〜本日から開催!速報展「出雲平野に眠る大集落 京田遺跡発掘調査成果」〜 [2017年12月06日(Wed)]
京田遺跡は神西湖の南側、出雲市湖陵町常楽寺に所在し、発掘調査では縄文時代の後期中葉頃(約3,500年前)の集落跡を確認しました。 湖陵町周辺では、これまでにいくつかの縄文時代の遺跡が知られていますが、集落の様子が分かる事例はあまりなく、また出雲平野全体のなかでも明らかになっていませんでした。 今回の発掘調査では竪穴建物跡などの遺構のほか、多量の土器や石器を確認し、多くの人々が暮らした集落であったことが分かりました。また関東地方や九州地方など他地域が持ち込まれた土器(外来系土器)が出土しており、遠く離れた地域とも盛んに交流を行う豊かな縄文文化が出雲平野にも栄えていたことを示す重要な発見となりました。 この機会にぜひご覧ください。 異形台付土器 ※全体が水銀朱で赤く塗られている (山陰地方で初の出土であり、西日本でもほとんど確認されていない特殊な土器) 【ギャラリートーク】 展示の見どころを分かりやすく解説します! 日 時:1月21日(日)10時〜 申込み:不要 |