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仕事のミスは何故起きる? [2017年07月18日(Tue)]
 仕事で間違いが起きる場合がある。それは、いろんなケースがあげられるが、殆どはケアレスミスやチェック漏れによるものである。こういう仕事のミスが起きると、管理者・上司は間違いを起こした本人を厳しく叱責することになる。あくまでも、仕事のミスは本人の問題だと考えるからである。ケアレスミスを起こすのは、集中力が足りないからだと責める。管理者は仕事に対する姿勢が悪いからだとか、責任感がないからミスが起きるのだと追及して、今後ミスが起きないように注意を怠らないようにと指導しがちである。確かに間違ってはいないけれど、こういう注意指導の仕方はあまり効果がないことを、会社の上司は知らない場合が多い。

 会社における管理者は男性のケースが多い。そして、その男性の上司は優秀だから出世しているのである。学歴や教養が高くて、仕事も出来る。中には、仕事が出来ないのに上司に対するごますりや迎合だけで出世するケースもあるが、評価が高くて仕事ができる優秀な社員が管理者になる場合が多い。その優秀な上司のエリート社員は、叱り方や指導の仕方がけっして上手ではないケースが少なくない。何故なら、自分を基準にして部下を叱るからである。自分ならばそんなミスなんか起こさないと思っているし、間違いを起こす社員を蔑んでいるからである。ミスを起こした社員の気持ちになり切って考えないし、ミスを起こした社員の心を深く洞察していないのである。ミスが起きたバックグラウンドにも目が行っていないのである。

 ケアレスミスはどんなケースでも起きるものである。何故なら、人間とはケアレスミスを必ず起こす生き物だからだ。どんな人間でも、ミスを絶対に起こさず完璧に仕事をこなすようなことはない。少なからず、ミスは起こすのである。そして、上司たるものは、そのことを先ず認識していなければならない。さらに、ケアレスミスを必要以上に糾弾したり、しつこく責めたりはならない。また、ペナルティを与えてもいけない。人事考課にもケアレスミスを評価の対象にしてはならないのである。勿論、手抜きをしたりわざと指示を無視したりした場合は、厳しい処置が必要だ。しかし、ケアレスミスを皆の前で叱ったり馬鹿にしたりすることは、絶対に避けなければならない。かえって、ミスを続発させるからである。

 仕事でミスを起こすのを管理者たるものは予想しておかなければならない。そして、そのミスをチェックするシステムを作っておかなければならない。一人の社員にすべての責任を負わせるようなことをしてはならないのである。仕事上における失敗の責任は上司たるものが負うべきである。部下が間違いを起こしたとしても、すべての責任は上司にある。それを見抜けなかった上司、ミスのチェックをするシステムを構築できなかった上司にあるのだ。さらには、部下がミスを起こさないように業務を遂行できるように指導できなかった上司にその責任があるのは明白なのである。それなのに、くどくどと部下を叱責するのは、上司として失格だと言っても過言ではない。

 さらに付け加えると、仕事のミスが起きるそもそもの原因は、単なるケアレスミスだけではないのである。社員がケアレスミスを起こす職場の背景や環境に注目すべきである。ケアレスミスを頻繁に起こすような職場は、間違いなく楽しくない職場であるし働き甲斐を感じない職場で、職場の人間関係が極めて悪いケースが殆どである。つまり、社員同士の関係性が悪いのである。職場の社員どうしがお互いに協力し合い支え合うような良好な人間関係が構築されている職場ならば、ミスは殆ど起きない。そして、上司の部下に対する思いやりや慈しみ溢れる言動が日常的にあるなら、部下はミスを起こさない。さらには、部下がミスを起こした際には、すべての責任を上司が背負って、部下をけっして責めない上司ならば部下はミスを起こさない。信頼し敬愛する上司を窮地に陥れたくないと思うから、部下はけっしてミスを起こさないぞと心に強く決意するからである。

 また、職場の人間関係だけでなく、会社の経営哲学または理念がしっかり社員全員に浸透しているならば、ミスは起きにくいものである。企業の経営理念として、『全体最適』の哲学がしっかりと根付いているならば、顧客やクライアントに迷惑をかけるようなミスは起きにくい。経営トップや幹部だけでなく、全社員にそのような哲学がしっかりと認識されていて、仕事を通して社会に対する貢献意識が全社員にあり、全社最適を実践しているならば、ミスは起きにくいのである。勿論、こういう企業は間違いなく繁栄もする。つまり、会社の社員どうしの関係性が悪くて、全社最適でなく個別最適の会社風土があるから、社員のミスが起きるのである。つまり、社員のミスはそんな会社風土を作り上げた経営トップと幹部にその責任があると言えるのである。一部の例外はあるものの、関係性を良好にして全社最適を企業哲学にすれば、ミスは格段に減少し仕事は上手く回るのである。
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コメント
Happiersさん、おっしゃることわかります。

