• もっと見る
« 2012年04月 | Main | 2012年06月»
私の新刊の宣伝 [2012年05月17日(Thu)]
各位
今年の2月に『これから50年、世界はトルコを中心に回る」を出版思案したが、続いて5月7日から私の二冊目の本が店頭に並びました。青春出版から新書版の本で、タイトルは『「イスラム」を見れば、3年後の世界がわかる』です。
イスラムと言ってもイスラム教のことを説明しているのではなく、イスラム世界のことを書いたものです。中東と日本には意外な結びつきがあり、中東で何かが起こる前後には、日本でもとんでもないことが起こっていることも説明しました。
読みやすくしかもなるほどとお思いになることが多いと思います。ぜひご一読ください。
いまのところアマゾンの順位は乱高下していますご支援ください。




Posted by 佐々木 良昭 at 23:36 | この記事のURL
NO・2312『イタリアがカダフィ投資をリビアに返還か』 [2012年05月17日(Thu)]
 大東亜戦争後に、M資金の話や山下財宝の話が、長い間話題に上っていたが、リビアでもそれと似て非なることが、起こっているようだ。カダフィ大佐が世界中に投資した資金の行方を、リビア政府は探している。
これだけではなく、カダフィ資金はリビア国内のあちこちに、隠匿されているようだ。カダフィ大佐の子息サイフルイスラーム氏が逮捕されて、長い時間が経過しているが、彼が殺害されず高待遇を受けている秘密は、そこにあるのではないか。
リビアの関係者は、サイフルイスラーム氏を厚遇することにより、彼からカダフィ資金の在り処を、聞き出したいのであろう。それはサイフルイスラーム氏を捕まえた部族も、リビア政府も同じだ。
外国にも相当のカダフィ大佐の、投資が行われていたようだ。いま話題になっているのは、イタリアへの投資だ。イタリアはリビアに近く、しかも元リビアの宗主国であったことから、カダフィ大佐も親しみを感じていたのであろう。
アラビア語で書かれてあるので、正確な発音は分からないが、パンテルレリア島のホテルを、カダフィ大佐が購入していたことが、イタリアの金融警察の調査でわかった。このホテルは2000万ユーロだったと言われている。
それ以外にも、カダフィ大佐はイタリア各企業の株を、相当所有していたようだ。イタリアの石油会社ENI社への投資は、大分前から世界的に知られていた。ユニクレデイット銀行もそうだ。
これ以外に、カダフィ大佐はイタリアのパンテルレリア島の土地150フェダーンを、購入していたことがわかった。
カダフィ大佐はイタリアに、総額で10億ユーロ以上を投資し、購入していたようだが、それが今後どのような交渉の末に、リビア側に返還されるのか見ものだ。
イタリアばかりではなく、カダフィ大佐が投資していたイギリスでも、フランスでもアメリカでも、そう簡単には返還しないだろう。一部だけ返還してごまかそうと、これらの国々は考えているようだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 13:36 | この記事のURL
| 次へ