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北いわてのごっつぉ!〜郷土が生んだ食の遺産〜
「やませ」吹く厳しい気候と山間部という自然の中で、度重なる「飢饉」と闘い、共存してきた北いわて;二戸・久慈地域。
長い冬を乗り切るため、工夫された保存・貯蔵・加工技術は、少しでも収穫された食材を大切に思うお母さんたちの想いや知恵が込められているのです。
雑穀やほうれん草、果物などの里の幸、山菜やキノコ、山ぶどうなどの山の幸そして昆布やウニ・ホヤ、サバなどの海の幸。
「北いわて」は食の宝の山なのです。
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郷土の料理:けんちん汁[2011年12月15日(Thu)]
「女の年取り」と言われる小正月笑顔 女性が日常の家事などから解放されて、唯一休める日といわれるこの時は、日持ちするお料理が用意されました。
 精進料理が並ぶお膳でひときわ目立つのは「けんちん汁」です。豆腐を炒めることで肉の食感をだし、大根・人参などの根菜類、きのこ山菜などカラダにやさしい食材をふんだんに使ったお椀は、温め直すことでより一層味が染みて美味しいことこの上なしびっくり

 豆腐をじっくり炒めることで、水分が飛びポロポロ感が出ます。この時手を抜くと水っぽい感じに仕上がるのでご注意をまる

作り方は、根菜類を同じ大きさに切って、下茹でする。豆腐を炒る。 出汁に材料を全部入れてひと煮立ちし、調味料で味付けし、コトコト煮込むこと約1時間・・・出来上がり!
一般的には、醤油のすまし仕立てですが、私は味噌を使うパターンが好きです笑い

下手な写真で済みませんが、こんな感じ↓
 
「北いわてのごっつぉ!」 無事終了[2011年12月12日(Mon)]
今年最後の「北いわてのごっつぉ!」・・・無事終了しました笑顔

今回は、大黒様の年とり膳ということで、豆が主役です。↓
 ☆慌ててしまって、ご飯をよそった写真がないです悲しい
      黒豆ご飯を用意しました。

九戸村の食の匠のお膳は、
@黒豆ごはん  Aけいらん  Bぜんまいの白和え  C柿なます
D花豆の甘煮  E香の物  Fいなきび入り豆しとぎ 





朝早くに九戸を出てきてくれて、準備! 平均70歳以上のグループ4名。
今回は、「白カブの酢漬け」「赤カブ漬け」「イナキビ入り豆しとぎ」も販売用に用意しました。


反省点は、お品書きを用意しなかったことと、いつもより若い年齢層で「量が少なかった」という声があったこと。 

ただ、提供するだけではなく、「お品書き」(持ち帰り用にでも)、「宣伝用のチラシ」など少しでも用意できるようにしていく必要があるな〜と実感しました。 

今回で15回目。 チャレンジショップの如く、準備に追われバタバタしていましたが、次回以降、どのように食べた皆さんに「興味をもっていただくか」に気を付けられるようにしたいと思います。 

次回は、1月14日(土) 小正月膳 の予定です。
郷土の料理:けいらん[2011年11月30日(Wed)]
澄んだ汁に浮かぶは・・・鶏卵?  いいえ、「けいらん」ですびっくり

上方文化の伝承とともに旧南部藩に伝わったと言われる郷土料理です。小正月や来客のおもてなし、精進料理の1番吸い物として供されることが多かったと言われています。また、地域によっては、庭じまいの季節やお祝い事などでも・・・慶弔とわず、特別な時のお料理なのですね笑顔

その名の通り、「鶏卵」の形。でも中身は、南部藩得意(?)の「くるみ」や「黒砂糖」、「小豆の漉し餡」などで、なんとなく贅沢拍手

そうめんの入れて巣ごもり風に・・・あっさり出汁とけいらんだけのお汁粉節約風に・・・提供する形はいろいろですが、ひと手間かけた作り方が、おもてなしの極意かもしれません笑い

豪華祝い事バーション↓
  ☆エビも、麩もお野菜も入っています!
  ☆昆布、シイタケなどの精進出汁が、上品さを醸し出しています。

郷土の料理:麦雑炊[2011年11月28日(Mon)]
12月のイベント打合せに行った九戸村で「麦雑炊」をいただいてきましたびっくり

食の匠曰く・・・子どもの頃は、大麦を栽培している農家が多かったんですって。もちろん白米を食べられる人は少なくて、学校のお弁当とかに「麦飯」を持ってくる子もかなりいたとのこと。

特に、寒くなるこの季節には、炉端に鉄なべが置いてあって、その中にはいっぱいの麦雑炊。季節の野菜や豆などを入れて量も増えるし、栄養もあるし・・・まる  おなかがすくと食べられるようにしておいたって聞いてきました。 山間部だから、米は貴重だったのでしょうか?

