(特)Endeavor Japanの就労支援事業所を訪問した。
ここでは主に、A型とB型で、リネンをやっている。
経営の安定化を図るための安易な就労移行支援事業は行わないんだというポリシーのある事業所であった。
リネン事業以上に、理念のほうがすごい。『障害があるない、重い軽いにかかわらず「頑張りたい人が頑張れる場所」。』
「障害が重い軽いにかかわらず」は分かる。でも、「ある ない」とはどういうことなのだろう。
統括事業長を務める松浦さんと話す。
元少年課の刑事という異色の経歴である。
松浦さんは、刑事時代に知的障害者を逮捕したことをきっかけに、福祉作業所を知った。
そこでの利用者が働く姿を見て、がんばれる環境があれば少年の更生にも役立つと感じた。
少年が、やり直すための受け皿が社会にないから、少年院が最後の砦になってしまうという現実。
<逮捕→少年鑑別所→家庭裁判所→少年院>
この流れに、福祉施設が割って入って、彼らを支援する受け皿になることができないだろうか。
青少年健全育成を福祉の現場で行うという志と引き換えに、警察手帳を手放したそうだ。
そんな思いきったこと、やすやすとできない。
障害者自立支援法の施行による規制緩和等を後押しとして、就労支援事業所を設立した。
障害のある人だけでなく非行歴のある子どもも社会で自立した生活を送れるよう支援するというコとに取り組んでいる。
それをかなえるためには、まずは日中活動の場となる事業所の安定化と、暮らしていく場の整備が必要であると思う。
まだまだ障害者福祉事業所として成長しなければならない。ハードの助成でよければ、積極的に支援したいものだ。
話を聞いていると、「居場所をつくり、自立を目指すための受け皿になる」ということでは、福祉と健全育成は共通する部分が多そうだ。
そう考えると、松浦さんの経歴はあながち異色ではないような気すらしてくる。
何らかの良い形で応援したい事業に出会えたし、また逆に力を貰える訪問であった。
2010/02/04訪問