8月28日(月)石巻市開成のNOMCOホールにて、(公財)共生地域創造財団主催のもと「第2回ともいきシンポジウム「被災地から考える社会保障フォーラム」」が開催されました。
当団体は3団体の協働によって東日本大震災の支援活動を目的に組織された団体で、石巻事務所では、生活相談、就業訓練、フードバンク事業など、相手との信頼関係を作り自立の部分まで支援していく「伴走型支援」と称した支援を行っています。
ともいきシンポジウム第二回目となった今回は、「持続可能な社会保障制度の構築に向けて」というテーマで、早稲田大学大学院法学研究科長の菊池馨実さんよりお話がありました。
次に「社会保障の受け皿としての地域のかかわりと地域福祉へのアプローチ」というタイトルで、菊池さん、(特非)スマイルシードの黄本富士子理事長、共生地域創造財団の奥田知志代表理事、石巻統括の末永博さんによるパネルディスカッションが行われました。
スマイルシードの黄本理事長は「「生きててよかった」と思える人がたくさん増えて欲しい、そんな町、人間関係ができたらいいと思う」と今後の石巻のビジョンについてお話され、共生地域創造財団の奥田代表理事は、「「格差・貧困・経済困窮」「社会的な孤立」の二つの大きな課題をどう解消していくかが、生活困窮者自立支援法にかかっている。ありとあらゆる枠組みをつかい、誰もが「生きててよかった」と思える社会を作りたい」とお話してくださいました。
(渥美)