台風12号被災地状況・続き[2011年09月20日(Tue)]
先日の記事に続き、続報です。
今回は東北の被災地支援で一緒に活動をした仲間から現地の
情報をいただきました。大きな力にはなれませんが、ちょっとでも
現地の情報が伝えられればと思ったので、ご紹介します。
友人からもその後の経過を伝え聞きましたが、
・連日の大雨でボランティア活動が休止せざるを得ない状況とのこと。
・田辺市のほうに、宿不足対策としてフリーのキャンプ場ができており、
夜はそこで泊まってもらって、朝にバスが迎えにきて立ち入り禁止に
なっている那智勝浦・熊野町に入ってもらう という動きがはじまって
いるとのこと。(釜石にボランティアに行っていた方が市に発案して
くれたらしい。)
とのことでした。
以下、9月13日〜16日に和歌山でボランティアをしてきた仲間からの
メール文です。
================================================
Newsを見て台風12号での凄まじさをご存知だと思いますが、
今回Newsで取り上げられているのは、本当に極々僅かな部分のみです。
この度は僕が所属していたBrainHumanityからボラバスを出して頂き、
三重県の熊野市へ伺わせて頂きました。
僕自身実際に見に行くまでは、東北並みにすごい被害だと言う客観的な
情報しか持ち合わせておらず、内心あそこまでの被害が台風で起こる
はずがないと思っていました。
しかし、被害に遭われたお宅に向かってる途中、その考えがあまりにも
甘いものだったことに気づかされました。
東北で見た川沿い、海沿いの様に川に沿って木が薙ぎ倒され、
車が進む度に粉塵を巻き上げる様は東北で見た光景そのもでした。
山の木々も根っこから倒れていたり、家がまるごとひっくり返っていたりと
被害は想像以上。幅も高さもかなり壮大なスケールの川でしたが、
そこにかかっている橋も水に浸かっていた跡が見受けられました。
川から橋まで30m以上はあったように見受けられました。
まさかここに水が来るわけがない!と思われる様な高台にあるお宅も
屋根まで水にすっぽり浸かってしまい、ほぼ半壊というお宅は何十という
数では効かないほどたくさんあるそうです。
実際に今回訪れた和気と言う集落では20000tと言う想像を絶する
数値の水が村を襲いました。普段の大雨でも3000tですので、
約7倍もの水が村を襲ったことになります。
しかし、これ程の水が村を襲ったのはただ台風が凄かっただけではないらしく、
この村の上流にはダムが2つ有り、片方のダムは日頃から水量が多く
貯蓄されていながらも放流がなされなかったそうです。
村の方々は半分は人災だと思われているようでした。
ちなみにこの規模の被害は以前にもあり、その時の台風は伊勢湾台風でした。
インフラは現在電気、水はだいぶ回復しているらしく、固定電話も一部復帰していました。
住んでいらっしゃる方々のほとんどが、東北と同じく御高齢の方々で、
50代くらいの方々が若手扱い方されています。
社協の方も若手の方で40代くらいでした。
山間に集落が点々としていて、盆地が多く見られ平地の場所ではヘドロが
溜まっている状態です。高台ではヘドロは一切見られませんでした。
家が丸ごと水に浸かってしまったお宅でも町の避難所に移るのを良く
思われない方々が多くいて、家の中にブルーシートを引いた上で寝泊まりを
されているそうです。理由はコミュニティの問題と住み慣れた場所から移る
不安がほとんどでした。やはり家々の間隔が広い中で過ごして来た方々にとって、
プライバシーの保たれていない空間は苦痛とのこと。しかし、ヘドロが床下に
溜まっている状態なため長期間の生活は健康を損なう恐れがあります。
ボランティアの数はまだまだ少なく、順番待ちの状態が続いています。
社協の方も少なく僕が知っているだけで、20名もいなかったと思います。
そのため住民からは疲れが溜まっているせいもありますが、かなり苦情が
出でいました。
隣の家はやってもらったのにこっちにはまだ来ていないとか、隣町はなど
聞けば聞くほど不満が出て来ましたが、間違いなく人手不足が原因です。
決して社協の方の仕事が遅いとか、対応が悪いとかでは、僕が見る限り
ありませんでした。東北で多く見られた様な行政的な感じではなく、
みなさんも本当に一生懸命に活動なされていました。
この度はお宅の清掃作業をさせて頂きましたが、家具出し、泥掻き、
