CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
NO:5177   7月24日  『シリアからのW・ヘルメットの撤退は何を意味するのか』 [2018年07月23日(Mon)]
NO:5177 7月24日 『シリアからのW・ヘルメットの撤退は何を意味するのか』

シリアのイスラエルとの国境に接する場所に、ゴラン高原がある。この場所は1967
年に起こった、第三次中東戦争以来イスラエル側が、占領している場所だ。そして、以来、イスラエルとシリアとの間には、和平は成立しておらず、ゴランは占領地という取り扱いになっている。

いまではこのゴラン高原は、イスラエルへの出口として、親イスラエルあるいは欧米寄りの、テロリストたちが活用している。例えば反シリア側のテロリストたちは、負傷するとここからイスラエル領に入り、治療を受けても来ていた。

そしていま、このゴラン高原がシリアで、人道支援活動を行ってきている、といわれるホワイト・ヘルメットの、イスラエルへの出口になっているのだ。ホワイト・ヘルメットは確かに一部では、戦争の被災者たちを救ってもいる。

これまでにアメリカの意向に沿って、偽情報生み出してきていることも、多く知られている。例えばシリア政府が化学兵器を使った、という証言をしているが、それは事実でないことが、ロバート・フィスク記者などの報告で、明らかになっている。

今回のゴラン高原経由のホワイト・ヘルメットの、シリアからの脱出はロシア軍とシリア軍の合同軍によって、彼らが追い込まれ、危険になったからだ。これに先立ち、ゴラン付近に集まるIS(ISIL)などを中心とした、反シリア側のテロリストに対して、アメリカ政府は支援しない、と発表していた。

そうしたなかで、アメリカやイスラエルなどはホワイト・ヘルメットだけは、救おうということだったのであろうか。イスラエル政府はホワイト・ヘルメットのメンバーと家族
800人のイスラエル入りを認め、その後、ヨルダンに移送している。

そして、カナダ政府はホワイト・ヘルメットのメンバーと家族の、受け入れを発表し就職の機会さえ用意している、ということのようだ。カナダ政府の発表によればその数は確か
250人程度だったと思う。

カナダがホワイト・ヘルメット受け入れに本腰なのは、カナダのNGOがホワイト・ヘルメットの重要なスポンサーであったことによろう。ホワイト・ヘルメットはイスラエルからヨルダンに抜け、そこからカナダやイギリス、ドイツに移動するようだ。

これだけ大規模、国際的ホワイト・ヘルメット受け入れの、動きが起こっているということは、推測するに、ホワイト・ヘルメットはアメリカばかりではなく、ヨーロッパの幾つかの国も関係して、結成されていたということであろう。

そしていま、そのホワイト・ヘルメットの活動は既に、シリアでは必要無くなったということであろう。イスラエルの了承の下に、アメリカとロシアの間で話がついた、ということだ。それはIS(ISIL)がイラクやシリアから、他の国に移動していったパターンと、似ていると思えるのだが、あるいはその前のアルカーイダの場合同様に。このどさくさのなかで、ホワイト・ヘルメットばかりではなく、IS(ISIL)やヌスラの幹部たちも、第三国に脱出するかもしれない。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:11 | この記事のURL
NO:5176 7月 23日 『ロシアはどんな取引をイスラエルとしたのか』 [2018年07月22日(Sun)]
*ロシアとイスラエルがどのような取引をしたか、と言うことがイスラエル国内で、話題になっているようだ。ロシアとイスラエルが何らかの取引をして、合意に至ったために、イスラエルはシリア国内の、イランの革命防衛隊に対する、攻撃を手控えているようだ。*

*また、イスラエル軍によるシリア軍への攻撃も、最近になって緩和しているような状況が、生まれている。ただ、ガザのハマースに対する攻撃は、その限りで無いかもしれない。つまり、イスラエルはハマースに対する攻撃と引き換えに、イランの革命防衛隊やシリア軍への攻撃は、手控えているのではないか。*

