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〔後房雄のブログ〕

現実関与型の政治学者が、日本政治、自治体改革、NPOやサードセクターの動向などについて話題を提供しています。一応研究者なので、面白かった本や論文の紹介もします。


とばっちり [2010年03月25日(Thu)]
名古屋市では、24日、議会が、議員定数・報酬半減条例を含む市長の提案をことごとく否決し、それに対して市長は、やけくその議会解散直接請求を叫ぶという激突となったようです。

文字通り疑惑だらけのトワイライトスクール選定過程の検証という本筋を議会も市長も避け、権限もない経営アドバイザーとそのNPOに矛先を向けると言う狂った逸脱行動をとったことが最大のボタンの掛け違いです。それに無批判に乗って無責任な記事を書いた新聞社と記者は私は決して忘れません。

市長の解散戦略は、もともとぎりぎりの可能性に賭けるという性格のものでしたが、「疑惑」から逃げた印象のなかで、とても体制が整っているとは思えない状況では、私には暴発としか思えません。ご本人の選択でしょうから、やるだけやらないとどうしようもないでしょう。

私たちとしては、被害甚大なとばっちりを受けたことへの対処が急務です。でも、こちらは建設的な活動なので精神衛生上はいいですが。


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コメント
昨年末の第四回河村サポーターズ世話人会に飛び入り参加させていただいた岩田です。後教授や藤岡さんらが応援しなくては魅力がありません。本質を見間違えた感がありますね。残念ながら、この先上手くいかないでしょうね。
Posted by:イワタ  at 2010年03月28日(Sun) 13:43