3月22日(水)こもれびの降る丘遊楽館で、みやぎ里親センターけやき主催のもと、映画「さとにきたらええやん」の上映会が行われました。
この映画は、大阪市西成区釜ヶ崎で活動しているNPO法人こどもの里の子どもたち、子どもたちを支える職員や地域の人々に密着したドキュメンタリーです。
こどもの里は、障がいの有無や国籍の違いに関わらず0〜20歳までの子どもが無料で利用できる居場所として、子どもたちの遊び場であるとともに、親や大人たちも休息できる場として、1977年より活動されています。
学童保育や緊急一時宿泊、親と暮らせない子どものためにファミリーホームなどの居場所も提供しており、それぞれの家庭の事情に寄り添い、地域の貴重な集い場として在り続けてきたそうです。
「こども夜回り」として、子ども達自身が、野宿している人たちを訪問する活動も行っているそうです。
上映の後はこどもの里の理事長である荘保共子さんによる講演があり、活動の中のお話や子どもの権利、里親制度についてのお話がありました。
「子どもには、生きているだけで素晴らしい、そのままでいいんだということを伝えたい」「こども夜回りでは、実際に触れて、感じることで、お互いが大切な存在であることに気付いて欲しい。それが自己肯定感につながっていく」など、約40年にわたり子供たちの支援を行っている荘保さんの言葉一つ一つにはとても重みがあり、会場に集まった多くの来場客も真剣に耳を傾けてました。
(渥美)