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〜出雲の無形文化財〜その4 『須佐神社の念仏踊り』 [2016年08月24日(Wed)]

 こんにちはわーい(嬉しい顔) 無形文化財担当の柳楽です。
 お盆を過ぎましたがまだまだ暑さ晴れが厳しいですね。暑いのが苦手あせあせ(飛び散る汗)な私はもう秋が待ち遠しいです!

 さて、今回も出雲市の無形文化財である伝統芸能の一つをご紹介したいと思います。
 今回はこれです!
 ↓ (どんexclamation×2
01念仏踊り.jpg

 佐田町須佐地区に伝わる県指定文化財「須佐神社の念仏踊り」(昭和36年6月13日指定)です。
 
 毎年お盆の8月15日に須佐神社で行われる切明(きりあけ)神事で奉納されています。

 須佐神社といえば、「須佐之男命(すさのおのみこと)」の御魂を祀り、『出雲国風土記』にも登場する由緒ある神社で、現在はパワースポットぴかぴか(新しい)としても全国的に注目目を集めていますね。

 ここで行われる念仏踊りは、出雲阿国が出雲大社造営の勧進のため、諸国で踊った「念仏踊り」の原型であるとも伝えられています。前回ご紹介した「荒茅盆踊り」は、阿国の念仏踊りに由来すると言われていますので、盆踊りのルーツってところでしょうか。

 この念仏踊りは、私も見たことがないので、先日須佐神社へ行くつもりだったのですが、あいにく夏風邪でダウンバッド(下向き矢印)し、お盆はずっと病床で行くことができませんでした。残念…もうやだ〜(悲しい顔)

 本来は現地の雰囲気なども含めてお伝えしたかったのですが、そんな事情もありまして今回は以前に撮影されたビデオ映画を見てご紹介します。

 念仏踊りは、写真にあるように境内に大宮花と呼ばれる紙で作った神事花を2本立て、その周囲を浴衣の着流しに花笠をかぶった踊り手が、鉦(かね)や太鼓を打ちながら、念仏のような文言を唱えて踊ります。実際は厳かな感じで「踊り」というようりは「舞」といった雰囲気ですね。

02念仏踊り.jpg
【太鼓1人、鼓2人、鉦3人、笛1人の7人で構成】

 踊りの後半になると、少しテンポるんるんをつけて、「なーまみどーや」(南無阿弥陀仏が転じた文言)と歌いながら踊ります。ここらへんは盆踊りにも通じる感じがします。

03念仏踊り.jpg
【円陣から子役3人を成人役3人(鉦)が囲む陣形へ】


 やがて大宮花の「花回し」が始まります。↓
04念仏踊り.jpg
【花を倒さないよう懸命に踏ん張る担ぎ手】
 
 花が倒れると見物の人々が花を取りに駆け寄ります。危険を顧みずフライング気味にダッシュダッシュ(走り出すさま)してゲットする地元のおばちゃんはさすがですねexclamation
 この花を持ち帰ると1年健康に過ごせるといい、また田畑の虫除けに効くぴかぴか(新しい)とも言われているそうです。
05念仏踊り.jpg
【花を奪い合う見物の人々】

 来年こそは見に行って花を持って帰りたいと思いますパンチ

 今後も出雲の無形文化財を素人目線でゆる〜く紹介していきます。
 次回は斐川町坂田地区の『土手町神楽』の予定です。お楽しみに!
〜出雲の無形文化財〜その3 『荒茅盆踊り』 [2016年08月10日(Wed)]

 こんにちはわーい(嬉しい顔) 出雲市文化財課の無形文化財担当柳楽です。

 毎日暑いですね晴れたらーっ(汗) 特に8月に入ってからは半端ない暑さですふらふら

 高校野球野球はわが母校の出雲高校が春夏連覇を狙う奈良県の智辯学園と対戦しました。結果はご存じのとおり力及ばず残念でしたが、出雲らしい爽やかな戦いぶりでした。
 昼の一番暑い時間帯の試合のなか、選手も応援に行かれた方も大変お疲れ様でした。

