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NO4711 10月11日 『トルコは大国米露と喧嘩する気か・エルドアン』 [2017年10月11日(Wed)]
*トルコのエルドアン大統領は、トルコがオスマン帝国であったことが、余程誇りなのであろうか。自称ネオ・オスマン帝国の皇帝というエルドアン大統領は、世界の大国であるアメリカとロシアを敵に回して、喧嘩をする意向のようだ。*

*現在、トルコとアメリカは、ビザ問題をめぐり、激しく対立している。アメリカがトルコに対し、ビザの発給を停止したことに対し、トルコもアメリカに対する、ビザの発給を停止した。*

*アメリカはこのビザ問題が、軍事面ではアメリカ側に何の支障もきたさない、と語っているがその通りであろう。在トルコ・アメリカ大使は『ビザ問題が何時まで続くのか分からない。』と語っている。*

*エルドアン大統領は怒り心頭で、『アメリカ大使を首にしろ』と怒鳴りまくり、『彼とは会わない』とも言っている。しかし、このビザ問題で困るのは、アメリカではなく、トルコの側であろう。ユルドルム首相は何とか、問題解決の糸口を、見つけたい意向のようだ。*

アメリカは既に幾つもの軍事基地を、シリアとイラク国内に設立しているので、その気になれば、何時でもトルコのインジルリク空軍基地から、撤収することが出来よう。いまアメリカ軍がトルコに残留しているのは、トルコに対する攻撃を想定してではないのか。

 同じように、トルコはアメリカ同様に、ロシアとの間でも、トラブルを起こしている、こちらは、ロシアから購入する契約を結んでいた、S400ミサイルに関係している問題だ。エルドアン大統領はS400を購入することに合わせ、同ミサイルの技術を供与して欲しい、という意向のようだ。

 しかし、ロシア側は世界的に最も進んだ技術の、結晶とも言えるS400ミサイルの技術を、そう簡単にトルコ側に渡すつもりは無い。トルコ側は技術供与がなされれば、トルコでコピーを生産して輸出し、儲けたいということであろう。

 以前、トルコが三菱重工からの戦車の輸入をめぐっても、三菱重工はトルコ側がコピーを造ることを恐れ、商談は破棄された経緯がある。

 エルドアン大統領は『ロシアが技術供与しないのであれば、商談は破棄される。他の国に当たればいいだけのことだ。』と息巻いているが、S400のレベルのミサイルは、何処が製造出来るというのであろうか。

 途上国は先進国に対して、技術移転、技術供与ということを、軽々しく要求するが、その開発に、どれだけの時間と費用と努力が、払われているのかを、無視している。韓国もその典型であろう。

 そうした国の技術は模倣の繰り返しであり、独自の努力が無くては、技術の進歩は偽物でしかないために、頭打ちになろう。エルドアン大統領はあせることなく、じっくりと腰をすえて自国の技術レベルの向上を、図るべきであろう。

 闇雲に大国に喧嘩を売ることは、自滅に繋がることを、忘れるべきではなかろう。また、北朝鮮のように核兵器の保有に、色気を出すことも、危険極まりなかろう。エルドアン大統領なら、やりかねない懸念がある。
Posted by 佐々木 良昭 at 08:19 | この記事のURL