特別展関連講座「愛媛県松山市
葉佐池古墳のお葬式」を7月28日(土)に開催し、約50名の方々が聴講されました。
講師は松山市考古館の
栗田茂敏さん。葉佐池(はざいけ)古墳の発掘調査を担当された方です。
葉佐池古墳は松山平野を代表する国指定の古墳で、国富中村古墳と同様に
未盗掘の状態で見つかりました。
この古墳は長さ41m、幅23mの楕円形墳で、6世紀中ごろから7世紀前葉までに5つの石室が次々と造られ、埋葬が行われました。
なかでも2号石室では埋葬後しばらくたって
木棺がバラバラに壊され、その破片が足の踏み場もないほど散乱していました。これは棺を壊す行為が
国富中村古墳だけではないことを示す事例となっています。
直接調査に携わった栗田さんのお話を、参加された皆さんは、興味深そうに聞き入っていました。
この講座に参加したかったけど、都合で行けなかったという方は、ぜひ開催中の
特別展にお越しください!葉佐池古墳で行われた儀礼を紹介するコーナーも用意しています!熱心に聞き入る参加者のみなさん
葉佐池古墳の紹介コーナー
なんと模型は栗田さんの手作り!器用ですね〜!葉佐池古墳の儀礼で壊された品々も展示してます!