■吉野熊野新聞2面 9月18日 頼もしき学生パワー IVUSA70人が支援に豪雨災害からの復旧へ様々な団体、個人ボランティアが続々と南紀地方入り。流木の撤去や泥のかき出し、清掃、炊出しなど広範囲にわたる作業で住民を喜ばせている。
そんな中、全国各地の災害救援など豊富な経験をもつ大学生による団体「IVUSA(NPO 法人国際ボランティア学生協会)」が8日から熊野市を訪れ、熊野市の災害ボランティアセンターに登録。金山町の県立少年自然の家や紀和B&Gセンターを宿舎とし、井戸町や有馬町、紀和町などで活躍している。
同団体は関東で約1000人、関西では約400人の会員が在籍。今回は会員の祖母宅が井戸町にあることもあり、関西の会員が中心となって熊野へやってきた。
井戸町や有馬町では住宅の床下に溜まった泥のかき出しや石灰散布作業を中心に行い、16日から18日までは70人が紀和町へ。壊滅的な被害を受けた小船地区を中心に作業を行った。
学生らは東日本大震災の被災地でも救援活動を行っており、実績、経験とも豊富。移動費や宿泊費、食費なども自分たちでお金を出し合って工面しているという。
支援された人は「若者が一生懸命に作業をしてくれる姿に涙が出ました。本当に嬉しかったです。ありがとう」などと感謝した。
学生たちに帯同している理事の外木絢子さんは「住宅の床下に泥が溜まるど見た目ではわからない被害も多い。高齢者の方などは除去作業が大変。少しでもお役に立てればおちう思いでやらせていただきました」などを話していた。