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NO4684 9月4日 『カタールは首長を変えろ』 [2017年09月04日(Mon)]
カタールがアラブ諸国との間に、難しい問題を抱えているために、この問題を解決しなければならない、という雰囲気が高まっている。そうしたなかから、カタールの首長を替えるるべきだ、という意見が飛び出してきている。

この首長 交代を唱え始めたのは、かつてカタールの首長に逮捕投獄され、拷問を受けたことのあるハーリド・ハイル氏だ。彼は現在ロンドンで、亡命生活を送っている。

カタールとサウジアラビアとの間のもめごとは、モロッコのサウジアラビア国王の別荘で、カタール首長とサウジアラビア国王との間で、話し合われたが、解決案は出なかった。

現在、サウジアラビアとそれを支持する、エジプト、バハレーン、アラブ首長国連邦とカタールは、6月5日以来、外交、経済関係を断絶している。こうしたことから、場合によっては、サウジアラビアと支持国とカタールとの間で、武力衝突に発展するかも知れない、という懸念が広がっている。

ハーリド・ハイル氏に言わせれば、新首長にふさわしい人物は、アブドッラー・ビン・アリー氏だということだ。このアブドッラー・ビン・アリー氏は国内でも、地域でも支持する者が、多い人望のある人物だということだ。

9月14日にはロンドンで、ハーリド・ハイル氏の主催する、会議が開催され、そこでは民主主義、人権、報道の自由、対テロ問題などが話し合われる、予定になっている。

ハーリド・ハイル氏に言わせると、受刑中に首長が彼と約束したことを、その後、約束を守っていない、ということだ。

この問題で、アメリカはどう動くのであろうか。アメリカはカタール政府を現段階で、友人とみなしているのか、敵とみなしているのか不明だ。カタールにはアメリカ軍の基地があるだけに、微妙な問題であろう。
日本はカタールから大量のガスを輸入している。カタールの首長交代が実現したら、日本向けガス価格は下がるのであろうか。現在の価格は相当高いと聞いている。
Posted by 佐々木 良昭 at 12:14 | この記事のURL
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