくても、社会そのものを破壊することが出来よう。*

11月にアフガニスタンのダルザブに、IS(ISIL)が多数侵入した、という報告がある。なかには女性も含まれている、ということであり、ウズベキスタン、チェチェン、タジキスタンの戦闘員も含まれており、実数はどれほどなのか、まだアフガン政府もアメリカも、つかめていないようだ。

実数が明らかになっているのは、ビビ・マリアム村に居住するIS(ISIL)メンバーであり、彼らは200人の外国人で、構成されているということだ。彼らはそこで他の戦闘員を訓練し、特攻攻撃に使おうとしているということだ。

こうした動きは今後、アフガニスタンに駐留する、アメリカ軍を苦境に追い込むのではないか、と思われる。どうも最近、アメリカはどこでも、あまりうまくいかなくなってきているのではないか。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:49 | この記事のURL
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