@経営陣が哲学もなくて立派でもないのに発展している。
確かに、そういう会社は結構多いです。経営理念もなくて、自分達さえ儲かればよい、社員なんか使い捨てで搾り取ればいいと考えている経営陣がいる会社が、利益を相当に上げて繁栄しているケースもあります。電通なんかはその例です。社員をぼろ雑巾のように使っています。地方の中小企業にも、そういうとんでもない会社はあります。けれども、長い目で見てみると、そういう会社は長続きしません。100年企業、300年企業と呼べるような安定して繁栄している会社は、やはり経営理念がしっかりしていて社員を大切にしている会社です。社員を大事にしなくて、関係性がよくない会社はいずれ滅びます。短いスパンで見れば繁栄していても、自然淘汰されるのです。宇宙の真理とは、一時的なゆらぎはあったとしても、長い時間軸で見れば、落ち着くところに落ち着くように出来ているのです。

A会社を支えているのは、経営陣ではなくて優秀な個である。
それは当然です。経営者だけで会社が成り立つ訳ではありません。そこには、優秀な個が集まってこなければ経営は安定しません。仕事のミスは、優秀な個が集まれば少なくはなることでしょう。しかし、どんなに優秀な個を集めてみても、社員同士の関係性が悪ければ、ミスが頻発します。ましてや、学力が優秀な人材ほど個別最適の観念が強くて、全体最適の意識が薄いのです。自分の評価や地位を最優先で考えます。個のミスは少なくても、連携のミスは増えます。組織におけるミス、忘れ、問題は、個におけるそれのように考えがちですが、実は個と個の間、部門と部門の間に発生しているのです。つまり、それぞれの関係性に問題があるからミスが発生しているのです。東芝の経営破たん、シャープの凋落、富士通の経営悪化、三菱自動車の問題、雪印の食品偽装、すべて社員同士、部門どうしの関係性が悪いから起きた問題なのです。全社最適の理念があって、社員どうしの関係性が良ければあんなことは起きませんでした。以前のソニーでは社員に哲学がありました。関係性が良かったのであんなに繁栄しました。社員に哲学がなくなったので、ソニーは低迷したのです。パナソニックも同じです。あれほどミスが頻発していた日本航空に、稲盛さんがCEOとして入り、社員たちに経営哲学を浸透させました。見事に復活しましたし、ミスが激減しました。トヨタが何故あんなに繁栄しているかというと、チームとして経営しているからです。プリウスチーム、クラウンチーム、カローラチームとして、企画、デザイン、製造、品質管理までひとつのチームで行っているのです。チーム員の関係性が非常に良いからミスがなくて素晴らしい車が出来上がります。チームをまとめているリーダーは素晴らしいです。そういうリーダーを抜擢しているトヨタという会社はすごいです。

確かに、ミスを起こすのは個です。それは間違いありません。しかし、そのミスを起こしやすくしているか、起こしにくくしているかは、組織とそのリーダーです。ましてや、ミスを起こしてもそのミスを最小限にくいとめるシステムを作り上げるのは管理者・経営者の務めです。上手く行っていない会社は個のことしか見ていない会社であり、全体を見ていない会社なのです。
Posted by:Natural  at 2017年07月24日(Mon) 06:01
仕事のミスが少ない会社は、経営陣の考えも良好で発展性があるというのは、ある視点から見れば、確かにそうだと思いますが〜
でも、仕事のミスの無さイコール経営陣の質ではないと思います。
一件、伸びが良い、発展している会社であっても、経営陣が皆さん素晴らしい哲学を持っているかどうかは疑問です。そこには複雑な要素が織り込まれていると思いますね。

人として、どこか欠けているのではないかと思える人物が、トップにいる場合だってあります。
それでも、部下のミスが少ない会社というのは、やはり、それぞれの担当が頑張っているからではないでしょうか・・・
個々の立場で、一兵卒である方々が、色んな意味で良い方向を見つめ成果をあげているからだと思います。

トップ人の思惑で、下の人間はどうにでもなるかのように思われがちですが、決してそうではないと思います。

もっと突き詰めて根源を探れば、やはり社員それぞれの家庭に行き着くか、個々の人間性に係わってくるのではないかと思います。

逆の視点から見つめてみました。
良質な個が集まれば、上下の関係性はさほど影響を受けることなく、ミスは起きないと思います。
会社の経営陣は、そんなに立派な人が集まっているわけではありませんから〜 結構、難癖のある人が多いですよ、だから上り詰められたと考えることもできます。
Posted by:Happiers  at 2017年07月23日(Sun) 21:52
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