*問題はその結果、イスラエルの安全がシリア側との間で、守りうるかということだ。多分、ロシアはイラン革命防衛隊を、ゴランなどの国境から遠ざけることにより、イラン革命防衛隊の、シリア残留を認めさせ、イスラエルに対しては直接的な、脅威を取り去るという合意を、したのではないかということだ。*

*ロシアは『シリア国内のイラン革命防衛隊の去就に付いては、シリア政府が決めることであり関与しない。』と言っている。それは正論であろう。しかし、同時にシリア国内のロシア軍の安全も、考慮しなければなるまい。*

*ロシア軍がイラン革命防衛隊の支援を、必要とするとは思えないが、シリア軍の立場が弱くなることは望むまい。そこでイスラエルが文句を言え無いように、安全が確保できる位置まで後退させる、ということであろうか。*

*イラン側はその結果、シリアに留まってアサド体制を擁護している、と言うことが出来、面子が保てよう。イランにとってのシリアでの、イラン革命防衛隊の駐留理由は、アサド体制擁護とイランの面子、そして将来的なイラン・レバノン回廊の建設であろう。しかし、それはイスラエルと一戦を交えることを、目的としてはいまい。*

*イランのシリアへの台頭理由は、あくまでも友好国を増やし、アラブ湾岸諸国を包囲し、圧力を加えることであろう。イランはシーアの輪を、イラク、レバノン、シリア、イエメンで創り上げる気であろう。*

*イスラエルはシリア軍による攻撃は無いと踏んでいよう。シリアは賢い国であり、イスラエルと一戦を構えることが、どれだけ体制と国家にとって、マイナスかをよく分かっている。イスラエルとの冷たいが安全な関係を、シリアは望んでいるし、イスラエルも然りであろう。*

*そうなると、ガザのハマースは完全に国際連携関係から外れ、イスラエルは自由に攻撃を加えることが出来、ガザからの攻撃の不安を、取り去ることが出来よう。ハマースは実質的に、シリア軍よりも危険な存在なのだから。こうした展開はイスラエルにとっては、うれしいものであろう。*

*一見、ロシアにしてやられたかに見える、イスラエルのシリア・イランとの妥協は、実はハマース叩きが根底にあるのであろう。ネタニヤフ首相はその事を口外せず、あくまでも秘密にすることにより、四方が丸く収まる状況を、作っているのではないのか。ただ、この結果ハマースはもっと苦しい状態に陥ろう。*
Posted by 佐々木 良昭 at 08:16 | この記事のURL
NO:5175 7月 22日  『米下院議員トルコへのローンを中止しろ』 [2018年07月21日(Sat)]
*アメリカの下院議員6人が、7月19日の議会でトルコに対するローンを、中止すべきだ、と主張し始めている。それはトルコで捕まっている、アメリカ人問題に関わる部分が、大であろうと思われる。この人物はトルコ在住20年ということなのだから、相当のトルコびいきであると同時に、トルコ社会をよく知る人物であろう。*

*トルコ政府が彼を逮捕し、裁判結果によっては35年の、判決を下すものと思われるが、それはこの人物が、2016年7月15日に起こった、反エルドアンのクーデターに関与している、と見られているからだ。*

*アメリカの下院議員たちはトルコ在住のアメリカ人に対して法的公正を守るべきだ、と主張している。その人物の名はアンドリュー・ブランソンであり、職業は牧師だ。彼への処遇をめぐりアメリカの議員たちは『トルコに対するローンを中止しろ。』と言っているが、アメリカの国民が世銀でも、欧州銀行でも要職にあることから、トルコ政府側も対抗の動きを示している。*

*述べるまでも無く、トルコはアメリカを含むNATOの重要な、加盟国であることから、問題はトルコ・アメリカ関係に、極めて複雑な要素を含んでいよう。アメリカ側はアメリカ国民のトルコ国内での、行動の自由を認めろとも主張しているし、アメリカ外交機関が現地で雇用しているトルコ人についても、法的に公正な対応をすべきだと主張している。*