初体験の麦雑炊はこんな感じ↓
 ☆白いんげん豆、大根、大根葉、人参、菊の花が入って、やさしい味笑い
最近は、大麦を栽培しているところがないとのことで、購入した押し麦を使っていました。



郷土菓子のレシピ:雁月[2011年11月24日(Thu)]
実家の母と一緒に作ってみました。 この前作った「きりせんしょ」は、黒砂糖入れすぎの真っ黒クロスケバーションだったので、今回は、黒砂糖不使用の「雁月」です笑い

◇ がんづき ◇ (直径18cmケーキ型1個分)

材料  薄力粉…200g   重曹… 6g  砂糖… 150g   水… 200cc   酢… 大さじ3
     くるみ… 15g   黒ゴマ… 適量 

作り方
@小麦粉と重曹を合わせてふるいにかける。くるみもザクザクっと刻んでおく。
A鍋に水と砂糖を入れて強火にかけたまま砂糖を溶かす。冷めたら酢を入れる。
Bに振るった粉を入れ、最初ざっくり混ぜて、粉が馴染むまで混ぜる。
C型にクッキングシートをセットし、そこに生地を流し込む。
Dくるみ、黒ゴマを上にかけ、沸騰させておいた蒸し器に入れる。布巾もなしでそのまま。蒸し器に蓋をして強火で5分、中強火で15分。竹串で刺して何も付いてこなかったら火を止め少し蒸らして出来上がり。

こんな感じ↓
 ☆薄茶色って感じです。黒もいいけど上品に見えるかな?
 ☆リンゴオーナーさんの収穫日でしたので、小昼で提供。(お世辞も勘案)好評でしたまる 
 

12/10「北いわてのごっつぉ!」 開催のご案内[2011年11月22日(Tue)]
盛岡市鉈屋町町家で15回目の「北いわてのごっつぉ!」を開催します。
今回紹介するのは、初登場の食の匠、九戸村で8月に農家レストランをオープンしています。

開催日時 1210日() 11:00〜14:00頃
会場
    お休み処(盛岡市鉈屋町町家)
内容    大黒様の年とり膳  800円 (30食限定)
       雁月セット  400円(コーヒー付)
    ☆その他、お持ち帰り用菓子をご用意します。



12月は神々の年取りの月。5日の恵比寿様に始まり、お稲荷様、山の神様、八幡様など・・・。 
9日は大黒様・・・ということで、特徴の豆料理をふんだんに使ったお膳をご用意しますびっくり

それと、匠の味「けいらん」⇒後日、紹介いたしますねまる

まだか(二股)大根はつけませんが、いろいろ工夫いたしますので、お友達やご家族お誘い合わせてお出かけくださいませ笑い

チラシはこちら↓ 


※周知協力もお願いします!
郷土菓子番外編;きりせんしょ[2011年11月21日(Mon)]
年に1度の親孝行・・・実家(紫波町)のりんごもぎりんごに行ってきました。

叔父家族にも手伝ってもらい、今が旬の「ふじ」を収穫。 小昼ように母と「きりせんしょ」をつくってみましたよまる

ちょっと手抜き手法ですのでこんな感じ↓
  ☆黒光りすぎ〜拍手  実は、通常は中に入れる黒砂糖を練りこんだのでしたびっくり

参考までに一般的な作り方を・・・
◇きりせんしょ◇ (25〜30個分)

材料 うるち粉500g、しょうゆ30cc、水600cc、砂糖250〜300g、塩 小さじ2、くるみ・黒ごま・黒砂糖 適宜
  
作り方
@ 鍋に水・しょうゆ・砂糖・塩を入れて火にかけて沸騰させる。火を止めてうるち粉を入れ、混ぜ合わせる。(一晩おくとこしがでますよ)
A @に黒ごまをいれてよくしとねる。25〜30個に等分して、中に黒砂糖、きざんだクルミを入れ、まとめて型を調える。
Bきりせんしょの型(ひいおばあ様の嫁入り道具の一つ。まだ使っています)に入れて、軽く押さえて取り出し、形を整える。型がない場合は、小判形にして、箸などで模様をつける。
C 蒸し器で15分〜20分くらい蒸す。