 さて、今回も出雲市の無形文化財である伝統芸能の一つをご紹介したいと思います。

 夏と言えば夏祭り。夏祭りと言えばってことで今回はこれです!
 ↓ (ドンexclamation×2)                                
第44回無形文化財発表会 189.jpg

 長浜地区に伝わる「荒茅盆踊り」(昭和34年8月1日市指定)です。

 今月7日に市内各地の盆踊りが披露される「出雲神話まつり」に行ってきました。
  ↓
無題.jpg
IMG_0814.jpg
【人々で賑わう歩行者天国の駅前通り】


 江戸時代の少し前、安土桃山時代に出雲大社の巫女で女性芸能者であった出雲阿国(いずものおくに)が、京で「かぶき踊り」をして現在の歌舞伎の元になったと言われていますが、荒茅盆踊りは、その阿国が大社(杵築地域)で伝えた「念仏踊り」に由来すると言われています。大河ドラマ『真田丸』ではシルビア・グラブさんが出雲阿国の師という設定で演じていましたね。

 この日は荒茅盆踊り保存会さんによる盆踊りを拝見しました。
 ↓
IMG_0792.jpg
【出雲盆踊りに使われている「行進踊り」】

IMG_0806.jpg
【扇子を広げての「安来節どじょうすくい踊り」】

 踊りは、「行進踊り」、「山崩し踊り」、「雀踊り」、「関の五本松踊り」、「安来どじょうすくい踊り」の5つの形があり、出雲神話まつりの「出雲盆踊り」は、この「行進踊り」が使われているんです。

 地域は違えど「アラヤー ハトナーァ〜るんるん」という節を耳にすると、子どもの頃に地元の盆踊りに出かけたことを懐かしく思い出します。もっとも夜店や盆踊りの後の抽選会が目当てだったので、踊りは全然覚えていないんですけどたらーっ(汗) 

IMG_0793.jpg
【三味線、尺八、太鼓の音色で奏でらる盆踊り唄】

 それにしてもこの日も30℃近くの熱帯夜で見てる方ですら汗だれ、こだれあせあせ(飛び散る汗)でしたので、踊られてる方はもっと大変だったと思いますが、涼やかに踊られていました。さすがですね!


 今月14日長浜中央公園広場で行われる「くにびきまつり」では、19時30分から荒茅盆踊り保存会による正調踊りの後、参加者みんなで盆踊りをされます。初心者でもOKですのでぜひ出かけて一緒に踊ってみてください。

 ちなみにこちらのお祭りも夜店抽選会があるそうですよ揺れるハート

 今後も出雲の無形文化財を素人目線でゆる〜く紹介していきます。
 次回は荒茅盆踊りの由来となった「念仏踊り」の原型といわれる『須佐神社の念仏踊り』の予定です。お楽しみに!
〜出雲の無形文化財〜その2 『直江一式飾り』 [2016年07月28日(Thu)]

 こんにちはわーい(嬉しい顔) 出雲市文化財課の無形文財担当の柳楽です。

 夏真っ盛りですね。ふと気づくと花火の遠音が聞こえたりします。神西湖の花火は音が近くてドンッ!と体に響く感じで結構いいですよ。私のお気に入りスポットです。手(チョキ)

 さて、今回も出雲市の無形文化財である伝統芸能の一つをご紹介したいと思います。
 今回はこれです!(ドンるんるん
      ↓

IMG_0750.jpg

 斐川町直江地区の「直江一式飾り」です。(平成4年7月7日市指定) 

 前回、平田町の「平田一式飾」をご紹介しましたが、出雲市にあるもう一つの一式飾りです。
 直江一式飾りは陶器だけを使って人物、動物、花木を巧みに組み合わせながら一つの場面を作ります。

 今月17日、直江一式飾りが展示される「なおえ夏祭り」に家族で行ってきました。
 浴衣を着た人々が、約500メートルの歩行者天国となった直江町内の通りを賑やかに行き交い、豪快で魅力ある各町内の一式飾りがお祭りに華を添えていました。

 今年の一式飾りは一席となった作品をはじめ『真田丸』が盛りだくさんでしたよ。

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【特選 一席 「真田丸-死守!大阪城-」】

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【準特選「真田丸」】

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【特選 二席「幸村出陣」】

 今にも駆け出してきそうな迫力ある馬上の真田信繁(幸村)で、「お〜っexclamation×2て感じでした。
 やっぱり大河ドラマの影響はすごいですね!