*これに先立ち、アメリカの議員の一部は『トルコにF35戦闘機を輸出するな。』と主張するグループがいた。あるいはこれらのメンバーは、同一人物か、あるいは同じ政治思考の人達かもしれない。*

*トルコとロシアとのS400を始めとする、武器取引が拡大しているなかでは、アメリカ政府としてはトルコへのF35の輸出は、是非とも実施したいところであろう。この戦闘機の輸出については、マチス国防長官が認めるべきだ、と主張している。*

*アメリカから今回のようなローンへの反対、そして、これに先立つF35戦闘機の輸出阻止の動きが、起こっているということは、アメリカのエリートのなかに、反トルコ的な感情が、拡大しているのかも知れない。*

*しかし、そうしたアメリカの動きは結果的に、トルコをよりロシア側に追い込んでしまうのではないか、という懸念が生まれるのだが。世界ではいま、アメリカの経済的なかげり、アメリカ製兵器の遅れ、などが話題になっており、アメリカが衰退していくなかで、ロシアと中国が台頭してくる、という分析が多数出ている。*

*トルコは将来の勝ち馬に賭け、いまのうちからロシアに鞍替えする準備を、進めることがありうるであろうか。アメリカはそれを計算して、トルコ対応をするべきであろう。*
Posted by 佐々木 良昭 at 08:42 | この記事のURL
NO:5174 7月21日 『サウジアラビアが死刑執行世界でトップ・レベル』 [2018年07月20日(Fri)]
サウジアラビアが石油生産で世界一だ、ということはよく知られているが、この国は処刑でも、世界一、二を競う大国なのだ。この国では処刑は斬首刑が普通であり、アラビアの大刀で、首を切り落とすという残酷なものだ。

しかも、その処刑は金曜日の礼拝の後、モスクなどの広場で行われるため、多数の人が見物に行くのだ。日本人からすれば、人の首が切られるシーンなど、見たくないと思うのが普通なのだが、サウジアラビアでは結構な人気の、シヨウになっているということなのだ。

最近行われた処刑は、サウジアラビア人が二人、チャド人が三人だった。処刑理由はパキスタン人のガードを、殺したことによるというものだった。

サウジアラビアで1985年から2016年に、処刑された者の数は、2000人にも及んだということだ。その犯歴はと言えば、テロ、レイプ、武力強奪、麻薬取引などといったものだった。

2016年にサウジアラビアで処刑された者の数は、153人にも及んでいる。その1年前の2015年には、158人が処刑されたが、このなかには71人の外国人も、含まれていた。

ムハンマド・ビン・スルタン皇太子の時代になり、種々のモダン化が進んでおり、女性の自由は大幅に、認められるようになってきているが、果たして犯罪に対する処罰は、今後は軽減されていくのであろうか。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:24 | この記事のURL
NO:5173 7月 20日 『シリアからいいニュース幾つか』 [2018年07月19日(Thu)]
NO:5173 7月 20日 *『シリアからいいニュース幾つか』*

*
シリアの内戦終結にロシアが払った努力は、高く評価するに値しよう。それまでアメリカが語っていた、シリア安定化への努力なるものは、IS(ISIL)を始めとした反政府派を、支援することであり、何の効果も生み出していないばかりか、状況を悪化させていた。*

*
しかし、ここに来てロシアの軍事力に、アメリカは驚いたのであろうか。アメリカはシリア問題の解決を、ロシア側に投げ出した感じになってきた。ヘルシンキで行われたプーチン大統領と、トランプ大統領との会談では、アメリカはシリア問題をロシア側に、一任する雰囲気になってきた。*

*
そうしたこともあってであろうか。シリアとロシアが貿易を活性化する、という情報が流れてきた。ロシアからはシリアへ小麦が送られ、シリアからは野菜や果物が、ロシア側へ送られるということだ。*

*
このロシアとシリアの貿易が、どの程度の規模のものであるかは別に、シリア国民に希望を抱かせるものであろう。シリアは水に恵まれ農業国として、自国生産物でまかなえる、と言われていたのだ。*

