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〔後房雄のブログ〕

現実関与型の政治学者が、日本政治、自治体改革、NPOやサードセクターの動向などについて話題を提供しています。一応研究者なので、面白かった本や論文の紹介もします。


なでしこ、3連勝! [2011年09月06日(Tue)]
昨日のオーストラリア戦を1−0で勝って、なでしこジャパンは3連勝。ロンドン五輪の出場権をほぼ確実にしました。もちろん、次の北朝鮮戦に勝たないと確定ではありませんが。

今回も、決勝ゴールを決めた川澄選手が目立ちました。前回の韓国戦での決勝点のように絶妙のアシストもできるし、ワールドカップの同点ゴールや超ロングのループシュートのように自ら決めることもできる頼りになるフォワードです。いつも明るいのもいいですね。

全体としてワールドカップの時の強さまではかなり距離がある感じですが、それでもなんとか勝ってみせるところが強さなのでしょう。五輪の出場権がかかっているだけになおさらです。

澤選手も、試合全体を見渡しながら、要所要所に介入する渋い役割を果たしていました。味方のゴール前から相手のゴール前まですごい運動量です。自らのパフォーマンスよりもチームの勝利を完全に優先していることが示されています。若い選手たちに言ったという、「苦しい時は私の背中をみなさい」というセリフはしびれますね。

東京都知事の石原氏が、澤選手に、あなたが総理をやったらいいのに、と言ったそうですが、めずらしく同感です。もちろん、資質においてという意味です。

民主党政治家たちも、自分のためでなく、せめて民主党政権のために、できれば日本のために「結果を出す」ということに徹して初めて評価も変わる可能性が出てくるでしょう。
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