総選挙の結果について [2017年11月04日(Sat)]
激戦のなか、”東北の命綱”高橋ちづ子さんの議席を守る
2017年10月24日 1、10月22日投票の総選挙で日本共産党は東北ブロック(定数13、1減)の比例代表選挙で310,559票、投票率7.4%を獲得し、高橋ちづ子さんの六選を勝ち取りました。 しかし、前回選挙より約7万票、得票率で2.5ポイント後退させ、仙台市議を辞して挑戦したふなやま由美さんの議席にはとどきませんでした。 日本共産党は全国的に21議席から12議席へと後退しました。 比例東北ブロックでの他党の議席数は自民党が5、希望の党と立憲民主党が3、公明党が1議席となりました。 支持を寄せていただいた有権者の皆さん、奮闘してくださった支持者、後援会員、党員の皆さんに心から御礼申し上げます。 2、日本共産党は、今度の選挙で市民と野党の共闘の道を貫き、共闘の力で政治を変える新たな展望を切り開いてきました。 このため、1区、2区、5区で候補者を立てずに、野党統一候補を支援してたたかいました。 結果は、5区の安住淳氏は当選、1区の岡本あき子氏は比例の復活当選、2区の鎌田さゆり氏は僅差で及びませんでした。 日本共産党から出た3区の吉田剛候補は20,469票(得票率13.3%)、4区の高村直也候補は17,688票(得票率14.1%)、6区の横田有史候補は20,638票(得票率14.3%)を得ました。 宮城県内の比例代表選挙で、日本共産党は74,632票、得票率7.44%となり、前回選挙より22,891票、得票率で3.23ポイント後退させました。 今回、「比例は共産党」という激励をたくさんいただきました。それにもかかわらず結果に結びつけることができなかったことは、私たちの力不足だと考えております。力をつけて捲土重来を期したいと考えております。 3、同時選挙で行われた県知事選挙では、共産党が推薦したたたら哲候補は184,776票、得票率18.3%を獲得しましたが、現職の村井嘉浩知事に及びませんでした。 この選挙では社民党県連が支援し、民進党県連は自主投票でしたが、三党の県議をはじめ地方議員が一緒に応援するなど、事実上野党共闘の選挙としてたたかい重要な教訓を得ることができました。 4、今回の選挙戦で日本共産党は安倍首相の党略的冒頭解散に対し、急いでたたかう体制をつくり、安倍政権の退場の審判と日本改革の提案を訴えて、国民の支持と共感を広げてきました。 希望の党の誕生という野党共闘の重大な逆流が持ち込まれても、あきらめることなく市民と野党の共闘の道を貫き、共闘の力で政治を変える新たな展望を切り開いてきました。 こうしたなかで立憲民主党が比例東北ブロックで三議席を得て、市民と野党の共闘の勢力が全体として議席を増やせたことは、私たちにとっても大きな喜びです。共産党としては、候補者の一本化のため小選挙区候補者を降ろすという決断をしました。 今回の選挙を振り返って、野党と市民が連携してたたかうなかで「共闘の絆」「連帯の絆」がたくさん作られたことを実感します。これは、今後のたたかいに生きると考えています。 日本共産党は、憲法改悪、消費税の10%への増税をはじめ安倍政権の暴走政治を許さず、今度の選挙の公約実現のために全力でたたかいます。 今度の選挙の反省にたって、市民と野党の共闘を前進させながら、日本共産党の前進を切り開くために、第一に、日本共産党の日本共産党綱領、歴史、理念をまるごとr近いしてもらう方を広げていく活動を抜本的につよめること、第二に、日本共産党の自力をつよめることーー党員拡大を根幹にした党勢拡大に取り組むことに全力を尽くします。 次の国政選挙、2019年の統一選挙につづく宮城県の統一選挙での反転攻勢にむけ草の根からの「集い」を開き、広範な県民と日本の前途を語り合い、党を強く大きくする活動に全力でとりくみます。 |