*
もう一つ希望のあるニュースは、シリア難民がイスラエルに近い、ゴラン高原のそばに集まってきている、というニュースだ。その結果、彼らの安全は守られ、やがては故郷に戻って行けよう。そしてシリア国内にたむろする、IS(ISIL)を始めとする反政府派のテロリストたちは、イドリブなどから北シリアに移動する合意が、生まれたことだ。*

*
ロシアのプーチン大統領と、アメリカのトランプ大統領との会談では、シリアのイスラエルとの国境、ヨルダンとの国境地域は、アメリカがロシアに任せることを、合意したということだ。この米露トップ会談に先駆け、イスラエルのネタニヤフ首相がプーチン大統領と会っており、その辺の話が付いていたのであろう。*

*
どうやら、こうした幾つかのニュースを見ていると、シリアの内戦は収束に近づいている、ということであろう。その次にシリアでは何が待っているのかについては、まだ分からないということだが、とりあえずは良かった、ということであろうか。*
Posted by 佐々木 良昭 at 08:34 | この記事のURL
NO:5172   7月19日  『カダフィ大佐の娘拘束解かれ自由に』 [2018年07月18日(Wed)]
カダフィ大佐の娘サフィーヤが拘束を解かれ、自由の身になった。これで彼女は自由に外国に、行くことができるようになった。

彼女は2011年の革命時に、アルジェリアに逃れたが、その後2014年から、カイロで生活していた。

ニュースはそれだけなのだが、このニュースには訳があるような気がする。カダフィ大佐の次男サイフルイスラームは、リビアで暮らしているが、彼に関する情報は、ほとんど伝わってきていない。

だいぶ前には、サイフルイスラームが大統領選挙に出馬するだろう、というニュースが伝わってきていた。しかし、彼の行動範囲は限定されているようだ。それが彼の身柄が拘束状態にあるためなのか、あるいは身の安全のためなのか分からない。

想像するに、サイフルイスラームの姉妹が、自由の身になったことにより、彼女は外国でのサイフルイスラームに関する、宣伝活動を行う可能性があろう。
Posted by 佐々木 良昭 at 11:11 | この記事のURL
NO:5171   7月18日  『米ロ首脳会議への反応』 [2018年07月17日(Tue)]
ヘルシンキでロシアのプーチン大統領と、アメリカのトランプ大統領が会議を行った。もちろん、この世界を代表する二大トップの会談は、世界のあらゆる問題を、カバーしていたものと思われる。

なかでも中東問題は、そのトップの課題であったようだ。また、ロシアの2016年に行われたアメリカ大統領選挙への、関与についても触れられ、トランプ大統領はロシアの関与は、無かったとした。このことについては、アメリカの民主党からは反発があり、与党共和党内部からも、不満の声が出た。

こうしたなかで、唯一にんまりとしたのは、イスラエルのネタニヤフ首相だけだったようだ。彼は米ロ首脳会談に先駆け、モスクワを訪問し、プーチン大統領と会談しているし、アメリカのトランプ大統領とも、電話会談している。つまり、イスラエル側の米ロ首脳会談への地ならしは、完ぺきだったということであろう。

さて、ネタニヤフ首相は何をそれほど、喜んだのであろうか。第一には、ロシアともアメリカとも、友好関係を強固に出来た、ということであろう。彼は『アメリカとの友好は過去になかったほど、強固なものになった。』と語り、ロシアとの関係もプーチン大統領に、温かい言を向け、『イスラエルとロシアは協力し合っている。』と語った。

それは、イスラエルにとって、喫緊の課題である、ゴラン高原に対する対応で、ロシアがごり押ししなかったことにあろう、ロシアは1974年のイスラエル・シリア合意を支持し、イスラエルとシリアとの間で交わした、ゴラン高原に関する合意を認めたからであろう。

述べるまでもなく、それはイスラエルが今後もゴラン高原問題で、イニシャチブを握るということであろう。そうなれば、イスラエルが主張している、ゴラン高原近くからの、イラン軍の撤退を、義務付けていくことになろう。