床下をめくったりなど、仕事は山の様にあります。町に近いお宅で1軒で4、5人で
一日潰れます。町から離れた場所だと農業を営んでるため荷物が多く、
住居+納屋が2、3個程度あるため一軒に10人程度で一日潰れるもしくは
終わらないぐらいです。しかも中々重機が入れない+段差が多いなど
作業効率は悪いです。
また作業中家主の方にいる物はどこに置いたら良いかと聞くと、
全て捨ててくれて構わないと今の所100%言われています。
しかし、アルバムなど破損はひどくはありますが、想い出の品なども
全て捨ててくれと言われます。結構まとまった小銭もです。
僕自身の主観ではありますが、自暴自棄になっている感じがしました。
東北と違い亡くなった方の数も違いますし、家を見に行ったら全く無く
なっていたという状況も少ないですが、やはり被災者のケアの必要性を感じました。
長くなりましたが、以上が僕が見聞きして来た現場です。まだまだ
情報量は少ないですが、発信し、伝えて行くことが復旧に繋がる近道かと思います。
今後とも情報を仕入れ次第発信して行く所存です。
=======================================================
下記、まだまだ支援は必要なことには変わりませんが
前回よりも状況は改善されていっているようです。参考までに。
■ヤフーボランティアの募金人数(9月20日時点)
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/341009/index.html
246万7414円。募金人数3,634人。
→9月9日から「募金:227万4711円増」、「募金人数:3565人増」のようです。
まだまだ少ないのだと思いますが、このページを見て行動していただいた方が
いらっしゃったらありがたいです。本当にありがとうございます。
■新宮市ホームページのボランティア(9月15日時点)
http://www.city.shingu.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=23324
1592人(ボランティアセンターを通した活動人数のみ)
今回は東北の被災地支援で一緒に活動をした仲間から現地の
情報をいただきました。大きな力にはなれませんが、ちょっとでも
現地の情報が伝えられればと思ったので、ご紹介します。
友人からもその後の経過を伝え聞きましたが、
・連日の大雨でボランティア活動が休止せざるを得ない状況とのこと。
・田辺市のほうに、宿不足対策としてフリーのキャンプ場ができており、
夜はそこで泊まってもらって、朝にバスが迎えにきて立ち入り禁止に
なっている那智勝浦・熊野町に入ってもらう という動きがはじまって
いるとのこと。(釜石にボランティアに行っていた方が市に発案して
くれたらしい。)
とのことでした。
以下、9月13日〜16日に和歌山でボランティアをしてきた仲間からの
メール文です。
================================================
Newsを見て台風12号での凄まじさをご存知だと思いますが、
今回Newsで取り上げられているのは、本当に極々僅かな部分のみです。
この度は僕が所属していたBrainHumanityからボラバスを出して頂き、
三重県の熊野市へ伺わせて頂きました。
僕自身実際に見に行くまでは、東北並みにすごい被害だと言う客観的な
情報しか持ち合わせておらず、内心あそこまでの被害が台風で起こる
はずがないと思っていました。
しかし、被害に遭われたお宅に向かってる途中、その考えがあまりにも
甘いものだったことに気づかされました。
東北で見た川沿い、海沿いの様に川に沿って木が薙ぎ倒され、
車が進む度に粉塵を巻き上げる様は東北で見た光景そのもでした。
山の木々も根っこから倒れていたり、家がまるごとひっくり返っていたりと
被害は想像以上。幅も高さもかなり壮大なスケールの川でしたが、
そこにかかっている橋も水に浸かっていた跡が見受けられました。
川から橋まで30m以上はあったように見受けられました。
まさかここに水が来るわけがない!と思われる様な高台にあるお宅も
屋根まで水にすっぽり浸かってしまい、ほぼ半壊というお宅は何十という
数では効かないほどたくさんあるそうです。
