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NO:5500  4月8日 『アメリカの世界への影響力縮小へ』 [2019年04月08日(Mon)]
アメリカの世界に対する影響力が、低下しているようだ。それはロシアが回復、中国が経済力と技術力を、付けてきたことによろう。その結果、ロシアと中国はアメリカに、挑戦的な立場を取り始め、アメリカの意向にいちいち、賛成しなくなってきている。

それを見て第三世界の国々も、アメリカではなくロシアや中国に、接近し始めている。しかも、場合によってはロシアと中国両方を、協力国にし始めているのだ。イランなどはその典型であろうか。イランとアメリカは軍事的緊張関係にはあるが、イラン国内にアメリカ軍が駐留しているわけではないので、口喧嘩は出来るのだ。

イランはアメリカの厳しい経済圧力の前に、平然と構え対抗意識を燃やしている。イランが強気でいられるのは、アメリカにはイランに対して、軍事攻撃はできない、と踏んでいるためであろう。

イランのすぐそばに、中東最大の軍事基地を持つアメリカは、そのことが弱みになっているのだ。もし、イラン側が軍事攻撃をかけてくれば、相当のダメージを受けることになるし、同盟関係にあるのアラブ湾岸諸国も、危険にさらすことになるからだ。ホルムズ海峡の航行も、大問題に直面することになろう。

イランはその強みを使い、イラクとの軍事協力を合意し『アメリカ軍はイラクから出て行け。』と言い始めている。イランがそれを言い始めると、それは現実の問題となるため、アメリカも呑気には構えていられないだろう。

 イランとイラクがアメリカ軍の、イラクからの追放を叫び、実際の軍事行動に出れば、イラク駐留のアメリカ軍は、極めて危険な状況に陥ろう。特攻攻撃をかける者は、イラン人にもイラク人にも、多数いるからだ。

 イランは大規模な軍隊同士の、アメリカとの戦いよりも、テロ・ゲリラ闘争を主体とするのではないのか。これではアメリカも手を焼くことであろうし、場合によってはイラクから、撤退せざるを得なくなるのではないか。

 リビアではアメリカ軍が、ハフタル将軍のトリポリ攻撃に、危険を感じ撤退することを、決めている。リビアのハフタル将軍が、裏でアメリカと繋がっていることが、あるからかもしれないが、いずれにせよアメリカ軍が、その国の軍が動いて、撤退するとなると、それは他の国に影響を与えよう。

 世界のニュースを見ていると、ロシアや中国と関係を強化する傾向の国が、増えているし、その典型はトルコではないのか。NATOのメンバー国であるにもかかわらず、トルコはアメリカと険悪な関係になり、ロシアに接近しているのだ。

 加えて、ヨーロッパ諸国もトランプ大統領の、傲慢な態度に嫌気がさし、ロシアとの緊張関係は、独自に緩和する方向で、動いているのではないか。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:16 | この記事のURL