トランプ大統領は今回のプーチン大統領との交渉で、何を得たのであろうか。どうもこれといった成果は、見えてこない。多分、トランプ大統領は秋の選挙に向けた、大見得を切っただけなのではないか。アラブの新聞には『ヘルシンキではアメリカとロシアの、友好と平和が話し合われた。』と載っていた。

ただ気になるのは、『アメリカがイランに対する制裁を解除し、話し合いに入る可能性がある。』という一項だった。アメリカはプーチンの影響を受けて、変わるのであろうか。
Posted by 佐々木 良昭 at 12:00 | この記事のURL
NO:5170 7月 17日 『中東女性の活躍二つ三つ』 [2018年07月16日(Mon)]
*中東諸国では次第に女性の力が、増してきているのであろうか。最近になって女性が社会的に、目立つニュースが伝わってきている。一つはサウジアラビアで、女性の運転が許可されたことであろう。サウジアラビアでは男性とのサッカー観戦も、認められたとうことだ。*

*:トルコ活動家女性イスラエルで逮捕*
*もう一つはトルコの女性活動家が、パレスチナのガザ地区に入り、支援活動をしていたが、イスラエルによって逮捕留置されていた。結果的に彼女は釈放され、イスタンブールに戻った。*
*彼女は自身の体験を、これからトルコ国内で話すことになり、新たなパレスチナ支援運動を、起こしていくのではないか。以前に、ガザ支援で送られたフロテッラという名の支援船が、イスラエル軍によって攻撃を受け、10人以上の犠牲者を出すという、事件が起こった。*
*今回もこのフロテッラ第2号とでも言うべき、支援船のガザへの渡航が計画されていたが、既に無理な状況が生まれてきている。イスラエル側は公海上で、この船のガザ寄港を、阻止する構えなのだ。*
*そうしたことを考えると、トルコ女性のガザでの支援活動時に逮捕された事と、イスラエルでの拘留されていた時の体験は、大きな話題を呼ぶことになろう。*

*サウジ女性男性歌手にハグ*
*これは活躍と言う意味では無いが、著名なイラク人マジド・ムハンデスイという、男性歌手のコンサートで起こった。フアンのサウジアラビアの女性が、サウジアラビアのタイフ市で開かれたコンサートで、舞台に駆け上り、歌手に抱きついたということが、大々的に報じられた。*

*アラブ湾岸国で起こったこのハプニングは、地域が保守的なところであるだけに、大スキャンダルと見なされることとなった。もちろん、彼女は会場にいた警備員によって、即時その場で捕まっている。*
*女性はその後に逮捕され2年間の刑務所送りとなり、加えて、罰金27000ドルを、支払わなければならなくなった。彼女にしてみれば本望であろうが、これからの彼女が、どのような人生を送るのかは想像するに難い。最悪の場合、名誉の殺人という形で、家族によって殺されてしまうかもしれないからだ。*

*:トルコで戦闘機乗り女性誕生*

*トルコからは女性の戦闘機のパイロットが、誕生したとうニュ−スが伝えられている。他の中東の国からも似たようなニュースが届いているが、女性の社会進出は、自然の成り行きなのかも知れない。*
Posted by 佐々木 良昭 at 09:28 | この記事のURL
NO:5169 7月 16日 『シリアのIS基地から大量の米製武器』 [2018年07月15日(Sun)]
*シリアのIS(ISIL)基地から、大量のアメリカ製武器が、発見された。発見されたのは、デルズールのIS(ISIL)基地だが、それ以外の場所からも、武器は発見されている。ハスラト市、アブカマール市からも、大量の武器爆発物が、見つかっている。
*
発見された武器は120ミリ砲、BM-21ロケット、107ミリロケット、40ミリ弾、対戦車砲、戦闘用ネットなどだ。爆発物などは住民を狙って、ビルに仕掛けられる、罠の爆発物などだ。

