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NO・2231「オリバー・ストーン監督の子息イスラム教に入信」 [2012年02月16日(Thu)]

 数々の世界を魅了した映画を製作した、オリバー・ストーン監督の子息セイン・ストーン氏が、イランのイスファハーンを訪問し、イスラム教シーア派に入信した。
 オリバー・ストーン監督の製作した映画は多数あるが、日本でも大ヒットしたものとしては、ウオールストリート、ブッシュ、ワールドトレードセンター、アレキサンダー、プラトーンなどを上げることができる。
 オリバー・ストーン監督自身はユダヤ教徒であり、彼の妻はキリスト教徒だ。ユダヤ教徒の父とキリスト教徒の母の間に生まれた、セイン・ストーン氏がイスラム教徒になった理由については、明らかになっていない。
彼はイスラム教に入信した後『キリスト教もユダヤ教も否定してはいない。いずれの預言者もイスラム教では、預言者として認めている。私はムハンマドを預言者として受け入れ、他の預言者たちも受け入れている。』と語ったということだ。
この言葉から感じられるのは、彼がユダヤ教徒の父と、キリスト教徒の母を持つことによって、精神的に苦しい立場に、あったのではないかということだ。結果的に、全ての天啓宗教の預言者を認めているイスラム教が、彼にとっては救いだったのかもしれない。
セイン・ストーン氏は27歳で、イスラム教徒の名前は、アリーと命名されたということだ。彼がこれからユダヤ教社会や、キリスト教社会でどう受け止められるかが、興味深いところだ。イスラム教世界よりも厳しいのではないか、とも思われるが。
Posted by 佐々木 良昭 at 22:46 | この記事のURL
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