 真田丸以外にも各町内とも趣向を凝らした作品で、楽しませてもらいました。

IMG_0751.jpg

【特選 三席 「金魚すくい」】

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【「恵比須様の鯛釣」】

 なおえ夏祭りは、直江の金刀比羅宮にある「火防」の御利益で有名な秋葉大権現のお祭りで、直江一式飾りでは飾り宿の前に「はしご」で境を作って、両脇に松を立てる風習があり、火消し道具に見立てて飾って火事に遭わないようにお祈りするんだそうです。

 歴史も古くて、あの「暴れん坊将軍」で有名な八代将軍徳川吉宗の頃から300年近くも続いているそうですよ。

 金刀比羅宮にも今回初めてお参りしてみました。

IMG_0746.jpg

 
 行列ができているので「何だろう?」と思っていたら…

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 「茅の輪くぐり」というのがありました。
 夏の暑さを乗り越え、元気に過ごすための神事だそうです。
 病み上がりバッド(下向き矢印)でせっかくのお祭りなのにアルコール禁止だった私にはうってつけでした!
 おかげで今は元気グッド(上向き矢印)ビール飲んでます!

 なおえ夏祭りは斐川町最大のイベントとあって、沿道に出ているたくさんの出店は勿論のこと、地元アーティストのライブカラオケやミニSLの乗車新幹線など大人も子どもも楽しめるお祭りでしたよ。るんるん


IMG_0744.jpg

 なおえ夏祭りは毎年7月17日・18日に直江町内で開催されます。
 今年行かれなかった方はぜひ来年出かけてみてください。

 今後も出雲の無形文化財を素人目線でゆる〜く紹介していきます。
 次回は「荒茅盆踊り」の予定です。お楽しみに!
〜出雲の無形文化財〜その1『平田一式飾』 [2016年07月19日(Tue)]

 こんにちはわーい(嬉しい顔) 出雲市文化財課の無形文化財担当の柳楽です。

 「無形文化財ってなに?」と思われる方もおられますよね。普段あまり耳にしない言葉ですね。

 無形文化財とは正確には「無形民俗文化財」といい、簡単に言うと、正月や盆などの年中行事における慣習や儀式、お祭りで行われる神楽や盆踊りなどの民俗芸能といった、人々の暮らしの中で受け継がれてきた生活文化のことです。

 美術品や建物は触れることのできる形あるもの(有形)ですが、儀式や神楽は人間の行為そのもので形がないので無形というわけです。その中でも将来に引き継ぐべき貴重な文化遺産として認定されたものが無形民俗文化財で、私たちは略して無形文化財と言っています。

 出雲市にも国・県・市に指定された無形文化財が32件あります。ご存知でした?恥ずかしながら私はこの担当になるまで全然知りませんでした・・・たらーっ(汗)

 そんな素人同然の私で恐縮ですが、出雲市の無形文化財をPRするため、数ある無形文化財の一つ一つを分かりやすくご紹介していきたいと思います。
今回はこれっ!(ジャン!!るんるん
  ↓

 1.陶器一式「弁慶と釣鐘」一式飾常設館展示物.jpg
 平田町の「平田一式飾(ひらたいっしきかざり)」(平成元年3月27日市指定)をご紹介します。

 平田一式飾とは、身近な生活用具一式で、歴史上の人物や、神話、おとぎ話、テレビで話題になったものなどの一場面を独特な発想と技術を凝らして飾り競う、平田地域の民俗芸術です。

 上の写真、何と陶器だけで作られているんですよexclamation&question
 背景の細部まで再現されていてすごいですねぴかぴか(新しい)

