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「成羽町美術館」と吹屋のベンガラ

[2008年02月12日(Tue)]
成羽町美術館に行ってまいりました。

安藤建築です。
展示品は、地元出身で画家かつ収集家の
児島虎次郎氏の作品を中心に、
化石やオリエント文明の遺品などが多数ありました。

児島さんの作品は様々なタッチがあり、結構楽しめる感じです。

成羽町は山あいの大きめの集落であり、
建築物の周りは自然でいっぱいでした。
そこに、ガツッとインパクトのある感じで建っていましたが、
違和感はさほどなく、気持ちの良い空間がかしこにありました。

裏側(の方が印象的)


部屋の外には歩きたくなる階段や廊下がいっぱい(その1)


(その2)


気持ちよい空間に満足しながら、
次の日は吹屋へ。

吹屋は、焼き物の赤色に使われるベンガラ(酸化鉄)と銅の産出地で、
江戸時代は天領、明治時代は百貨店の繁栄で大いに栄えたそうです。

吹屋の街なみ


また案内文には、「銅や中国山地で生産される砂鉄、薪炭、雑穀を集散する問屋も多く備中北部から荷場の行列が吹屋に続きはたばこや飲食店の立ち並ぶ山間の市場として吹屋の繁昌を保っていた」とあり、昔はいなかから都会へ向けて、資源、エネルギー、食のすべてが供給され、資金の集まるいなかには多くの人もまた、集まっていたのかということが、ここでもまた垣間見えたのでした。

吹屋案内文


今回は県道299や300も走りましたが、すごい道でした。
山のギリギリをかなり狭い道が回りくねっていく。

日本のいなかの「今」は、やはり土建業が盛んなようです。
おそらく数年後は、吹屋のベンガラや銅産業のように斜陽になるのですが。
(ただし、大量の道路メンテナンスが必要なため、
1.隆盛を保つ、2.財源がなくメンテできず道路閉鎖のどちらか)

またまた考えさせられる旅でした。
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