酒盗味噌 [2011年07月30日(Sat)]
酒盗味噌
7月30日より根菜屋に新しい酒の肴が登場します。 酒盗味噌です。 酒盗とはかつおの内臓の塩辛です。 かつおはかつお節でも分かるとおり旨みの塊です。 そのかつおの内臓の塩辛は発酵により さらに旨みが増します。 お酒との相性は抜群で 酒を盗んでまでも飲みたくなるほど と言うのは絶対的に頷けます。 また、なめ味噌という言葉があるように 味噌もお酒の肴です。 正岡子規の句にもよくなめ味噌が出てきます。 「我ねびり彼なめる柚味噌一つ哉」 臥す子規と見舞いの友 二人の間をしみじみと繋ぐのは 一個の柚子味噌です。 「客あり柚味噌探し待つ只一つ」 来客にせめてものもてなしをと家中を探して見つけたのは 只一つの柚子味噌。 子規の思いやりが伝わります。 この最高の酒の肴がタッグを組んだのが酒盗味噌です。 酒盗は沖縄の‘わたがらす’。 沖縄近海の新鮮なかつおの内臓塩辛です 。 味噌は軽米・大黒醤油の‘豆味噌’。 根菜屋ではこの酒盗味噌を豆腐に乗せました。 1人前300円。 豆腐は緑生園の豆腐。 県産の大豆100%の一回搾りの豆腐。 私が知っている限り最高の豆腐の一つです。 余りの旨さにも焼酎も進んでしまいます。 ついつい飲みすぎてしまいそうになるのでご注意を。 ということで私も句をひとつ。 「酒盗味噌 よい子は真似を しないでね」 7月29日のメニューです。 |