 平田一式飾では一種類の用具だけで作るのが基本なんです。
 色を塗るのもダメなんですって。
 陶器だけとは思えないですよね〜

 次の写真は自転車部品だけで作られています。
 まさに芸術・・・ですね。
2.自転車部品一式「海老」.jpg
【自転車部品一式「海老」】

 
 平田一式飾は、何と江戸時代後期の寛政5年(1793)から始まったと言われ、220年もずーっと続いているんだそうです。

 平田天満宮の祭りには各町内が腕を競って飾られ、お神輿がそれぞれの飾り宿を廻ります。
 ↓
 
3.平田天満宮祭御神幸(各飾り宿を廻る).jpg
【平田天満宮祭御神幸(各飾り宿を廻る)】

 
 一式飾は平田本陣記念館、一畑電車雲州平田駅、出雲市役所、JR出雲市駅、出雲空港などの施設で展示されてますのでお立ち寄りの際はぜひ探して見てみてください。

 最近では、「ゆるキャラ」の名付け親でもあるイラストレーターのみうらじゅんさんが、その年の気にいった物や人物などに贈る平成27年「第18回みうらじゅん賞」に選ばれたり、NHK番組「ひるブラ」で紹介されるなど、メディアTVにも度々取り上げられ注目されていますよ。右斜め上

 そんな平田一式飾は、毎年平田天満宮奉納一式飾競技大会で披露されます。
 地元町内が技巧を凝らして制作した力作をぜひご覧になってみてください。

☆日時/平成28年7月20日(水)~22日(金)  展示時間9:00~22:00

☆場所/平田町 平田天満宮、周辺市街地

これは昨年のベスト1に選ばれた作品です。
ネットとかどうやって作ってるんですかね〜
平田一式飾「世界のケイ」.jpg
【平成27年特選出雲市杯 西町 陶器一式「世界のケイ」】

お祭りの詳細はこちらをご覧ください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 
無題.jpg

【平成28年度平田天満宮祭奉納一式飾展示場所案内】


 いかがでしたか?不定期ですが今後も出雲の無形文化財にスポットを当てて、素人目線でゆる〜くご紹介していきたいと思います。ペンぴかぴか(新しい)よかったらまた見てください。
〜出雲市無形文化財のご紹介〜 [2016年07月19日(Tue)]

 出雲市には神楽、獅子舞、盆踊りなど地域で受け継がれてきた伝統芸能がたくさんあります。

 将来に継承すべき貴重な文化遺産として国・県・市の無形民俗文化財に指定されている出雲の伝統芸能をご紹介します。


(詳しくは下記のホームページをご覧ください)


(紹介内容)

これを見れば10分で出雲の無形文化財がわかる! 【ダイジェスト動画】

一目でわかる!地域の宝・無形文化財の分布と特徴 【パンフレット】

神社やお祭りに行って見てみよう!体験しよう!  【無形文化財の上演日程】


=出雲市無形文化財発表会のご案内=

 出雲市では、普段地域でしか見ることのできない無形文化財が一堂に会して共演する発表会を毎年開催しています。今年の第51回発表会は11月27日(日)に平田文化館で開催予定です。神話の国の伝統芸能を堪能する絶好の機会です。ぜひご来館ください。

(入場料:当日500円/前売り400円 ※入場券は10月中旬頃から販売開始予定です。)

【お問い合わせ】出雲市役所 文化財課 電話0853-21-6893


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【神楽】

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【獅子舞】

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【盆踊り】

平田1.陶器一式「弁慶と釣鐘」一式飾常設館展示物.jpg

【一式飾り】

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【神事花】
〜出雲市文化財保護審議会委員講座「鰐淵寺の文化財−修験の聖地の神仏習合−」を開催しました〜 [2016年03月12日(Sat)]

 国指定史跡「鰐淵寺境内」に関連するテーマで、3回シリーズでお送りしている「出雲市文化財保護審議会委員講座」。3月12日には、最終回となる「鰐淵寺の文化財−修験の聖地の神仏習合−」(講師:的野克之委員(古代出雲歴史博物館学芸部長))を開催しました。
 的野委員は、神仏習合や中世神話について説明された後、たくさんの写真を紹介しながら、鰐淵寺に残る「謎の神像」等について解説されました。
 受講者のみなさんには、今回の講座で国史跡「鰐淵寺境内」の魅力を再発見していただけたのではないでしょうか。
 出雲弥生の森博物館では、今後も様々な博物館講座を開催する予定です。お楽しみに!

