CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

〔後房雄のブログ〕

現実関与型の政治学者が、日本政治、自治体改革、NPOやサードセクターの動向などについて話題を提供しています。一応研究者なので、面白かった本や論文の紹介もします。


政党論が必要 [2013年05月07日(Tue)]
5月5日付けの朝日新聞の附録「グローブ」が「政党はどこへ行くのか」という特集をしています。イタリアに五つ星運動も含めて、先進各国の政党状況がよくわかります。

一方での既成政党の市民からの遊離、他方でそれに対抗するカリスマ的ないしアイドル的リーダーを中心にしたポピュリズム(パーソナル・パーティ)、ネットを中心にした直接民主主義志向というのが共通点です。

カナダの自由党の再生の希望となっているイケメンの新党首ジャスティンへの掛け声が、ジャストインタイム=ジャスティンタイムというのは笑えました。この41歳のイケメンは、イタリアでも次期首相世論調査でダントツ一位のフィレンツェ市長レンツィに感じがよく似ています。こういうタイプが受けるのでしょう。日本でいえば小泉信二郎でしょうか。

直接民主主義では、五つ星運動のほか、スウェーデンの直接民主主義党が紹介されています。
他方で、イギリスの保守党や自由党が、ボランティアを巻き込んだ地域草の根活動を重視しているというのも面白い動きでした。

さて、こうした状況において、かつての名望家政党、大衆組織政党などと違ったどのような政党が機能する政党としてありうるのでしょうか。

日本の民主党は、大衆組織政党から引き継ぐべきものも引き継げていないうえに、さらに新しい政党像を模索しなければならないわけで、ほとんど不可能に近いといわざるをえません。

突破口があるとしたら、数人の本当に政党再建に集中する熱意のあるグループが形成され、自己利益を捨てて全エネルギーをつぎ込むほどの活動を始めるということでしょう。ほとんど新党の結成に近いものになるはずです。といっても、最近よくある安直な新党結成とはまったく違う、本来の政党の構築を目指すものということです。しかし、本来の政党のイメージをまったくもたない政治家ばかりなので、その意味も理解できないでしょうね。

もう十数年前にまりますが、PHP研究所の研究会で、飯尾潤、坪郷実、永久、後という変わったメンバーで政党論を検討したことがあったのを思いだしました。
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。

この記事へのトラックバックURL:
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
http://blog.canpan.info/tb/834256
コメント
<< 2015年10月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
月別アーカイブ