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NO・1489ネタニヤフ首相の極めて重要な発言 [2010年01月31日(Sun)]
 イスラエルのネタニヤフ首相が1月末に、ポーランドのアウシュビッツで開催された、国際ホロコースト記念の式典に参加し、極めて重要な内容の文章を、記念のゲスト・ブックに記している。
 それは「イスラエル人は過去の経験から学んでいる。ホロコーストとイランの核兵器開発意欲を放置しない。」といった内容のものだ。
 ドイツのメルケル首相も、ペレス大統領の訪問を受けた中で、「イランの核計画に対する、世界の忍耐と時間はすぎていく。」と語り「世界の大国は2月に重大な合意に達しよう。」とも語っている。彼女は2月がイランの核開発にとって、極めて重要な月になるだろうとも語った。
 ペレス大統領も、イランが極めて危険な国家であり、アハマド・ネジャド大統領体制が独裁的であり、人権を無視し、自国民を殺している。そして、ヘズブラやハマースのスポンサーでもあると語った。
 これらの一連の発言は、何を意味しているのか。なかでも、ネタニヤフ首相のホロコーストとイランの核開発を、連関付けた内容が、何を意味するのか、真剣に受け止めるべきなようだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 23:50 | この記事のURL
NO・1488カイロの街が大幅に様変わりする [2010年01月31日(Sun)]
 エジプトは不思議な国で、いちど不動産の賃貸契約をすると、借りた側が契約破棄するまでは、家主はその契約を破棄出来ないことに、なっているということだ。しかも、最初に契約した家賃は、未来永劫に、借主の孫子の代まで続くというのだ。
 そのため50年以上も前に契約した、マンションや店舗の賃貸料が、現在でも適用され、ただ同然の値段で、貸されているということだ。当然困るのは家主、これまで泣き寝入りするしかなかった。
 ところが、この問題解決には唯一の道があった。それは、そのビルを売却し持ち主が変わることだ。そうなると、賃貸契約者ではない新しい持ち主は、新しい家賃で貸すことが出来るし、同じ相手に賃貸することを、断ることも出来るのだ。
 そこに目を付けたのがエジプトの大金持ち。古い目抜き通りのビルが、こうした事情から薄汚れ、誰も修理しようとしないで、そのままになっていたが、ここに来て、家賃の安さに耐えかねた家主が、ビルを手放すことになった。
 事情が事情であることから、ビルの価格は極めて安いものとなった。そして、新しい持ち主となった人物は、このビルを修理し内部を大幅に改造して、新しい借り手を探すことになった。
 エジプトのカイロには王国時代や、イギリス統治時代に建造されたビルが、目抜き通りに並んでいるが、実にしゃれた外装のビルが多い。すすけて古びているが、目を凝らしてみると、パリのシャンゼリゼ通りを思わせるような、造りなのだ。それがここ2年ほどで蘇ることになろう。
 アゼルバイジャンのバクー市を昨年訪れたときも、同じ光景を目にした。1920年代からのしゃれたビルが、10数年前に訪れたときは、薄汚いビルだったが、今回訪問したときは、改装が行われきれいなビルに様変わりし、世界の有名ブランドの店が、軒を連ねていた。
 エジプトのカイロが、あと2年ほどで同じ変化を示そう。楽しみだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 22:39 | この記事のURL
帰国報告 [2010年01月31日(Sun)]
昨夜1月30日に帰国しました。またすぐ出ますが、その間になるべく多く報告を書くよう勤めます。-----
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Posted by 佐々木 良昭 at 22:37 | この記事のURL
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