実際に今回訪れた和気と言う集落では20000tと言う想像を絶する
数値の水が村を襲いました。普段の大雨でも3000tですので、
約7倍もの水が村を襲ったことになります。
しかし、これ程の水が村を襲ったのはただ台風が凄かっただけではないらしく、
この村の上流にはダムが2つ有り、片方のダムは日頃から水量が多く
貯蓄されていながらも放流がなされなかったそうです。
村の方々は半分は人災だと思われているようでした。
ちなみにこの規模の被害は以前にもあり、その時の台風は伊勢湾台風でした。
インフラは現在電気、水はだいぶ回復しているらしく、固定電話も一部復帰していました。
住んでいらっしゃる方々のほとんどが、東北と同じく御高齢の方々で、
50代くらいの方々が若手扱い方されています。
社協の方も若手の方で40代くらいでした。
山間に集落が点々としていて、盆地が多く見られ平地の場所ではヘドロが
溜まっている状態です。高台ではヘドロは一切見られませんでした。
家が丸ごと水に浸かってしまったお宅でも町の避難所に移るのを良く
思われない方々が多くいて、家の中にブルーシートを引いた上で寝泊まりを
されているそうです。理由はコミュニティの問題と住み慣れた場所から移る
不安がほとんどでした。やはり家々の間隔が広い中で過ごして来た方々にとって、
プライバシーの保たれていない空間は苦痛とのこと。しかし、ヘドロが床下に
溜まっている状態なため長期間の生活は健康を損なう恐れがあります。
ボランティアの数はまだまだ少なく、順番待ちの状態が続いています。
社協の方も少なく僕が知っているだけで、20名もいなかったと思います。
そのため住民からは疲れが溜まっているせいもありますが、かなり苦情が
出でいました。
隣の家はやってもらったのにこっちにはまだ来ていないとか、隣町はなど
聞けば聞くほど不満が出て来ましたが、間違いなく人手不足が原因です。
決して社協の方の仕事が遅いとか、対応が悪いとかでは、僕が見る限り
ありませんでした。東北で多く見られた様な行政的な感じではなく、
みなさんも本当に一生懸命に活動なされていました。
この度はお宅の清掃作業をさせて頂きましたが、家具出し、泥掻き、
床下をめくったりなど、仕事は山の様にあります。町に近いお宅で1軒で4、5人で
一日潰れます。町から離れた場所だと農業を営んでるため荷物が多く、
住居+納屋が2、3個程度あるため一軒に10人程度で一日潰れるもしくは
終わらないぐらいです。しかも中々重機が入れない+段差が多いなど
作業効率は悪いです。
また作業中家主の方にいる物はどこに置いたら良いかと聞くと、
全て捨ててくれて構わないと今の所100%言われています。
しかし、アルバムなど破損はひどくはありますが、想い出の品なども
全て捨ててくれと言われます。結構まとまった小銭もです。
僕自身の主観ではありますが、自暴自棄になっている感じがしました。
東北と違い亡くなった方の数も違いますし、家を見に行ったら全く無く
なっていたという状況も少ないですが、やはり被災者のケアの必要性を感じました。
長くなりましたが、以上が僕が見聞きして来た現場です。まだまだ
情報量は少ないですが、発信し、伝えて行くことが復旧に繋がる近道かと思います。
今後とも情報を仕入れ次第発信して行く所存です。
=======================================================
下記、まだまだ支援は必要なことには変わりませんが
前回よりも状況は改善されていっているようです。参考までに。
■ヤフーボランティアの募金人数(9月20日時点)
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/341009/index.html
246万7414円。募金人数3,634人。
→9月9日から「募金:227万4711円増」、「募金人数:3565人増」のようです。
まだまだ少ないのだと思いますが、このページを見て行動していただいた方が
いらっしゃったらありがたいです。本当にありがとうございます。
■新宮市ホームページのボランティア(9月15日時点)
http://www.city.shingu.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=23324
1592人(ボランティアセンターを通した活動人数のみ)



