夏おでん

既に日差しは夏模様の盛岡。

本日より季節限定の夏おでんがスタートします。

夏おでん？
そうです、夏おでん。

夏おでんの特徴その１

夏おでんは出汁が違います。

さつま揚げやつみれ等の練り物から出る旨みが
おでん出汁の旨みを支えています。

しかし夏は練り物のおでん種よりもナスやトマト等の野菜種に人気が移ります。

そうすると練り物から出る旨みを補う必要があります。

また、食欲が低下する夏は濃厚な出汁のおでんよりも
軽快な風味の出汁のおでんのほうが箸が進みます。

ということで夏おでんの出汁には厚削りの鰹節に加えて
仕上がりに極薄く削った花かつおを追加します。

鰹節のダブル効果で出汁の旨みが増すとともに
今まで以上に香り立つ出汁となります。

夏おでんの特徴２

夏おでんには期間限定のおでん種が数種類登場します。

最初にご紹介するのは餃子揚げです。

暑い夏を乗り切るためにはスタミナが必要。
スタミナといえばにんにく。
にんにくといえば餃子。
三段論法により餃子の具をおでんにしてみました。

と言ってもそのまま餃子がおでんの鍋に入るわけでは有りません。

餃子の具をさつま揚げに使うすり身で包んで揚げます。

さつま揚げと餃子が一緒に楽しめて、スタミナも付く。

生ビール、冷たい日本酒、焼酎ロックや水割り。
楽しい夏がさらに楽しくなる。

夏おでんの一番バッターとして最高の役回りです。

新鮮な鱈を使ってすり身を作ります

餃子の具をすり身で包みます

油で揚げます

中はこんな感じ

これで１人前２２０円