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〔後房雄のブログ〕

現実関与型の政治学者が、日本政治、自治体改革、NPOやサードセクターの動向などについて話題を提供しています。一応研究者なので、面白かった本や論文の紹介もします。


小説 [2010年01月04日(Mon)]
年末年始はブログをさぼりましたが、今年もよろしくお願いします。

山田詠美『学問』(新潮社)、奥田英朗『無理』(文藝春秋社)、柳美里『オンエア』(講談社)、白石一文『ほかならぬ人へ』(祥伝社)、朝倉かすみ『田村はまだか』、吉田修一『悪人』(朝日文庫)、林真理子『私のこと、好きだった?』(光文社)、石田衣良・佐藤江梨子・唯川恵『トロワ』(角川書店)、石田衣良『6TEEN シックスティーン』(新潮社)、武谷牧子『リターン・チケット』(日経新聞社)。

最近読んで面白かった小説を並べてみました。
いい小説は私の生活には不可欠だと痛感します。作家の人たちには心から感謝しています。

山田詠美さんの「欲望の愛弟子」というコンセプトはよかったです。この作家には、私にはついていきにくい作品群と並んで、『放課後の音符』、『ぼくは勉強ができない』、『蝶々の纏足・風葬の教室』、『PAY DAY!!!』などの作品群があり、ありがたく読ませていただいています。

村上龍にも『69』的な作品群があってうれしいです。村上春樹も、『ノルウェイの森』がなかったらそれほど好きじゃないかもしれません。

要するに、私にとって波長が合って面白い小説が好きだというだけのことですが。
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