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〔後房雄のブログ〕

現実関与型の政治学者が、日本政治、自治体改革、NPOやサードセクターの動向などについて話題を提供しています。一応研究者なので、面白かった本や論文の紹介もします。


また、小沢新党? [2012年06月22日(Fri)]
消費税増税をめぐって、小沢グループが54人(民主党が過半数を割る数字)を目指して離党届を集めているそうです。40人は越したという報道がありました。

消費税増税の採決前の離党、ないし反対投票を理由に除名された後で新党を結成するというシナリオのようです。(ブラフという可能性もありますが、野田総理の強硬姿勢からして反対投票したら必然的に離党に追い込まれるでしょう。)

こうした新党では、小選挙区で、民主党、自民党、みんなの党・大阪維新の会連合という3勢力との競争で議席を得ることは難しそうです。自民党と連合の争いで、しかも連合の方が優勢だと思います。

維新の会の松井知事は小沢氏との連携を明確に否定する発言を今日したそうです。橋下氏ではないというところに多少の含みはありますが、維新の会としての姿勢はひっくり返ることはないでしょう。

そうすると、小沢新党は意味のある連携相手なしに戦うことになり、ごく少数の議席しか得られないことは確実です。

むしろ、消費税採決は欠席ないし白票にとどめて除名を回避したうえで、9月の民主党代表選挙で民主党執行部を掌握する戦略の方が有効だと思います。

小沢氏は、どうも一つの政党をじっくり育てるという意欲に乏しく、すぐに新党を作るということを繰り返してきています。それが、自民党以外にまともな政党を育てることに失敗してきたという日本政治の重大な問題点を生んだ大きな原因でもありました。

壊し屋と呼ばれる所以です。

現在の動きがブラフであり、小沢氏の本筋の戦略が民主党掌握であることを期待しますが、ここまで高く上げたこぶしを下ろすとかなりのダメージになりそうですね。民主党という政党にほとんど愛着がないということを示したうえで代表選に臨むというのもしらけます。

いずれにしても、この数日で帰趨は明らかになります。
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