〜市民ギャラリー「みどりのカイコ −やままゆとはー」開催中! [2018年06月07日(Thu)]
みどりのカイコとは、「ヤママユガ」のことです。今から250年ほど前に長野県穂高地方で人の手による飼育が始められたといわれ、全国的に飼育が広がりました。島根県でも楯縫郡(旧平田市)などで盛んに飼われたということですが、飼育や糸取りが大変難しいことなどから、戦後は飼育する人がいなくなりました。長野県、関東、東北などの一部では現在でも飼育が続けられています。 ご自宅で「みどりのカイコ」を飼っている辻厚生さんは、ほとんど知られていない「やままゆ」を紹介することで、今後、興味ある人を募って出雲市産「やままゆ糸」を生産し、可能であれば織物生産にも繋げたいと抱負を語られました。 カイコを飼うカゴです。隣りはカイコの卵です。 この日は、水曜日ごとに史跡を巡っている「神門ヒスタム(郷土史研究会)」のみなさんが見学にいらっしゃいました。 「以前、出雲市知井宮町にある真幸ケ丘公園にこの緑のマユが落ちていたことがあった。」と話しておられました。 とても珍しい「やままゆ」ですので、この機会にぜひご来館ください。 西谷墳墓群の史跡公園にも、エサとなるナラ、クヌギ、マテバシイなど生えていますので、どこかにいるかもしれませんね。 開催期間は、6月18日(月)までです。 出雲弥生の森博物館ホームページ |