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NO:5131 6月9日    『UAEとオマーンが対立』 [2018年06月09日(Sat)]
*アラブ湾岸諸国のオマーンと、UAE(アラブ首長国連邦)との関係が、おかしくなって来ているようだ。問題はオマーン側から起こっているが、その原因はUAEにある、というのがオマーンの主張だ。*

*オマーンはUAEがオマーンに対し、スパイ行為を行い、歴史遺産の略奪を考え、知的財産を奪おうとしている、ということだ。これはオマーンの伝統製造部門議長のイスラム・ビン・アリー・ラワシ氏が語ったものであり、UAEはそうした活動を、継続して行っているということだ。*

*彼に言わせると、UAEは2011年以来、スルタン・カーブース国王に関する、スパイ行為も働いている、ということのようだ。そして、UAEはオマーンのムサンダム地域を、領有することを狙っている、という話なのだから尋常ではない。*

* こうしたことから、オマーン政府はUAEの銀行の、オマーン国内での活動を、禁止するに至っている。*

*他方、サウジアラビアとUAEは、石油・ガス・核エネルギーなどの部門で、協力していくことに、合意している。ジェッダに関する会議でも、サウジアラビアはUAEと話し合い、クウエイト・バハレーン・カタール・オマーンは招待しなかったが、エジプトが参加している。*

*カタール問題や、イエメン問題で明らかなように、サウジアラビアとUAEは協力して、アラブ湾岸地域での主導権を、握ろうとしているという不安が、オマーンでは高まっているのであろう。*

*その事が悪化していった場合、オマーンからのエネルギー輸入に問題が発生することになろうし、アラブ湾岸諸国からの石油・ガス輸入にも支障が出てこよう。従って、このオマーン問題は、日本は楽観しないほうがいいだろう。*
Posted by 佐々木 良昭 at 09:28 | この記事のURL