ふなやま由美氏が、2016年12月12日に県政記者クラブであいさつした内容の要旨は以下の通りです。
衆議院の日本共産党東北ブロック比例代表選挙候補者として、国政に挑戦することを決意しました、ふなやま由美です。
私が決意した一番の理由は、「国民の命と暮らしもないがしろにする安倍政治を一刻も早く終わらせたい」その思いからです。今日、12月12日は、南スーダンでのPKO任務としてとして自衛隊の方々が、新たな安保法制のもとで、駆けつけ警護や宿営地防護などの新たな任務が付与され、実施可能となるという局面です。東北から、そしてこの宮城の自衛隊のみなさんが現地に赴いています。
戦争によって、命を奪い、命が失われることが、絶対にあってはならない。それなのに今こういった命の危機に立たされているということを思うと本当に許せません。憲法9条をしっかり守り抜き、PKO五原則を踏み外している今の南スーダンから、自衛隊はただちに撤退させることを求めます。
私は仙台市議会の現職の議員です。これまで4期13年間、市民のみなさんの笑顔が輝くような社会にしたいと仕事をしてきました。日々、市民のみなさんからお寄せいただく生活実態や相談内容は本当に深刻です。年金がどんどん下げられていくなかで、食事の回数を1回、2回と減らしている方や、夏場もお風呂に週3回しか入れないという方さえいらっしゃいました。貧困がひろがるなか、スーパーで値引きされた商品を買うことすら戸惑うという方もいらっしゃいます。
東日本大震災・福島原発事故から5年9か月が経ちますが、被災された方々は、今なお生活再建できず、暮らしが安定していません。この国民の苦しみ、痛みを安倍政権はまったく理解していません。それどころか、さらに暮らしを奪うような社会保障の連続改悪を許すことはできません。安保法制、TPP、年金引き下げ、カジノ法など強行に継ぐ強行。そこに立憲主義も民主主義もありません。
こうした情勢のなかで希望の光になるのは、日本共産党が、「安保法制を廃止したい」、「安心して暮らせる世の中にしたい」と願う、多くの国民、市民のみなさん、野党のみなさんと手をつなぎながら、歴史的な新しい政治を前に動かす局面が生まれているということです。私はこれを身をもって経験してきました。とりわけ夏の参院選では、こうした運動が宮城でも大きく実を結びました。これを本物の姿にしていくために、国民のみなさんと、民主主義の日本を、憲法を守り安心して暮らしていけるような平和な日本を、いっしょにつくっていきたい。
安倍政権を一刻も早く、一日も早く退陣させて、新しい政治に変えていくために頑張っていく決意です。
以上