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〔後房雄のブログ〕

現実関与型の政治学者が、日本政治、自治体改革、NPOやサードセクターの動向などについて話題を提供しています。一応研究者なので、面白かった本や論文の紹介もします。


イタリア情勢 [2012年12月08日(Sat)]
7日のモンティ内閣の信任がかかった法案に中道右派が棄権したことで、与党からの離脱が表明され、来年4月に予定されている総選挙が繰り上げられる可能性が高まっています。大統領が解散権を持つので、その判断のために両院議長や各党党首との会談が始まっています。

中道右派の動きの背後には、ベルルスコーニが復帰する決断をしたことがあり、中道右派では待望論が盛り上がっているようです。新フォルツァ・イタリアを結成して、再びベルルスコーニが首相候補となって勝負をかけてくるようです。ベルルスコーニの後任を選ぶはずだった12月の予備選挙は中止です。

こうした状況のなか、最新の世論調査結果が発表されました(12月7日、デモス調査)。

先週日曜日に決戦投票が行われた中道左派の首相候補予備選が驚くほどの効果を及ぼしていることが判明しました。

3か月前に比べて、民主党の支持率が10%強上昇して過去最高の37.8%を記録しました。指導者の支持率でも、モンティ首相がトップから3位(47.3%)に落ち、予備選候補者だったレンツィが1位で61.9%、ベルサーニが2位で50.1%に上昇しました。

レンツィ効果で民主党への中道の支持が増え、中道連合は7.8%から5.2%へと支持を減らしています。

自由の人々は19.8%から18.2%へ落ち、北部同盟も5.5%から4.2%に落ち、第三極の「5つ星運動」は14.5%から15.0%で急伸がひと段落です。

300万人以上が投票したガチンコ勝負の予備選の成功は、イタリア政治に鮮明なインパクトを及ぼし、民主党の急伸をもたらしただけなく、第三極の伸びも止めました。

見事なもんです。

無策で面白くない日本政治からの気分転換になるので、イタリア政治がいつにも増して面白いです。

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