6月22日職員リレー講座の第3回を開催しました。
本日は遷宮で沸く出雲大社をテーマに、文化財保護係の野坂が、「
遷宮記念!出雲大社の建造物について」と題して講演を行いました。
出雲市内外からなんと
93名の方が講座を聞きに駆けつけてくださいました!
講座では遷宮にまつわる様々な話が聞けました。
今回の遷宮にあわせて行われた様々な調査により、檜皮葺(ひわだぶき)の本殿の屋根の構造が予想以上に重厚なものであった事、あわせて行われた境外社の修理においては、境内社の古材が境外社に用いられていた事など、たくさんの事がわかりました
また、今回の遷宮では昭和の遷宮では行われなかった「ちゃん塗り」が施され、明治期以前の出雲大社の姿が復元されました。
すばらしい先人の知恵や昔の職人さんの技術、そして出雲大社のスケールの大きさにはただただ驚かされるばかりでした。今後も銅鳥居の修理などが行われる予定で、新たな発見がありそうな出雲大社から目が離せませんね
今回で今年の職員リレー講座は終わりですが、今後も博物館では様々な楽しくて興味深い講座を企画していきます
ぜひご期待ください!!