デラアではIS(ISIL)側が明け渡しに合意し、重火器中程度火器などの、武器類が放置された。これらの武器はイスラエルやアメリカのよって、供与されたものだ、とシリア軍は見ている、他方、ロシア軍は2015年から、シリア政府軍を支援して来ている。

その結果、ハジャルアスワドやヤルムークキャンプなど、ダマスカス周辺地域は、IS(ISIL)ミリシアから完全に、解放されることとなった。なお、ダマスカス南部のヤルダ、バッビラ、ベイトシャームも、解放されている。

これでシリアはほぼ全域で、IS(ISIL)から解放されたことになろう。それにつけてもアメリカはこれまで,IS(ISIL)によく大量の武器を供与しながら、他方ではIS(ISIL)を掃討する,とi言い続けてきたものだ。

 最近になり、イスラエルは『問題はシリアのアサド体制ではなく、イラン軍のシリア駐留だ。』と言い出している。その事は、シリアとの妥協が生まれる、ということであろう。また、アメリカもアサド体制打倒を、口にしなくなってきている。つまり、シリア内戦は終りに近づいている、ということであろう
Posted by 佐々木 良昭 at 08:40 | この記事のURL
NO:5168 7月 15日 『中東短信』 [2018年07月14日(Sat)]
:エジプト二つ*

* カイロの隣接地ギザで列車事故が起こり、55人が死亡と伝えられた。列車が派手に横転していることから、相当な負傷者も出ていることであろう。*

* カイロ空港燃料タンク爆発事故は、テロではなく気温上昇に、伴うものだったようだ。まずは一安心。しかし、この爆発事故でも負傷者は出ている。*



:トルコ数件

トルコのエルドアン大統領が、トランプ大統領の呼びかけに、応えたのであろうか。NATO
諸国はしかるべき金額を、出すべきだと言い始めている。トルコの現在の経済状態からすれば、大分思い切った発言だと思われるのだが。これは先に言い出すことにより金額を減らす考えなのか、あるいは,アメリカの輸入規制軽減のためなのか、真偽は不明だ。

ベラト経済大臣はトルコにとって緊急の課題は、インフレ阻止だと語っている。そのとおりであろう、暑い夏のなかでインフレがもっと昂じていけば、庶民感情は暴発する危険があろう。

在米のギュレン氏の状況について、トルコ政府はアメリカから出られなくとも、彼は既に死に体にあると報じている。確かギュレン氏は76歳程度だったと思う。日本ではそう高齢ではないのだが、トルコ人にしてみれば、高齢ということなのであろうか。あるいはこれは、反ギュレン熱を下げて行く、前兆なのかもしれない。

 エルドアン大統領はロシアとNATOは、対話すべきだと提案している。アメリカの攻勢の前に、NATO諸国はロシアに対する、敵対姿勢を強めているが、それはヨーロッパ諸国にとっては、必ずしも得策ではあるまい。エルドアン大統領は米露関係を、バランスしているようだが、それがうまく行けば、今回のアドバイスは有効となろう。

 トルコがパキスタンに攻撃ヘリ30機を、輸出することが決まった。これでトルコは立派な兵器輸出国に、なったということであろうか。問題はトルコの兵器企業と、何処の国の会社が提携しているか、ということだ。例えば、ヨーロッパやアメリカの会社なら、パキスタンに対して兵器を輸出することには、規制がかかろう。つまり、その規制を逃れるためのものではないか、という懸念が浮かぶ。



:その他のニュース

 トランプ訪英にデモ1000人が参加、ロンドン市ではトランプのベビー・ドールなる風船が上げられ、大騒ぎになったようだ。英女王がトランプに会ったことも、大衆の間では不評であろう。

 カリフォルニアの衆議院だと思うが、イスラエルの今やっていることは虐殺だ、と非難している。その意見に反対はしないが、このことがこの先、アメリカ国内で反ユダヤ熱を上げていくことに、繋がらないことを祈る。世界は各地で第一次世界大戦後のような、雰囲気になってきており、アメリカでもホロコーストは起こりうるからだ。
Posted by 佐々木 良昭 at 09:21 | この記事のURL
| 次へ