不思議な食べ物(その2) [2011年05月30日(Mon)]
不思議な食べ物(その2)
矢巾のラーメンタイジで手に入れた 一見するめと思わせるこの茶褐色の板。 これはラーメンの上には欠かせない「メンマ」の元 乾燥メンマです。 メンマは日本独自の呼び方で、中国では乾筍です。 乾筍は麺類の上に乗ることは一般的ではなく、 肉等と一緒に炒めることが多いようです。 乾燥メンマの原料は麻竹という成長すると 30メートルにもなる竹の竹の子です。 竹の子といっても人の子どもほどの大きさになります。 この大きな竹の子を乾燥させてメンマにするのですが、作り方に驚愕です。 まず、竹の子を茹でてから板状に切り分けます。 たっぷりの塩とともに竹かごに詰め、 土の中で1ヶ月も貯蔵します。 竹の子はその間に発酵し独特の旨みを出します。 1ヶ月したら土から掘り出し天日で乾燥させて乾燥。 竹の子を食べるためにここまで努力することにあきれるとともに 食に対する人間の執念まで感じます。 この乾燥メンマを食べるようにするために柔らかく戻す必要があります。 しかし、柔らかく戻す手順にも驚きです。 その戻し方は次回に。 |