女川原発の30キロ圏 東松島市議会が原発からの撤退を求める意見書採択 [2011年10月26日(Wed)]
自衛隊基地のあるまち、大津波で甚大な被害が出たことで知られている宮城県の東松島市の議会が10月25日、「原子力発電所からの脱却を求める意見書」を採択しました。
提出者は日本共産党の長谷川博議員で、6人の議員が賛成者になり、全会一致で採択されました。意見書は、現在の原発は「本質的に未完成」で、放射性物質を「閉じ込めておく完全な技術は存在」せず、「地震・津波国である我が国に、集中的に建設することは危険極まりない」とし、「段階的に原子力発電から脱却」し、過酷事故を二度と起こさないため「安全確保に十二分な措置をとる」ことを政府に求めています。 同市は、東北電力・女川原発から30キロ圏内に位置しています。宮城県の地方議会で、福島原発事故の後に原発からの脱却を求める意見書を採択した議会は美里町、大崎市、登米市、気仙沼市について東松島市で5つ目で、うち30キロ圏内の地方議会が3つを占めます。 |