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ラーメン中河 [2011年11月03日(Thu)]

らーめん中河

例年より暖かい日が続いていますが
これからますますラーメンが恋しくなる季節。

盛岡を代表するラーメン屋さん中河に行ってきました。

創業昭和30年。

場所は本町。
近くには盛岡築城時の青銅製の擬宝珠(ぎぼし)で有名な上の橋があります。

訪ねたのは11月2日、午後2時頃。

お昼過ぎといこともあって、
店内には先客が5〜6名。

ここは「どんなラーメンをを食べようか」とか
「何をトッピングしようか」などと悩む必要はありません。
さらには「大盛りしようかな」という誘惑さえも無縁です。

あるのは「中華そば」一点。
ライスもありません。

ある意味潔いとまで言えます。
(中には一人で二つ注文するツワモノもいるとか)

といことで、物が上から下に落ちる必然のように
注文したのは中華そばです。

中華そばという名前の響きさえ昭和を感じます。



厨房では女将さんが大きな鍋で麺を泳がすように茹で始めました。

茹で加減を確かめるように麺の味見をする姿が印象的です。

さあ、ラーメンが運ばれて来ました。

いつもながらの美しいスープです。


これほどにまで澄むものなのかと
驚くそのスープは輝くような黄金色。

今流行の豚骨・魚介Wスープ、背脂チャッチャ系とは
まったくもって一線を画すものです。

トッピングもシンプル。
脂身のない薄めのチャーシュウが2枚、
控えめなメンマ数本、
そして葱と海苔だけです。

さて、スープを一口。

見た目同様、非常にクリアな味わい。
しかし、薄くない。

これが中河のスープの真骨頂です。
良質な食材をふんだんに使い
何度も何度もこまめにアクを取り去って仕上げれたスープです。

普段から化学調味料たっぷりのラーメンや
脂ギトギト味濃い目のラーメンを食べている人には薄いかもしれません。

しかし、そんな人こそ是非丁寧に作られた中河のラーメンを食べていただきたいのです。

力づくではない優しい思いを感じるスープです。

麺もこのスープだからこそ生きる繊細な麺です。
この麺を食べてみて先ほど女将さんが一食一食
麺の茹で加減を確かめていた理由が分かります。

当然ですが、固すぎても柔らすぎても
それがすぐに露見してしまうクリアなスープなのです。
 
ご馳走さま。
最後まで美味しく美味しく頂きました。

そして、いつも思うのです
「もう少し食べたいなぁ」と。

実はこれが中河のラーメンの最大の特徴なのです。


全てが控えめでクリアで正直な味わいのラーメンですが
中河のラーメンが長い間盛岡で愛され続けてきたのは
盛岡の人の気質に相通じるものがあるからではないでしょか。

そんな中河のラーメンがあることに盛岡に住む私は誇りを感じます。

さて、そろそろ食べ始めてから3人目の来店で
麺は売り切れということで、閉店。
時刻2時10分。
ぎりぎりセーフでした。

今日も美味しいラーメンご馳走さまでした。


帰るときはのれんは下げられていました。

営業時間は短めなのでご注意。

車で来ても安心。
駐車場も目の前にあります。





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