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〜鰐淵寺境内(がくえんじけいだい)が国史跡に指定されました!〜 [2016年03月01日(Tue)]

 北山の山中に厳かにたたずむ古刹・浮浪山鰐淵寺。その境内地が、平成28年3月1日付けで正式に国史跡に指定されました。
 山深い自然に包まれた境内、最上段に堂々と建つ根本堂、悠久の歴史を感じさせる僧坊跡など鰐淵寺は魅力満載です。この機会に、みなさんも鰐淵寺を訪れてみませんか?

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(写真:新緑に包まれた鰐淵寺根本堂)

※国史跡とは、寺院、集落跡、古墳などの遺跡のうち、歴史・学術上価値の高い史跡です。出雲市内には、今回の鰐淵寺境内を含め12の史跡があります。
〜出雲市文化財保護審議会委員講座「陶磁器が語る中世寺院−鰐淵寺と大山寺を中心として−」を開催しました〜 [2016年02月27日(Sat)]

 昨年秋に国指定史跡の答申を受けた「鰐淵寺境内(がくえんじ境内)」に関係するテーマでお送りしている出雲市文化財保護審議会委員講座。
 第2回(2/27開催)は西尾克巳委員(大田市教育委員会石見銀山課特任講師)を講師として「陶磁器が語る中世寺院−鰐淵寺と大山寺を中心として−」 というテーマで開催しました。
 
 講座では、実際に陶磁器を見て触れてもらいながら、解りやすく鰐淵寺のすばらしさをお話していただきました。今回の講座には、史跡としての鰐淵寺に関心のある方以外にも、焼き物に関心をお持ちの方など、多くの方に受講していただきました。

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次回の出雲市文化財保護審議会委員講座は・・・

第3回 3月12日(土)14:00〜
「鰐淵寺の文化財−修験の聖地と神仏習合−」
 講師 的野 克之 氏(古代出雲歴史博物館学芸部長)

お申し込みは下記HPから。
http://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1450932730620/index.html
職員リレー講座「遺構が語る出雲大社−近年の発掘調査成果−」を開催しました [2015年07月06日(Mon)]

 出雲市の文化財や歴史、最新の発掘成果について、文化財課の職員がわかりやすくお伝えする「職員リレー講座」。今年度のシリーズ最終回は、7月4日(土)に「遺構が語る出雲大社−近年の発掘調査成果−」というテーマで、三原 一将(文化財保護係)が話しました。
 平成22年から行われた発掘調査結果について、写真や資料に加え、現地での発掘エピソード交えて解説しました。また、現在行っている「銅鳥居修繕に伴う発掘調査」の最新状況を伝えました。

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 5月から3回シリーズでお届けした今年度の職員リレー講座はこれで完結です。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。当博物館では、今後も各種講座を計画しています。お楽しみに!
来原岩樋(くりはらいわひ)が土木遺産に認定されました [2015年06月22日(Mon)]

 来原岩樋(大津町上来原)が、昨秋(平成26年9月26日)に日本土木学会による「土木遺産」に認定されました。これを受けて、地元の大津町では6月26日に記念式典と記念講演会が行われました。
 来原岩樋は、約300年前の元禄13年(1700)に工事が完成したとされ、その12年後、高瀬舟を通すために3段のゲート(閘門:こうもん)が再掘削されました。「閘門式構造」としては日本最古級の土木施設です。
 そして、この工事および樋門の維持管理を「本田家(もと本多家)」が300年来、一貫して世襲されていることでも、稀有な施設です。
 卜部忠治先生の記念講演会では、岩樋開削時、松江藩は最悪の財政状況の中、民間資本だけで工事がなされたこと、この来原岩樋は樋守の本田家なしには300年間も維持できなかったこと、などを話されました。
 15代樋守・本田晴夫さんの談話では、「ナマズの尾」(取水口への土砂流入を防ぐための盛土)が、放水路事業でなくなってから、樋門の維持管理が難しくなっていること、300年つづいた世襲による管理方式が、今後どうなるのか、話をされました。
 出雲平野の西半分の農地を、300年に渡って潤し、かつては奥出雲の産物などの流通に大きな威力を発揮した岩樋。弥生の森にも近いので、ぜひ、行ってみてください。

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説明看板の除幕式

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表彰される本田晴夫氏

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来原岩樋
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