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NO・3144『4年目に入ったシリア内戦はどうなるのか』 [2014年04月08日(Tue)]

最近、ロシアのプーチン大統領の側近であるステパシン氏が、アサド大統領と会談している。その内容を後日マスコミに明かしたが、シリアの内戦は今年中に終る、という見通しのようだ。
このステパシン氏は元ロシアの治安部の高官であるだけに、彼のアサド大統領との会談に関する、印象は正確であろう。
ステパシン氏の語るところによれば、アサド大統領は自信を持って、今年中に内戦を終息させる、と語ったというのだ。
ステパシン氏によれば、アサド大統領は自信に満ちてそう語り、しかも願望ではなく、実情をよく把握したうえでの、判断だと言っている。
現在のシリアの状況は、各地でイスラム原理主義者たちが戦っているが、首都ダマスカスの周辺は、ほぼ完全にシリア軍が掌握し、コントロールしている。
ステパシン氏はアサド大統領が、次のように語ったと紹介している。「私はキャッシュ・レジスターではない、妥協などスいるつもりはない。あくまでも戦って内戦を終結させる覚悟だ。したがって、ヤヌコビッチ氏のように、ロシアに逃げ込むつもりはない。」
加えて、アサド大統領は今年中に予定されている、シリアの大統領選挙に立候補し、勝利するつもりであることも明かしている。
ステパシン氏のこの発言内容は、今後のシリア情勢を相当、正確に見通しているのかもしれない。種々の情報が飛び交う中では、最も注目に値しよう。
Posted by 佐々木 良昭 at 16:42 | この記事のURL
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