先人の知恵:いぶり柿[2011年11月17日(Thu)]
一戸町;どん栗村には茅葺の建物があって、今そこを会場にして茅葺職人養成講座を開催しています笑顔

その家には、もちろん炉端がありますびっくり

村長曰く「秋に収穫した芋などの囲炉裏の火の熱と煙でいぶすのす・・・。昔っからの保存方法だ」県北地域は山が多く、冬も早く訪れることから天日干しする期間が短いってことも影響しているのかなって思います。

どん栗村では、家の周りにある柿を囲炉裏の上でしばらくいぶします・・・すると、渋が抜けて甘みたっぷりの「いぶり柿」の出来上がりまる

村長は、その柿の皮をむいて、日本酒づけに。 ちょっとしたお茶のお供です。
ちょっと見栄えは悪いのですが、こんな感じに出来ますよ↓
郷土菓子のレシピ:きんかもち[2011年11月16日(Wed)]
以前、紹介した「きんかもち」を作ってみました笑顔 (日本シリーズを見ながらテレビの前でこねこね・・・)

◇ きんかもち ◇  約6個分
材料  小麦粉…150g    塩…少々  熱湯…約200cc
     くるみ(粗みじん切り)…30g   みそ…10g  黒砂糖…50g

作り方
@ 小麦粉に塩を入れ、ふるいにかける。
A くるみ、みそ、黒砂糖を混ぜておく。 
B @に熱湯を入れ耳たぶくらいになるまでこねる。 一息に入れずに、少しずつなじませるように。(が、ポイント)
C 生地は6等分。 手に粉をつけて(分量外)丸めて、両手ではさみ、直径8cm位に伸ばす。
D 真ん中にAの餡をを入れ、半月形に包む。(餃子のごとく・・・)
E 熱湯にに入れ、浮き上がって約3分・・・お湯から取り出して、水にとり軽く洗う。

あ〜っ、なんてこと失敗困った 中身が出ちゃいました↓
  ☆しとね(捏ね方)が足りなかったかも・・・皮が破れてしまった。
    ☆ 茹でたもの水で洗うと照りがでますよ。




※気持ちが、散漫だったかな〜、次回はしっかり「しとね」ねば・・・力こぶ




郷土の菓子:豆しとぎ[2011年11月15日(Tue)]
素材の味が生きる一品〜シンプル イズ ベスト

別名(訛っただけ?) 「豆すっとぎ」


豆しとぎは、米粉と潰した豆、砂糖を混ぜて作った郷土菓子。青豆を使うのが一般的で、鮮やかな青さが綺麗な一品です。最近、産直では黒豆を使ったものもよく見られます。豆はあまり保存が利かないので昔は12月から3月までの寒い時期に作るのが普通でした。

作り方はいたってシンプルびっくりゆえに素材によって味、食感が大きく変わります。米粉も「もち米粉」を混ぜるかどうか、また製粉の具合によって舌触りが変わりますし、豆も荒い・細かいと砕き方によって口当たりが全く違います。

ちなみに「しとぎ」とは「水に浸して柔らかくした生の米をついて粉にし、それを水でこねて丸めた食べ物」のことを言うそうです。もちの原型とも言えるしとぎの歴史は古く、平安時代にも神饌として供えられていたと言います。

豆を使うようになった理由は定かではありませんが、恐らく県北地域はその機構の影響で米の収穫量が少ないため、かさ増しに豆を使ったものかもしれません・・・・・

豆しとぎは12月のえびす様や大黒様、山の神様の歳取りに供える、ハレの日の料理でした。庭じまいになると、今年収穫した豆をつかった「豆しとぎ」が道の駅や産直などに並びます笑い

交流している集落では、水車を活用。でも我が家はないので、フードプロセッサーとすり鉢を併用して挑戦力こぶ

こんな感じに出来上がりました↓
  ☆黒っぽいのは、黒豆ですよん。 今年初の豆しとぎは、微妙な味でした初心者

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